スタッドレスタイヤ性能比較 注目の製品展開!

スポーツタイヤ性能比較

 スポーツタイヤの特徴は優れたグリップ性能です。スポーツドライビングをメインに、サーキットから街乗りまでをカバーするハイパフォーマンスとして、各メーカーがフラッグシップに位置付けます。

 トレッドデザインは、路面との接地性を稼ぎ高いグリップ性能を得るために、ブロック面が広く確保されこれがスパルタンさを演出します。

 近年レーシングテクノロジー注入によるハイパフォーマンス化は、一昔前のSタイヤ並みとの評価も。これを経てサーキットでのラップタイム更新を狙うなど、正にレーシングとしての役割も持たせています。グリップ重視の姿勢は、スポーツカーや高出力車をメインにハイレベルな走りを目指すユーザーへ向けられています。

 しかしながら、本質はタイヤそのものの基本形であることも理解したい。加速時の食い付き、ググッと止まるブレーキング、そして剛性によるコーナーリング、更にはウェットでも高性能さを実現するのがスポーツタイヤの特性でもあります。

スポーツカテゴリーの理解

 市販製品としてのスポーツタイヤは、日常走行でも十分な性能を求めたいものです。サーキットに傾倒したものばかりではなく、街中での役割も備わっているのが理想です。

 一般に求められる夏タイヤの基本性能は7つ、ブリヂストンが言っていること。直進安定性、ドライ性能、ウェット性能、低燃費、ライフ、静粛性、乗り心地。これらを程よく持ち合わせることがスポーツタイヤにも期待されます。

 現状国内メーカーではドライグリップ性能強化へ向いています。その為に静粛性や快適性は最小というイメージ。ただそれがスポーツの特徴として受け入れられ、過小に評価されることは少ないかと。

 一方海外メーカーは、圧倒的なグリップ性能に特化した国産スポーツのような流れは少ないかな。スーパープレミアムとしての総合的なバランス性能に長けた位置付けや、コンフォート性能を併せ持つやや快適性に振った方向性が見出されています。コンセプトが異なるということでしょう。

 このことは、国内メーカーと比べレベルダウンしたイメージが持たれてしまうことがあります。国内メーカーのように圧倒的なグリップ神話に対する満足感が必ずしも得られるかは微妙です。

 但し、いずれをも含め総合的な製品展開が近年のスポーツカテゴリーのあり方です。従って追求は必ずしも一つの方向性とは限らず。ドライグリップへの傾倒は飽くまでもそのひとつとして特徴付けされています。

囲い込みの施策が定着

 2018年に囲い込みの施策を強調、2019年、そして2020年もこの流れが続きます。そもそも囲い込みとは何? これ当サイトが示すスポーツカテゴリーにおける細分化です。一緒くたにして来た製品ラインアップを性能別に括りましょう、というもの。現状、多様性に富んだ展開を「サーキット」・「プレミアム」・「ストリート」の3つに区分けします。

 サーキットとはドライグリップの高さを誇る「ピュアスポーツ」をイメージしたもの。対してプレミアムはスーパーカーにも対応する絶対的なバランス性能を誇る「プレミアムスポーツ」を対象にします。そして「ストリートスポーツ」はスポーツカーのみならず、セダンやミニバンなどスポーツ志向の高いユーザーへ広く訴えます。

スポーツタイヤ性能比較

ピュアスポーツ

 

 ドライグリップの高さを誇るピュアスポーツ、純粋な走りの高レベル化、ドライビングの楽しさを高度に実現するイメージを強調したい。

 ピュアスポーツはまず言葉の意味を理解しないと。ピュア=純粋、スポーツ=運動性能に長けたとなるので、純粋に運動性能を高めることを狙ったタイヤ、とすればより理解しやすいかな。ここにはスパルタン、という言葉も添えておきます。

 パターンは大胆なブロック配置を実現し、幅広の溝が過激なデザインを演出します。コンパウンドはレース用タイヤのそれを流用するなど、半端ないレベルに到達しています。熱の入りが万全なら一昔前のSタイヤも超えそうです。

 しかし純粋な、にはSタイヤやトヨタ GAZOO Racing 86/BRZ Raceなどレース参戦を想定した製品は含みません。飽くまで日常的に街中走行もこなす製品が対象です。メーカーが示す一般的市販タイヤの枠は超えない製品に留まります。

 実はサーキット=ピュアスポーツにしたけれど、これを超える新たなポジションに配置される製品群が存在します。よりサーキット志向の強いハイスペックモデルです。競技で勝つために限られた1サイズのみラインアップする「レーシングスポーツ」。そしてピュアスポーツがサーキット初心者なら、中~上級者向けとされる「リアルスポーツ」の2つです。勿論いずれも一般道の走行も可能。

 これを組み入れるか正直悩みました。で結論は従来を維持し組み入れない。メーカーの意向をよぉぉぉく確認すると、やはりピュアスポーツとは一線を引いています。これが決め手かな。一応その考え方は以下のリンク先、スポーツタイヤのカテゴリー展開に判断悩ませる!で詳しく書いていますので確認を。

スポーツタイヤのカテゴリー展開に判断悩ませる!
 現在スポーツタイヤは特性別に括りを細分化し、サーキット(ピュア)・プレミアム・ストリートの3つに区分けしています。  サーキッ…

2020年ラインアップ

 2020年ラインアップ最大注目は、ブリヂストン「POTENZA RE-71R」が進化し「RE-71RS」に進化したこと。4シーズン経過でモデルチェンジは規定通り。スポーツカテゴリーにおけるドライグリップの頂点に位置し、ピュアスポーツを牽引する重要な役割を継承します。

 更にはまだ正式決定ではないけれどヨコハマ「ADVAN NEOVA AD08R」の後継が気になります。既に東京オートサロン等での展示はあるもののコンセプトモデルから脱せず、市販化はいま少し先かな? それともブリヂストンとは歩調を合わせず敢えて‥の戦略なら、なるほど! ですけどね。今シーズンの発売あるのか気になるところです。

 もうひとつ。トーヨー「PROXES R1R」の存在です。発売は2005年なので物凄く前。しかし相変わらず現状維持。進化が期待されるも気配なし。当初は話題性あったし評価も悪くなかったので今のあり方がとっても残念です。

ブリヂストン POTENZA RE-71RS 〔NEW〕

従来同様スポーツカテゴリーにおけるドライグリップの頂点に位置し、ストリートラジアル史上最速を追求 のフレーズも踏襲。Pure Sportを牽引する重要な役割を担う。R=Racing、新たなS=Second/Sportを意味するという。

製品詳細

ヨコハマ ADVAN NEOVA AD08R

パターンはドライ、ウェット性能と耐摩耗性能が評価された従来品の唐草模様にも似たデザインを継承。コンパウンドは従来に対して初期グリップ力とコントロール性の向上を目標に開発され MSコンパウンド2R に進化。

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ダンロップ DIREZZA ZⅢ

従来品は「DIREZZA ZⅡ★」であり更なる戦闘力の向上、と言っていい。謳うのはDIREZZA史上最速のストリートラジアルがさらに進化! サーキットでは連続周回時の最速LAPタイムを1.6%、平均LAPタイムを1.5%短縮。

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トーヨー PROXES R1R

トレッドパターンが斜めカット。Sタイヤのコンパウンドを使いパターンもレイン用Sタイヤと見間違えるほど。グリップ性能に限ればPOTENZAやADVANにも勝る性能を持つと言われたほど‥ 見た目の精悍さもいい。

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ファルケン AZENIS RT615K+

従来品「AZENIS RT615K」の進化となる製品。+(プラス)進化はコンパウンド。相反するグリップ性能と耐摩耗性能の2つをバランスよく向上させ、サーキットでの連続タイムアタックでも安定したLAPタイム向上が主張点。

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グッドイヤー EAGLE RS Sport S-SPEC

注目点は進化したS-SPECコンパウンド。パターンデザインはそのままに従来のグリップ性能と高速走行での操縦安定性を高め、サーキット走行そして街乗りでの安定したハンドリングレスポンスを求めるユーザーをターゲット。

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プレミアムスポーツ

 プレミアムスポーツ、ベースがスポーツであることを考えるとやはりグリップ性能は重要。ただこれに突出したのがピュアスポーツなので、プレミアムはその追求レベルが劣るもののトータル性能向上を掲げます。

 個別にはまず剛性でしょう。構造に高度な技術が採用され、INとOUTで異なるバランスを配すなど、重量ボディーを支えるケースでも加速、停止、そしてコーナリングまで安定した走りを実現します。
 
 またスポーツレベルの快適性にも拘ります。同じプレミアムでもコンフォート系とは異なる静粛性と乗り心地は、走りの印象に大きな影響を与えます。更に耐摩耗性、そして近年は転がり抵抗の低減により低燃費タイヤ化を果たす製品も出現するなど高度化が一層進んでいます。

 スーパーカーをも対象にするその性格は、全体的なバランスに詳細な気遣いが見出せます。その最高レベルに位置付けられるのがプレミアムスポーツの本分です。

2020年ラインアップ

 2018年7月に登場したブリヂストン「POTENZA S007A」は、それまでの「S001」から進化しいよいよ本質が問われる年になりそう。またグッドイヤー「EAGLE F1 Asymmetric 3」は2019年11月に「ASYMMETRIC 5」に移行しています。更にはミシュラン「PILOT SPORT 4S」などラインアップは盛沢山。

 そんな中、ファルケン「AZENIS FK510」が中々いい感じで評価を高めています。コストパフォーマンスに優れ敷居が意外と低い。おすすめ、と言っていいのでは。

ブリヂストン POTENZA S007A

「POTENZA S007A」の役割はプレミアム、そうスポーツでもプレミアムコンフォートREGNOに近い性能イメージ。スポーツとコンフォートに対する極上さ、更には過酷な走行に耐えうる剛性で更にひとつ上の次元へ。

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ヨコハマ ADVAN Sport V105

ハイパフォーマンスプレミアムカーへの新車装着が際立性格から、一般市販タイヤとしてやや馴染み難いのはショウガナイ。しかしながら、トータルバランスを損なうことなく従来を凌ぐ性能には最大の興味が示される。

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ダンロップ SP SPORT MAXX 050+

フラッグシップとなる「SP SPORT MAXX」シリーズの最新作。輸入外国車用を謳い高い操縦安定性能と優れたウエット性能を発揮。グローバル商品として中国・ロシア・中近東・中南米などでも発売される。

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トーヨー PROXES Sport

従来品「PROXES T1 Sport」に比較して低燃費性能、ウェットグリップ性能を大幅に向上、新たなフラッグシップの登場を謳う。ウェットグリップ性能が全35サイズで「a」、転がり抵抗係数も17サイズで「A」を実現。

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ファルケン AZENIS FK510

「AZENIS FK510」は新世代のフラッグシップを謳う。実質「AZENIS FK453」の後継として、サーキットから街中まで現代のハイパフォーマンスカーの足元を支える力強さを強調する。ハイレベルな技術特性は大注目。

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グッドイヤー EAGLE F1 Asymmetric 5 〔NEW〕

高いグリップ力、ブレーキング力および優れたハンドリング性能を兼ね備える。ウェットグリップ性能が全サイズ最高グレーディング「a」。また転がり抵抗係数も20サイズで「A」。スポーツ低燃費タイヤを実現する。

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ミシュラン PILOT SPORT 4S

「Pilot Super Sport」を超える「PILOT SPORT」シリーズ最強を謳う。世界のレーシングシーンで飽くなき情熱と時代をリードしてきた最先端テクノロジーのすべてを結集した、ハイスペック・プレミアム・スポーツタイヤ。

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ピレリ P ZERO

投入された「P ZERO」は3種類で構成、スポーツ走行用、高性能サルーン用(ラグジュアリー)、更にはF1タイヤに比較的近い特性を持つ「P ZERO CORSA」。「P ZERO」はファミリーとして構築するも役割に明確な違いが色濃く示される。

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ピレリ P ZERO NERO GT

「P ZERO NERO」のパターンは継承しコンパウンド系の進化を果たす。スポーツ性能と快適性、そして静粛性を持つオールラウンド性が高い。車の速さを求め大口径のホイールと超扁平タイヤを求める人に最適。

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コンチネンタル SportContact 6

フラッグシップとなる「SportContact」シリーズ最新最強を謳う製品。ストリート用として強烈なグリップ性能を誇る「ContiSportContact 5P」を更に上回る性能を実現した真のスーパースポーツ。世界が認める性能は圧巻。

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ストリートスポーツ

 ストリートスポーツのターゲットはスポーツカーのみならず、セダンやミニバンなどでもスポーツ志向の高いユーザーへ向けられます。

 実はストリートと近い関係にスポーツコンフォートが既に存在します。スポーツとコンフォートの両立で、街中での快適性と走りにも長けた特性が評価されています。ならこれとの差別化はどうよ?

 正直距離間は微妙。それを踏まえ敢えて差別化を図る必要があります。とすればひとつはスポーツブランドの踏襲かと。例えばブリヂストンなら「POTENZA」、ヨコハマなら「ADVAN」、ダンロップは「DIREZZA」など。

 またスポーツコンフォートに対して快適性への期待値が異なります。スポーツへ飛んでいるイメージなので快適性は遠い。従ってターゲットのひとつになるミニバンでも、剛性面でのアドバンテージを得てふらつきや偏摩耗などの抑制を図り、より安定しキビキビした走りが期待されます。しかし、同時に快適な乗り心地はやや遠のくイメージ。

 というプラスとマイナスが想定される中でも、街中での安定的な走りによる扱い易さを提供するのが最大主張点になるのでは。

2020年ラインアップ

 注目の新製品はブリヂストン「POTENZA Adrenalin RE004」でしょう。2014年に「RE002」が国内初投入。そして僅か1年後の2015年に「RE003」へ。2016年からは軽カーへ向けたサイズが追加されました。ということで今回の進化も期待されます。

 その他は従来を維持。ただヨコハマ「ADVAN FLEVA V701」やダンロップ「DIREZZA DZ102」、そしてミシュラン「PILOT SPORT 4」などセンセーショナルに登場した製品がラインアップされており競争は激しいです。

ブリヂストン POTENZA Adrenalin RE004 〔NEW〕

メーカー主張はカジュアルスポーツを謳う。ストリートスポーツの日常版、とでも言えばいいか。スポーツ走行に対する拘りを持ちつつも、走行環境は街中がほとんど。その中でもキビキビとしたレスポンスの良さやグリップを感じたい。

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ヨコハマ ADVAN FLEVA V701

転がり抵抗低減によるスポーツ低燃費タイヤを謳う。素直な操作性、高いウェット性能、そして静粛性に優れる。街中での快適性とスポーツ性能に対する要求を底辺から支える懐の広い性能を備える。実質「S.drive」の進化系。

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ダンロップ DIREZZA DZ102

DZ102専用コンパウンド と 新パターン を採用、従来品よりドライブレーキ性能3%、ウェットブレーキ性能5%向上。セカンドブロックを一体化させた 新パターン と剛性を高めた 新構造 の採用で騒音エネルギー26%低減。

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グッドイヤー EAGLE REVSPEC RS-02

スポーツ性能を重視しながらもウェット性能、乗り心地や静粛性能を備える。どちらかといえばギンギンのスポーツタイヤレベルより街乗り重視のユーザーにお勧め。スポーツをベースにコンフォートの性能を加えた。

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ミシュラン PILOT SPORT 4

EVのフォーミュラレースであるフォーミュラEで磨かれたレースタイヤの技術を応用。接地面に対する溝の割合を示すボイドレシオが、フォーミュラEレース用と同じ26.4%を誇り高いグリップ性能を発揮する。

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ピレリ DRAGON SPORT

新たな「P ZERO」と同じテクノロジーで開発され、APACの市場特性から生まれるニーズに対応する。本質はライトスポーツとしての性能と価格双方を満たす、実はここが最大主張。従来品「DRAGON」の後継でもある。

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コンチネンタル ContiSportContact 5

ストリート用としては強烈なグリップ性能を誇る「ContiSportContact 5P」と基本コンセプトを同じにする。ウェットグリップ性能や耐摩耗性能など安全性能を高め、ストリートでの扱い易さを高めたのが特徴。

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