2021年シーズン 夏タイヤ市場の特性はこう!

ピレリ P ZERO(PZ4)の特徴

概要

ピレリのレーススピリットを色濃く示すのが P ZERO の本分

スポーツ走行用「SPORT」、高性能サルーン用「LUXURY」を詳細化。しかしながらオーダーメイドを主張し発売当時で既に60車種のホモロゲ―ションを取得。パーフェクトフィット戦略が本筋。

製品情報

 ピレリのレーススピリットを色濃く示すのが「P ZERO(ピー ゼロ)」です。コンセプトはモータースポーツに由来し、世界ラリー選手権(WRC)グループBの怪物として知られたランチア「デルタS4」用タイヤとして、1985年終盤から1986年にかけ誕生しました。

 乗用車用「P ZERO」として投入されたのは1987年、フェラーリ「F40」のために開発されたもの。そのままレースに出られる市販車を、というエンツォ・フェラーリの基本理念をタイヤ側から具現化したものです。

 2007年に投入された「P ZERO」は、乗用車用初代から20年後となる記念の製品であることを強調。新コンパウンドの開発を可能にするナノテクノロジー、限界ぎりぎりでの走行負荷でもタイヤの変形を低減する新ハイブリッド素材が採用され、長寿命でノイズ低減も実現しています。

 その後もコンセプトを変え、名称も「P ZERO‥」など新たなファミリーが登場しています。ただ一貫してモータースポーツに由来する姿勢は揺るがず!

3つに派生

 2016年に投入された「P ZERO」は3種類で構成。スポーツ走行用「SPORT(スポーツ)」、高性能サルーン用「LUXURY(ラグジュアリー)」、更にはF1タイヤに最も近い特性を持つ「P ZERO CORSA(ピー ゼロ コルサ)」です。

 まず1つ目となるスポーツ走行用の「SPORT」はドライグリップに長けたスパルタンと位置付けたいけれど、ここではサーキットから街中までのオールラウンドに区分け。但し、ストリートスポーツやスポーツコンフォートの括りとは異なる時限かと。

 スポーツ性能の高いクルマ向け、としてダイナミックなスポーツ志向の性能を満たすべく溝の刻みを抑えランド比を大きくとり、接地面積を広く取ったトレッドパターンが特徴です。

 2つ目はサルーン用「LUXURY」、いわゆる高性能車を示すけれどスポーツのそれとは異なる高級志向と受け止めます。スポーツ走行に長けながらも快適さを求め高性能セダンに対応する。路面からの衝撃をより多く吸収するより深いグルーブ(溝)を、ショルダー部に配したトレッドパターンを採用します。

 3つ目は名称に一線を引いた「P ZERO CORSA」を名乗りモータースポーツ、特にF1におけるスリックタイヤに近い最もアグレッシブなモデルだという。従ってドライグリップに長けたスパルタンはこっち。ということで「P ZERO CORSA」は別展開します。

パーフェクトフィット戦略

 というように大枠3つで括りながらも、オーダーメイドを主張し2016年の発売当時で既に60車種のホモロゲ―ションを取得。OE(新車認証)装着に力を入れた戦略を取っています。それぞれの特性に主張性を高めながらも、各クルマ専用のタイヤを提供するピレリのパーフェクトフィット戦略がこれです。

 なお、サイズによるけれどランフラットやタイヤ裏側にスポンジを張って静粛性を高めるPNCS(Pirelli Noise Cancelling System)、タイヤが異物によってパンクしても空気圧を失うことなく運転を継続するシールインサイドを採用。他にもビードワイヤーを3種類用意し、クルマの適性に合わせ使い分けているという。

 一方、補修用マーケットを狙ったのが「P ZERO NERO GT」。絶対性能の違いもあるけれど方向性そのものが異なります。ということで「P ZERO」はファミリーとして構築するも、それぞれ役割を明確化したブランドでもあります。

 なお従来までの「P ZERO」と区別するためにこっちの「P ZERO」は(PZ4)のパターン名が添えられます。またサイズラインアップは「SPORT」「LUXURY」が混在し区別し難い‥ そこで当サイトは別表示にしてみました。

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インプレッション

  • 投稿数 【1】
  • グリップ性能
  • ウェット性能
  • 乗 り 心 地
  • 静  粛  性
  • 寿     命
  • 平均評価値(5満点)
  • 5
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  • 5.0
ナイヤ さん
【購入年月】
2019年6月
【装着車種】
ポルシェ・718ケイマン
【装着サイズ】
F:235/45R18
R:265/45R18
【評   価】
  • グリップ性能
  • ウェット性能
  • 乗 り 心 地
  • 静  粛  性
  • 寿     命
  • 5
  • 5
  • 5
  • 5
  • 5
【インプレッション】
(SPORT)/ポルシェ新車認証タイヤ(N1マーク有り)

・ドライでグリップが甘く感じることは皆無で、ウェットグリップAも偽りなし。
私の経験談ですが、”多少の”ハイドロ現象は高性能スポーツカーなら立て直すほどです。
・転がり抵抗Cのおかげで軽快感が高く、グリップ力も高さも両立し、その両方を速度に関わらず走行中常に感じられる所が高級感に通じます。
・静粛性はエンジン音自体が大きいスポーツカーなので個人的には全く問題なし。コンパクトカーの単なるスポーティーグレード程度だとロードノイズが煩いでしょうね。
・まだ新しいタイヤなので寿命は個人的には分かりませんが、ディーラーの営業マン曰く、年1万?程度なら5年は履けるくらい減らないそうです。
・『ドライ』『ウェット』『軽快感』『剛性』『寿命』全ての項目で10点満点中9点を取る秀才タイプのイメージです。そのバランスの良さが高級感になります。
スポーツカーをカスタムせずノーマルのまま乗る人にオススメです。

(2020/1/3)

ピレリ P ZERO(PZ4) のインプレッション募集中です

 インプレッションの投稿を募集しています。上のリンク『インプレッションを投稿する!』からフォームへお入りください。同一銘柄でも感じ方は人により様々かと。装着車種やサイズ、更には走行環境も異なる訳ですから。何を求めるのか、何処へ目を向けるのか、この点など実体感から伝わると良いですね。
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