≫ SUVと4×4オフロードが怒涛の勢いで6-7月需要へ向かう!

SUVタイヤ性能比較(オンロード)

 SUVは人気ジャンルに激変。最近では高性能スポーツカーにも勝るエンジン性能や、プレミアムセダンのような豪華さ、乗り心地の良さから高級車の位置付けが定着しているものまで。更に新たな動きは軽やコンパクトSUVの対応です。小さいながらSUVとしての性格を備えその要求に応えます。

 これに対応するのが専用のSUVタイヤです。低燃費性能が主流の現在は低燃費タイヤの規定を満たした製品も登場、先進技術の搭載を実現しています。

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SUVタイヤを取り巻く環境の変化

 SUVタイヤを取り巻く環境はここ数年で大きく変化しました。過去、モデルチェンジのサイクルが長いことに嘆いていたのがウソのよう。全ては世界的な車種人気に国内市場も刺激された結果でしょう。ということで、詳細を示す前にまずはSUVタイヤ区分けの理解から。

 SUVとは、Sport Utility Vehicle(スポーツ ユーティリティ ビークル)の略です。スポーツ用多目的車と訳されるも、走破性から実用性まで併せ持つ人気のジャンルです。

 SUVタイヤは車種特性に沿うよう搭載性能の拘りが明確化。大きくは「オンロード」と 「4×4(オフロード)」。更にそこから細分化され、Terrain(テレーン)=地形 という言葉で示されるケースが一般的です。

・H/T(Highway Terrain)= オンロード高速走行対応
・A/T(All Terrain)= オン・オフ対応のオールラウンド
・M/T(Mud Terrain)= 4×4(オフロード)対応

 また最近はS/Tとすることもあります。これ2つの意味を持ち、(Sport Terrain)= 運動性能強化、はSUVスポーツタイヤとして運動性能に優れた性能を持っています。対して(Street Terrain)= 街中でのオンロード対応、は日常走行でも快適性を高めます。

SUVタイヤ激変の動き具体的に

 SUVタイヤのラインアップに変化を感じ始めた2018年、登場した注目製品がファルケン「AZENIS FK510 SUV」とグッドイヤー「EfficientGrip Performance SUV」だったかと。

 「AZENIS FK510 SUV」はプレミアムスポーツ「AZENIS FK510」のシリーズ製品。そして「EfficientGrip Performance SUV」はラグジュアリーとして高い静粛性と乗り心地を備えたハイパフォーマンスモデルです。

 これを加えた時点で既に全体構成は活性化。そして変革は低燃費タイヤの出現が多数となっていること。ブリヂストン「ALENZA 001」、トーヨー「PROXES CF2 SUV」、グッドイヤー「EfficientGrip Performance SUV」、そしてミシュラン「LATITUDE Sport3」など。いずれも微妙な方向性の違いがあるものの主張は低燃費を強調します。

 2019年は新たに投入されたのがヨコハマ「GEOLANDAR X-CV」、欧州などのハイパフォーマンスクロスオーバーSUV車向けのコンフォートです。グッドイヤーはラグジュアリーSUV向けに最適化したウルトラハイパフォーマンス「EAGLE F1 ASYMMETRIC 3 SUV」。ファルケンはSUV/ピックアップトラック用ドレスアップとして「ZIEX S/TZ05」を。

 ミシュランも既存スポーツタイヤ「PILOT SPORT 4」のSUV版となる「PILOT SPORT 4 SUV」を投入。またトーヨーの「PROXES」シリーズにおけるプレミアムSUV用スポーツ「PROXES Sport SUV」、ダンロップ「SP SPORT MAXX 050+ FOR SUV」、ピレリ「P ZERO」‥他にもいくつか。

 この動きで際立つのはいずれもプレミアムハイパフォーマンスに括られること。車種特性に沿ったもので20インチも楽に超える大口径サイズを設定し、高級路線への対応をフォローします。一昔前なら18インチで大口径と示したもの。しかし、今では19、20、21、22・・など物凄いことになっています。

 なぜこれほどに? 世界的な人気傾向が国内でも刺激になっているのでは。高性能な輸入SUV車に装着されるタイヤは大口径がトレンドです。国内メーカーも同様の流れを受け入れます。車種事情を受け入れた結果かと。

 その一方で中・小型(コンフォート、スタンダード)に対する強化も進みます。従ってラインアップは各メーカーで複数展開を実現。双方で強固なフォロー体制を果たし取りこぼしを最小限に抑える施策です

2021年 SUVタイヤ ラインアップ

 直近積極展開が加速しているのはヨコハマでしょう。2020年に2つの製品を投入。クロスオーバーSUV「BluEarth-XT AE61」と「GEOLANDAR CV G058」です。

 SUVにもいよいよ「BluEarth」ブランドが登場。何でもあり?の様相かとやや心配。「BluEarth-XT AE61」はクロスオーバーSUV専用として開発したサマータイヤ。全サイズでラベリング制度の転がり抵抗係数「A」、ウェットグリップ性能「a」を実現。SUVにも低燃費タイヤとしての恩恵を享受することが可能。

 一方「GEOLANDAR CV G058」はクロスオーバーSUV向けマッド&スノー(M+S)グランドツーリングタイヤを謳います。文言が長いのでいったいどんな製品? と思ったら従来品は2012年発売の「GEOLANDAR SUV」でその後継モデル。

 更にヨコハマは4×4(オフロード)にも新たな投入を仕掛けており、本気でラインアップの整理をしないと混乱が最大化しそうです。

 そして2021年、ブリヂストンも攻勢に出ます。プレミアムSUVブランド「ALENZA」に、オンロードコンフォート「ALENZA LX100」が加わります。静粛性や快適性を重視、プレミアムSUVのスポーティな運動性能を搭載する「ALENZA 001」と共にラインアップを構築。

 「ALENZA LX100」の従来品は「DUELER H/L 850」です。従って「ALENZA」ブランド内での配置は「ALENZA 001」の下位に位置付けるものかと。

 トーヨーは「PROXES」シリーズのSUVタイヤとして「PROXES CL1 SUV」を投入。既存SUVカテゴリーには「PROXES」シリーズとして「PROXES Sport SUV」、そして「PROXES CF2 SUV」がラインアップ。

 「PROXES CL1 SUV」はラベリング制度で転がり抵抗係数「A」、ウェットグリップ性能「b」と「PROXES CF2 SUV」同様を維持。しかし、パターノイズを22%も低減していることから更なるオンロードにおける高位性を発揮するものかと。

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SUVタイヤ性能比較

ブリヂストン

プレミアムSUV向けのグローバル新ブランド「ALENZA」を立ち上げ、第一弾となるのが「ALENZA 001」。低燃費タイヤ化し、しかもプレミアムSUVのスポーティな運動性能を高次元で引き出す。「ALENZA」の響きは懐かしさがあります。かつて‥

ALENZA 001 詳細

「ALENZA LX100」のブランド内配置は、プレミアムSUVスポーツ「ALENZA 001」と並列に位置付けるようになるかな‥ プレミアムSUVコンフォートを主張し共に「ALENZA」のプレミアム化に重要な役割を果たす。

ALENZA LX100 詳細

トレッドパターンはSUVオンロード向けに新開発。ブロック剛性を最適化し音の発生を抑制する新パタンを採用。高い静粛性や快適な乗り心地を実現。低燃費タイヤブランド「ECOPIA」のエコ形状も搭載し優れた低燃費性能を実現。

DUELER H/L 850 詳細

ヨコハマ

欧州などのハイパフォーマンスクロスオーバーSUV車向けコンフォート、パターンナンバー「G057」。新次元のH/Tとし「PARADA Spec-X」の後継に位置付けされる。「PARADA」であっても「GEOLANDAR」シリーズへ取り込みSUVの統一を図る。

GEOLANDAR X-CV 詳細

中・大型SUVの特性に合わせてチューニング。耐摩耗性・耐久性、静粛性・快適性、ハンドリング性能などの追求により、都市やハイウェイでの快適な走りを発揮する真のハイウェイテレーンを目指して開発された。

GEOLANDAR H/T G056 詳細

市街地から高速までオンロードを思い通りに走るシャープなハンドリングやSUVの車内に静かな空間を提供する静粛性、そして偏摩耗抑制によるロングライフを兼ね備える。全サイズで転がり抵抗係数「A」、ウェットグリップ性能「a」を実現。

BluEarth-XT AE61 詳細

街中での走行に対応しつつ快適なロングドライブにも応える。安全性や静粛性などH/Tとしての基本性能を高めながら、耐摩耗性能や低燃費性能に配慮しトータル性能の向上を強調。従来品同様M+S規格として急な降雪にも対応可能。

GEOLANDAR CV G058 詳細

従来品「GEOLANDAR H/T-S」を凌ぎ、BluEarthコンセプトと技術をSUV用に進化させた。これまでのSUV用コンフォートを超えるプレミアムコンフォートであることを訴える。ターゲットは中・小型サイズに向けられる。

GEOLANDAR SUV 詳細

ダンロップ

フラッグシップ「SP SPORT MAXX 050+」のSUV専用。ハイパフォーマンスカー、特にプレミアムSUVのインポートカー(輸入車)をターゲットに高い操縦安定性能と優れたウェット性能を兼ね備え、高重心のSUVに最適化した専用構造を採用。

SPORT MAXX 050+ SUV 詳細

新パターン と サイドウォール部を均一にたわませることの出来る 真円プロファイル を採用。SUV専用低発熱密着ゴム との効果でウェット性能6%向上、転がり抵抗11%低減、耐摩耗性能35%向上。従来を大きく上回る性能。

GRANDTREK PT3 詳細

トーヨー

プレミアムスポーツ「PROXES Sport」のSUV専用。低燃費タイヤとして、しかもプレミアム向けであることを最大主張に掲げる。ウェットグリップ性能は全サイズで最高グレーディング「a」を実現、従来品比較でウェット制動7%短縮の根拠付けに。

PROXES Sport SUV 詳細

SUV低燃費タイヤとして静粛性と耐摩耗性向上。左右非対称パターンを採用しパターノイズを22%も低減、オンロードにおける更なる高位性を発揮。転がり抵抗係数「A」、ウェットグリップ性能「b」は従来品同様。

PROXES CL1 SUV 詳細

ラベリング制度での転がり抵抗係数「A」、ウェットグリップ性能「b」を達成。剛性を強化しながらも熱伝導の抑制により、SUV低燃費タイヤとして優れた性能を発揮する。「PROXES CF2」シリーズとしての展開は期待が大きい。

PROXES CF2 SUV 詳細

静かで快適な都市型オンロード向けSUV用を謳う。名称の「U/T」はUrban Terrainの略だという。Urban=都市、Terrain=地形 となるので新たな都市型仕様のSUV専用タイヤを狙う。H/TとS/Tの性能を高次元で併せ持つのがU/Tと括る。

OPEN COUNTRY U/T 詳細

ファルケン

新世代フラッグシップを謳う「AZENIS FK510」シリーズ、SUV専用として登場したのが「AZENIS FK510 SUV」。大型ボディーを足元から支える信頼性、そして極上の快適性を強固に訴える。シリーズ認知は拡大、従来踏襲の上で更なる向上を。

AZENIS FK510 SUV 詳細

従来品「ZIEX S/TZ04」から高速走行時のハンドリング性能を向上、ウェットグリップと静粛性を確立。更にパターンデザインをより繊細化しSUV/ピックアップトラックのドレスアップ対応を強調。その為に最新サイズは24インチから設定される。

ZIEX S/TZ05 詳細

グッドイヤー

プレミアムスポーツ「EAGLE F1 ASYMMETRIC 3」をベースにラグジュアリーSUV向けに最適化したウルトラハイパフォーマンス。これにより同社SUVラインアップの最高位に指名。近年のSUV市場の拡大に合わせラインアップを拡充。

F1 ASYMMETRIC 3 SUV 詳細

ラグジュアリーオンロードSUVとして既存の最上位にポジショニング。SUVの括りならH/T、オンロード性能を重視するもハイレベルなプレミアムを強調。オンロードでのあらゆるドライビングコンディションにおいて、優雅で快適な走りを叶える。

E-Grip Performance SUV 詳細

従来品「WRANGLER HP」に比較して転がり抵抗を15%低減。更にはパターンノイズ38.3%、ロードノイズ12.9%、ロングライフ性能42%、ウェットブレーキ性能6%向上など進化レベルは大きい。幅広いSUVユーザーがターゲット。

EfficientGrip SUV HP01 詳細

ミシュラン

優れたドライ、ウェット性能と高いハンドリング性能を発揮する既存スポーツタイヤ「PILOT SPORT 4」のSUV版。「PILOT」シリーズの特性を踏襲、フォーミュラEなど様々なレースで培われたミシュランの最新技術を投入したSUV専用設計を強調。

PILOT SPORT 4 SUV 詳細

ターゲットは 静かでゆったり であるけれど 高速での爽快感 も譲れないSUVユーザー。コンフォート系「PRIMACY」が持つ極上の快適性能と走りをSUVへも波及、その為にブランドとして「Premier」採用で新たな構築を図る。

Premier LTX 詳細

SUVタイヤとして国内タイヤラベリング制度に初めて対応した。転がり抵抗係数「A」、ウェットグリップ性能「b」を実現している。「LATITUDE Sport」の実質後継となり、ハイパフォーマンスSUV用スポーツにも拘る。

LATITUDE Sport3 詳細

ピレリ

「P ZERO」シリーズのSUVとして性能指針はウルトラ・ハイ・パフォーマンスを継承。パターンは方向性の差異により異なるデザインを採用。SPORTパターンはハイスピードでのコーナーリング性能を謳う、対してLUXURYパターンは静粛性に舵を切る。

P ZERO(PZ4) SUV 詳細

スポーツパフォーマンスの追及はそこそこに優先するのは快適性、安定性、そして環境性の3つ。エコロジーを特徴付けた製品であるグリーンパフォーマンスに位置付ける。実現するのは「Cinturato P7」同様のパターンを採用し最適化を図ること。

SCORPION VERDE 詳細

コンチネンタル

アジア太平洋地域市場に向けられた第6世代「UltraContact UC6」から派生、そうSUV専用として投入。ベース同様スポーツコンフォートの特性から、快適な乗り心地とオールラウンド性能を実現。サイズは22インチからと大口径の設定を実現する。

UltraContact UC6 SUV 詳細

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