中~大型SUVやクロスオーバー車を対象としたH/T
- カテゴリー:SUV
- サイズ:14~18インチ
- 扁平率:70~55%
- 発売:2025年4月
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都市部から郊外にかけての日常使用に最適化された快適性と静粛性、そして高耐久志向のSUV用タイヤ。日常のオンロード走行におけるバランスを重視して開発されたモデル。
製品情報
トーヨーでは、「OPEN COUNTRY」シリーズのH/Tとして「OPEN COUNTRY H/T Ⅱ(オープンカントリー エイチティー ツー)」を投入しました。オンロードを中心に、日常使い・ロングドライブ・快適性を重視したSUV・クロスオーバー向けを謳います。
サイズは 225/55R18 98H ~ 155/65R14 75H まで20を設定します。M+S表記が刻印されていますので低燃費タイヤではありません。2025年4月より国内市場で発売を開始しています。
「OPEN COUNTRY」シリーズのオンロード用としては、既に「OPEN COUNTRY U/T」がラインアップされています。都市型しかもプレミアムSUVを意識して開発されたモデルで、最大の特徴は静粛性と乗り心地の良さに重点を置いた点です。
ハイブリッドSUVやラグジュアリー志向のクルマにも、マッチする設計思想が貫かれています。都市走行や快適性、静音性に特化し、ほとんどオンロードしか走らず、都市部での移動が中心で、いかに快適で静かに走るかを重視するユーザーにより適していると言えそう。しかもプレミアム志向のモデルで、より洗練された見た目、都会的なデザイン性に配慮しています。
一方「OPEN COUNTRY H/T Ⅱ」は、主に中~大型SUVやクロスオーバー車を対象としたH/Tであり、日常のオンロード走行における快適性や耐久性、操縦安定性のバランスを重視して開発されたモデルです。
長寿命かつ安定した性能を持続することが可能であり、郊外や高速道路でのロングドライブにも強みを発揮します。長距離走行、耐久性、全天候型のバランスを意識した、やや実用寄りのオールラウンダーでもあります。
対象ユーザーにも微妙な違いを示します。週末のロングドライブやアウトドアを楽しみつつも、普段の街乗りでも安心して使えるSUV向けで、年間を通じてバランスの良い走りを求めるユーザーに適しています。やや力強さを感じさせるパターンを持ち、SUVらしさを残しています。
総じて「OPEN COUNTRY U/T」は、街乗りで静粛性や快適性に特化したプレミアム志向です。対して「OPEN COUNTRY H/T Ⅱ」は全天候型でタフさと長寿命、オンロード性能のバランスを重視したモデルになるかと。
さて、「OPEN COUNTRY H/T Ⅱ」最大の特徴は、パターンデザインにより、都市部や郊外の一般道から高速道路まで幅広い路面に対応し、ドライバーに一貫した安心感を提供するというもの。
トレッドコンパウンドは、トーヨー独自の高シリカ配合により、ウェットグリップと耐摩耗性の両立を可能にしています。これにより、雨天走行時においても信頼性の高いブレーキング性能を発揮しつつ、トレッド寿命の延長にも寄与しています。
また、パターンノイズの発生を抑える工夫も随所に見られ、ブロック配置の最適化とショルダー形状の工夫により、走行中の静粛性が向上しています。ファミリーカーとしてのSUV用途や、ラグジュアリーSUVオーナーにとって大きな利点になるかと。
加えて、マイルドなオールシーズン対応も考慮されています。軽度の雪道であれば、ある程度の走行は可能とされるM+S表記が刻印されます。ただし、冬期の本格的な積雪や凍結路面に対応するスタッドレスタイヤではなく、あくまでも降雪が稀な地域で万一の対応力程度に留まる点には注意が必要ですけど‥
「OPEN COUNTRY H/T Ⅱ」は、都市部から郊外にかけての日常使用に最適化された快適や静粛、そして高耐久志向のSUV用タイヤです。そのバランスの良さからオンロードを主な走行環境とする一般ユーザー、特にアウトドアにたまに出かけるが普段は街乗り中心、ロングライフで経済性にも優れていて欲しい、と言ったニーズを持つドライバーに適していると思います。
搭載技術
車両特徴に合わせた基本性能にファッション性をプラスします。ブラックレター、ホワイトレターを設定。また一部サイズはホワイトリボン採用しました。