2021年シーズン夏タイヤ 詳細情報の更新 完了!

コンフォートタイヤ性能比較

 コンフォートタイヤは、スポーツタイヤと相反する位置付けです。コンフォートは負荷の大きな運動走行は苦手としながらも、路面からの衝撃吸収や静粛性など高い快適性能を保持します。一方スポーツはグリップ性能など運動性能を最大の特徴とします。

 また基本性能重視のスタンダードタイヤとは明らかに異なり、乗り心地やハンドリング性能などワンランク上のレベルとして感じ取ることが出来るでしょう。発進、曲がる、停止という基本性能の実現だけに満足することなく、それ以上の可能性に拘ります。

 本来、快適を意味するコンフォートですので、この実現なくしてカテゴリーの構築は果たせません。ただその上を行くプレミアムコンフォートが極上を実現していることで、コンフォートが持つ快適性はややトーンダウンするのでは、と思うもここは方向性の違い、と受け止めます。

 走りと快適性そして低燃費まで、全てをバランスよくしかも標準以上のレベルで備えているのがコンフォートタイヤです。配置される製品は全てに基準を超え、選択肢の多さも非常に魅力ある展開が見出せます。その為どれに絞り込むべきか、迷い大きいのがネックでもあります。

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コンフォートタイヤは理想的姿勢を展開

 カテゴリーの括りコンフォート(comfort)は、静粛性と乗り心地の良さ、いわゆる快適性を提供します。更にスムーズで安定したドライビングにも繋がる運転しやすさも定義する快適性に含んでいます。ターゲットは一般にコンパクトからミドルセダン、そしてミニバンなど。プレミアムへの装着が謳われるケースもあります。

 低燃費タイヤ導入時にはメインカテゴリーとして率先投入が図られ、全体波及へ重要な役割を果たしました。コンフォート=快適性=低燃費 の構図が確実に意識された結果です。

 近年のタイヤ普及で大きな役割を果たす低燃費タイヤ、カテゴリーとは異なる製品規格という捉え方が分かりやすいかと。規格なので厳密化した区分けがあります。対してカテゴリーはニュアンス的な括りで曖昧さも多少なりあるでしょう。

 しかしながらコンフォートの展開と低燃費タイヤの進化は重なる部分が非常に多い。現状、低燃費タイヤは4×4のオフロードなど以外ほぼ全てのカテゴリーに投入が実現、普及拡大が一層進みます。その中でやはり新たな動きを先導するのはコンフォート、背負う期待度が大きいと考えます。

 またサイズ設定では圧倒的な数の多さに驚きます。数だけならスタンダードも同様規模を誇りますが、コンフォートはプラスして性能面でそれを上回る優位性を示します。性能とサイズ設定がともに理想的展開にあると言えそう。一方スタンダードは性能面での標準化、そして安価な価格が持ち味としてイメージされるでしょう。

コンフォートタイヤに軽カーも取り込む

 ホンダ「N-BOX」が新車販売ランキングで連続トップになるなど、軽カー人気が定着しこの先も続く気配濃厚です。しかも注目されるのはいずれも背が高いハイト系で、居住性と安全性に対する気遣いが受け入れられた結果かと。

 これに装着されるタイヤを新車装着からみると、ブリヂストン「ECOPIA EP150」、ヨコハマ「BluEarth AE01」、ダンロップ「ENASAVE EC300+」など。車種専用を謳うも多岐に渡り同様のパターンコードを採用します。

 これらを市販タイヤに合わせればスタンダードやコンフォートスタンダードレベルだと考えます。専用性を持って車種特性に寄与するのは間違いないけれど、いまひとつも物足りなさを感じます。

 そんな中、2016年にブリヂストンが投入したのが「REGNO GR-Leggera」です。プレミアムブランド「REGNO」を敢えて軽カーへ向けました。サイズ展開は15、14インチの軽カーサイズずばりです。

 提案として非常に興味深い。必ずしも基本性能レベルで十分、という人ばかりじゃないはず。軽カーハイト系は車両価格も相応だし、ならタイヤにだって拘るべき。しかし現状は発売当初程の注目は感じない。価格が高めだし敷居が高いのかもしれません。

 そこでコンフォートへ興味を引き寄せたい。ブリヂストン「ECOPIA NH100 C」などは正にコンフォートの真ん中を狙った製品だしもっと行けていい、と思うのですが。更にはダンロップなら「エナセーブ EC204」よりも「LE MANS V」へ向かうのが面白い。

 コンフォートカテゴリーの多くは軽カーサイズもしっかりラインアップしています。軽カーユーザーは装着することでその良さが必ず感じられるはずです。

2021年 コンフォートタイヤ ラインアップ

 コンフォートにおける最新ラインアップは多様性が定着、そう注目製品の進化が進み今後は熟成段階に入ります。

 ブリヂストン「ECOPIA NH100」シリーズは5シーズン目。その内コンフォートに配置されるのはセダン・クーペ専用「ECOPIA NH100」、軽・コンパクトカー専用「ECOPIA NH100 C」の2つです。

 2019年に登場すると瞬く間に評価されたのがヨコハマ「BluEarth-GT AE51」。主たるターゲットはミドルセダンです。走行、快適、環境の全性能に優れるグランドツーリングをコンセプトに開発されました。スポーツ系にも通ずるレスポンス性は、スポーツコンフォートにも通ずる性格を有しています。

 ダンロップ「LE MANS Ⅴ」も5シーズン目、発売当初の注目通りでその実力は高く常に注目されてきました。低燃費は従来を維持、乗り心地と静粛性を大幅に高め、耐偏摩耗性能も向上させたのが主張点。SHINOBIテクノロジーの効果でしょ。

 ファルケン「ZIEX ZE914F」は、ベースモデルからコンパウンドの進化によってウェットブレーキ性能「c」から、「a」もしくは「b」へ向上。かつての「ZIEX ZE912」を彷彿させながらも進化系の特性を発揮する、個人的にはおススメのひとつです。

 グッドイヤーが強化するのは「EfficientGrip(E-GRIP)」シリーズ。2018年投入の「EfficientGrip Comfort」は極上のコンフォートを提供する、をコンセプトに4シーズンに入りました。

 2020年はミシュラン「ENERGY SAVER 4」が登場。従来品は2013年発売の「ENERGY SAVER+」です。これシリーズ第2世代。第1世代は2009年発売の「ENERGY SAVER」。従って「ENERGY SAVER 4」は実質第3世代ということに。

 しかしながらスポーツ「PILOT SPORT 4」やプレミアムコンフォート「PRIMACY 4」などと同世代という捉え方が基本なので、「3」ではなく「4」を命名し世代統一を図ったという。

 コンチネンタルは「ComfortContact CC6」、2019年には「EcoContact 6」も投入済み。いずれもアジア太平洋地域市場に向けられた第6世代となる製品です。これらを含め国内市場で全てが最新第6世代へ転換済み。このことから国内市場へ期待度の高さを感じます。

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コンフォートタイヤ性能比較

ブリヂストン

転がり抵抗係数「AAA」、ウェットグリップ性能「a」は現在ラインアップされる中では最高グレーディングを誇る。転がりにもっとも長けてウェットブレーキに最大の自信を示す事になるかと。ただサイズは限定的で2サイズ、汎用性を示すにはかなり厳しい。

ECOPIA EP001S 詳細

「ECOPIA NH100」シリーズのセダン・クーペ専用を謳う。スタンダードの「NEXTR」と比較して転がり抵抗比較で16%低減、摩耗寿命比較で30%向上。トレッド剛性を最適化、直進安定性と操縦安定性に配慮。

ECOPIA NH100 詳細

軽・コンパクトカー専用を謳う。スタンダードの「NEXTR」と比較して転がり抵抗比較で5%低減、摩耗寿命比較で16%向上、耐偏摩耗性能比較で41%の向上。街中での小回り・据え切りによる偏摩耗(片減り)に配慮。

ECOPIA NH100 C 詳細

ヨコハマ

主たるターゲットはミドルセダン。走行、快適、環境の全性能に優れるグランドツーリング をコンセプトに開発。またウェットグリップ性能を確保しながら低燃費性能を両立するヨコハマの姿勢は今回も揺るがず。

BluEarth-GT AE51 詳細

「BluEarth」シリーズのフラッグシップとしてポジショニングされ、転がり抵抗係数「AAA」、ウェットグリップ性能「a」の最高グレードを達成。「AAA」の低燃費性能を損なうことなく、ウェットグリップ性能を大幅に向上。

BluEarth-1 EF20 詳細

転がり抵抗係数「A」、ウェットグリップ性能「b」から、優れたトータルバランスを損なうことなくウェットグリップ性能「a」を達成。雨の日にもさらにしっかり走れる低燃費タイヤとしてグレードアップしている。

BluEarth-A 詳細

ダンロップ

ドライとウェット、そして低燃費は従来を維持し、乗り心地と静粛性を大幅に高め、耐偏摩耗性能も向上。サイレントコア(特殊吸音スポンジ)を継承、プラスして今回新たに SHINOBIテクノロジー 採用。目線のブレなく静かに走る忍者のイメージ。

LE MANS V 詳細

ラベリング制度の最高グレーディング「AAA/a」維持は当然とし、従来よりもウェットグリップ性能の低下半減を謳う。従来品「NEXTⅡ」の10%低下に対して「NEXTⅢ」は5%低下に抑える。これにより半減が根拠付けされることに。

エナセーブ NEXTⅢ 詳細

トーヨー

転がり抵抗係数「A」、ウェットグリップ性能「b」を達成した低燃費タイヤ。国内では輸入車向けと添えられるも、コンフォートへのポジションがフィットする。SUV/4×4用「CF2 SUV」も同時展開される。

PROXES CF2 詳細

ファルケン

コンパウンドの進化によってウェットブレーキ性能「c」から、「a」もしくは「b」へ向上。新シリカ用変性ポリマー をトレッド部に採用、不要な発熱を抑え転がり抵抗を低減。ウェット性能を最大限に発揮させる。

ZIEX ZE914F 詳細

グッドイヤー

「EfficientGrip Comfort」、略名として「E-Grip Comfort」。従来品「EAGLE LS EXE」の後継に位置付けるもブランドそのものを「EAGLE」から「E-Grip」へ転化、コンフォートの新たな追及を図るのが狙い。果たしてその結果は‥

EfficientGrip Comfort 詳細

ツーリング エコを謳う低燃費タイヤ。左右非対称パターン、e-Hybridコンパウンド の採用、シャープなハンドリング性能、進化した転がり性能、コンフォート性能、そしてライフ性能(耐磨耗性)を実現し走りへの拘りをも示す。

EAGLE LS EXE 詳細

ミシュラン

開発は日本の太田R&Dセンターが中心となり行われた。開発拠点としていまだ存在重要な役割を果たす。シリーズは実質第3世代に進化、トータル性能で水準以上のパフォーマンスを備える。いわゆるミシュラン・トータル・パフォーマンスの実現。

ENERGY SAVER 4 詳細

「ENERGY SAVER+」は基本性能となる安全性、経済性、居住性を高次元でバランスさせ、更なる低燃費性を実現。「ENERGY SAVER」のパターンは継承し、新たに構造やコンパウンドを見直す。サイドには従来品との違いから「+」マークが刻印。

ENERGY SAVER+ 詳細

ピレリ

このところ強化著しいアジアパシフィック市場へ向けた製品として中国工場で製造。対象はコンパクトからミドルサイズカーへ向けられる。国内の低燃費タイヤ規定にも適合、全サイズ「A/B」を実現する。

Cinturato P6 詳細

コンチネンタル

コンチネンタルで進む第6世代製品にまたひとつ追加。ターゲットは軽/コンパクトカーから大型SUVまでフォロー。主張点はすべてに高性能、新時代のハイパフォーマンスエコタイヤ。転がり抵抗、ウェットブレーキ性能、耐摩耗性という相反性能を両立。

EcoContact 6 詳細

「ContiComfortContact CC5」の後継。同社の第6世代となり、アジア太平洋地域のニーズとドライビング環境を徹底的に理解し設計されている。主張点は高い静粛性と快適な乗り心地、耐摩耗性の3つ。スタンダードコンフォートの位置付けは踏襲。

ComfortContact CC6 詳細

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タイヤに特化した専門サイト! 単身オリジナル情報の発信に励む、2006年開設です。

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