ヨコハマ ADVAN dB V553【新掲載】
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コンフォートタイヤ性能比較 スポーツと相反する位置付け

 本来、快適を意味するコンフォートですので、この実現なくしてカテゴリーの構築は果たせません。配置はスポーツカテゴリーと相反します。スポーツがグリップ性能など運動性能を最大の特徴とするのに対して、コンフォートは負荷の大きな運動走行は苦手としながらも、路面からの衝撃吸収や静粛性など高い快適性能を保持します。

 ただその上を行くプレミアムコンフォートが極上を実現していることで、コンフォートが持つ快適性はややトーンダウンするのではと思うも、大きく劣るものではないのです。

 また基本性能重視のスタンダードとは明らかに異なり、乗り心地やハンドリング性能などワンランク上のレベルとして感じ取ることが出来るでしょう。発進、曲がる、停止という基本性能のみに甘えることなく、それ以上の可能性に拘ります。

 走りと快適性そして低燃費まで、全てをバランスよくワンランク上のレベルで備えているのがコンフォートタイヤと言えます。配置される製品はほぼそのレベルを実現し、選択肢の多さからも非常に魅力ある展開が見出せます。

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コンフォートタイヤは理想的姿勢を展開

 カテゴリーの括りコンフォート(comfort)は、静粛性と乗り心地の良さ、いわゆる快適性を提供します。更にスムーズで安定したドライビングにも繋がる運転しやすさも、定義する快適性に含んでいます。ターゲットは一般にコンパクトからミドルセダン、そしてミニバンなど。プレミアムへの装着が謳われるケースもあります。

 低燃費タイヤ導入時にはメインカテゴリーとして率先投入が図られ、全体波及へ重要な役割を果たしました。コンフォート=快適性=低燃費の構図が確実に意識された結果です。

 近年の普及で大きな役割を果たす低燃費タイヤ、カテゴリーとは異なる製品規格という捉え方が分かりやすいかと。規格なので厳密化した区分けがあります。対してカテゴリーはニュアンス的な括りで曖昧さも見受けられます。

 以前のエコタイヤも始まりはコンフォートへ向けられたものでした。そして低燃費タイヤになってカテゴリー強化も進みます。

 2010年からの第1世代は、ラベリング制度のグレーディング追求に性能向上を求めました。一定認知を得た結果、2013年ごろから第2世代に入り、最新第3世代は性能主張に多様性を見せています。グレーディング追求はややトーンダウンし、トータル性能を重視した展開が目立ちます。実用性能に立ち戻った、要は基本回帰への動きと捉えています。

 コンフォートの展開と、低燃費タイヤの進化は重なる部分が非常に多い。現状、4×4オフロード、スタッドレス、オールシーズンなど以外ほぼ全てのカテゴリーに投入が実現、普及拡大が一層進みます。その中で動きを先導するのはコンフォート、背負う期待度が大きいと考えます。

またサイズ設定では圧倒的なラインアップ数の多さに驚きます。数だけならスタンダードも同規模を誇りますが、コンフォートはプラスして性能面でそれを上回る優位性を示します。このことが評価する最大の要因。要は性能とサイズ設定がともに理想的展開にあるということです。

 サイズ設定はより多く展開されるのがいい。でも車種特性からある程度の傾向が見えています。ここに照準を合わせれば必然的に設定サイズは決まってきます。コンフォートは、コンパクトからミドルサイズのセダン・ミニバンをターゲットにしています。

 実際その対応を特徴として触れる製品も少なくありません。ただ基本は飽くまでも専用カテゴリーを優先すべきです。特にミニバンやビッグセダンなどは剛性面での違和感が強まるケースあります。対して軽カーやコンパクトカーでは、専用リブパターンを設定しフォローの可能性を強調します

 スタンダードとの差別化はどうする? 性能面での標準化、そして価格がその線引きになるかと。軽カーやコンパクトカーでもより性能面へ拘るならコンフォートを選ぶべきです。

軽カーも取り込むその施策とは?

 ホンダ「N-BOX」が新車販売ランキングで連続トップクラスになるなど、軽カー人気が定着しこの先も続く気配濃厚です。しかも注目されるのはいずれも背が高いハイト系で、居住性と安全性に対する気遣いが受け入れられた結果かと。

 これに装着されるタイヤを新車装着からみると、ブリヂストン「ECOPIA EP150」、ヨコハマ「BluEarth AE01」、ダンロップ「ENASAVE EC300+」など。車種専用を謳うも多岐に渡り同様のパターンコードを採用します。

 これらを市販タイヤに合わせればスタンダードや、コンフォートスタンダードレベルだと考えます。専用性を持って車種特性に寄与するのは間違いないけれど、いまひとつも物足りなさを感じます。

 そんな中、2016年にブリヂストンが投入したのは「REGNO GR-Leggera」です。プレミアムブランド「REGNO」を敢えて軽カーへ向けました。サイズ展開は15、14インチの軽カーサイズずばりです。

 提案として非常に興味深い。必ずしも基本性能レベルで十分という人ばかりじゃないはず。軽カーハイト系は車両価格も高価だし、ならタイヤにだって拘るべき。しかし現状は発売当初程の注目は感じない。価格が高めだし敷居が高いのかもしれません。

 そこでコンフォートへ興味を引き寄せたい。ブリヂストン「ECOPIA NH200」などは正にコンフォートの真ん中を狙った製品と思います。更にはダンロップなら「エナセーブ EC204」よりも「LE MANS V+」へ向かうのが面白い。

 コンフォートカテゴリーの多くは軽カーサイズもしっかりラインアップしています。軽カーユーザーは装着することでその良さが必ず感じられるはずです。

コンフォートラインアップ

 コンフォートにおける最新ラインアップは多様性が定着、そう注目製品の進化が進み今後は熟成段階に入ります。

 ブリヂストン「ECOPIA NH」シリーズ、コンフォートに配置される「ECOPIA NH200」、軽/コンパクトカー専用「ECOPIA NH200 C」の2つです。

 2019年に登場すると瞬く間に評価されたのがヨコハマ「BluEarth-GT AE51」。主たるターゲットはミドルセダンです。走行、快適、環境の全性能に優れるグランドツーリングをコンセプトに開発されました。スポーツ系にも通ずるレスポンス性は、スポーツコンフォートにも通ずる性格を有しています。

 ダンロップ「LE MANS V+」は全体で振動を吸収するサイドウォール、パターンデザインを採用し、空洞共鳴音を低減する特殊吸音スポンジのサイレントコアも継続します。また低車外音タイヤにも適合しています。

 トーヨーは低燃費性能とウェットグリップ性能を高次元で両立した「PROXES CF3」を投入。前作「PROXES CF2」からその使命を引き継ぎます。

 グッドイヤーが強化するのは「EfficientGrip(E-GRIP)」シリーズ。2018年投入の「EfficientGrip Comfort」は極上のコンフォートを提供する、をコンセプトに7シーズンに入りました。

 2020年はミシュラン「ENERGY SAVER 4」が登場。従来品は2013年発売の「ENERGY SAVER+」です。これシリーズ第2世代。第1世代は2009年発売の「ENERGY SAVER」。従って「ENERGY SAVER 4」は実質第3世代ということに。

 しかしながらスポーツ「PILOT SPORT 4」やプレミアムコンフォート「PRIMACY 4」などと同世代という捉え方が基本なので、「3」ではなく「4」を命名し世代統一を図ったという。

 ピレリも興味深い。「POWERGY」を投入。対象をクロスオーバー、セダン、ミニバンに向け更なる獲得を目指すことに。これ大正解、注目度は随一です。

 コンチネンタルは第7世代へ。「ComfortContact CC7」は、静粛性と乗り心地のアップデートに主眼を置いたと主張。国内市場へ期待度の高さを感じます。

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コンフォートタイヤ性能比較

ブリヂストン

転がり抵抗係数「AAA」、ウェットグリップ性能「a」は現在ラインアップされる中では最高グレーディングを誇る。転がりにもっとも長けてウェットブレーキに最大の自信を示す事になるかと。ただサイズは限定的で2サイズ、汎用性を示すにはかなり厳しい。

ECOPIA EP001S 詳細

「ECOPIA NH200」は新車装着タイヤと同じく、クルマの性能を引き出すために進化した新しい「ECOPIA」を強調。タイヤショルダー部がすり減り難く、ウェット性能の優位性を掲げ、また静粛性についてもその恩恵を主張。

ECOPIA NH200 詳細

「ECOPIA NH200」シリーズの一角である「ECOPIA NH200 C」は軽/コンパクトカー専用。ブロック剛性を最適化した新パタン、耐偏摩耗性とウェット性能、更にライフ性能を向上。転がり抵抗6%低減、対摩耗性能25%向上、静粛性15%低減。

ECOPIA NH200 C 詳細

ヨコハマ

主たるターゲットはミドルセダン。走行、快適、環境の全性能に優れるグランドツーリング をコンセプトに開発。またウェットグリップ性能を確保しながら低燃費性能を両立するヨコハマの姿勢は今回も揺るがず。

BluEarth-GT AE51 詳細

「BluEarth」シリーズのフラッグシップとしてポジショニングされ、転がり抵抗係数「AAA」、ウェットグリップ性能「a」の最高グレードを達成。「AAA」の低燃費性能を損なうことなく、ウェットグリップ性能を大幅に向上。

BluEarth-1 EF20 詳細

転がり抵抗係数「A」、ウェットグリップ性能「b」から、優れたトータルバランスを損なうことなくウェットグリップ性能「a」を達成。雨の日にもさらにしっかり走れる低燃費タイヤとしてグレードアップしている。

BluEarth-A 詳細

ダンロップ

「LE MANS V」の後継。低車外音タイヤにも適合。乗り心地の拘りとウェット性能を強化し、全ての分野でハイレベルを目指す。要はバランスに優れたコンフォート上位を印象付ける製品であることは間違いない。全サイズで「AA/b」を実現。

LE MANS V+ 詳細

ドライとウェット、そして低燃費は従来を維持し、乗り心地と静粛性を大幅に高め、耐偏摩耗性能も向上。サイレントコア(特殊吸音スポンジ)を継承、プラスして今回新たに SHINOBIテクノロジー 採用。目線のブレなく静かに走る忍者のイメージ。

LE MANS V 詳細

ラベリング制度の最高グレーディング「AAA/a」維持は当然とし、従来よりもウェットグリップ性能の低下半減を謳う。従来品「NEXTⅡ」の10%低下に対して「NEXTⅢ」は5%低下に抑える。これにより半減が根拠付けされることに。

エナセーブ NEXTⅢ 詳細

トーヨー

低燃費性能とウェットグリップ性能を高次元で両立。全46サイズ中、転がり抵抗係数「AA」が24、「A」が22、ウェットグリップ性能は全サイズ「b」。また低車外音タイヤも謳う。カーボンニュートラルに向けた取り組みにフィット。

PROXES CF3 詳細

ファルケン

コンパウンドの進化によってウェットブレーキ性能「c」から、「a」もしくは「b」へ向上。新シリカ用変性ポリマー をトレッド部に採用、不要な発熱を抑え転がり抵抗を低減。ウェット性能を最大限に発揮させる。

ZIEX ZE914F 詳細

グッドイヤー

「EfficientGrip Comfort」、略名として「E-Grip Comfort」。従来品「EAGLE LS EXE」の後継に位置付けるもブランドそのものを「EAGLE」から「E-Grip」へ転化、コンフォートの新たな追及を図るのが狙い。果たしてその結果は‥

EfficientGrip Comfort 詳細

ツーリング エコを謳う低燃費タイヤ。左右非対称パターン、e-Hybridコンパウンド の採用、シャープなハンドリング性能、進化した転がり性能、コンフォート性能、そしてライフ性能(耐磨耗性)を実現し走りへの拘りをも示す。

EAGLE LS EXE 詳細

ミシュラン

開発は日本の太田R&Dセンターが中心となり行われた。開発拠点としていまだ存在重要な役割を果たす。シリーズは実質第3世代に進化、トータル性能で水準以上のパフォーマンスを備える。いわゆるミシュラン・トータル・パフォーマンスの実現。

ENERGY SAVER 4 詳細

「ENERGY SAVER+」は基本性能となる安全性、経済性、居住性を高次元でバランスさせ、更なる低燃費性を実現。「ENERGY SAVER」のパターンは継承し、新たに構造やコンパウンドを見直す。サイドには従来品との違いから「+」マークが刻印。

ENERGY SAVER+ 詳細

ピレリ

対象をクロスオーバー、セダン、ミニバンに向け多様性に満ちたコンフォートを実現する。国内低燃費タイヤ化を果たし「A/a」が多数は正にドンピシャのグレーディング体系。価格と性能のバランスで有効。

POWERGY 詳細

このところ強化著しいアジアパシフィック市場へ向けた製品として中国工場で製造。対象はコンパクトからミドルサイズカーへ向けられる。国内の低燃費タイヤ規定にも適合、全サイズ「A/B」を実現する。

Cinturato P6 詳細

コンチネンタル

コンチネンタルで進む第6世代製品にまたひとつ追加。ターゲットは軽/コンパクトカーから大型SUVまでフォロー。主張点はすべてに高性能、新時代のハイパフォーマンスエコタイヤ。転がり抵抗、ウェットブレーキ性能、耐摩耗性という相反性能を両立。

EcoContact 6 詳細

第7世代へ進化しドライバーと同乗者の快適性を最優先に開発されたコンフォートだという。要は静粛性と乗り心地のアップデートに主眼を置いた。またサイドウォールのデザインと見た目の美しさも追求。「ComfortContact CC6」の後継。

ComfortContact CC7 詳細

「ContiComfortContact CC5」の後継。同社の第6世代となり、アジア太平洋地域のニーズとドライビング環境を徹底的に理解し設計されている。主張点は高い静粛性と快適な乗り心地、耐摩耗性の3つ。スタンダードコンフォートの位置付けは踏襲。

ComfortContact CC6 詳細

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