ADVANの新カテゴリーを謳ったプレミアムSUV
- カテゴリー:SUV(低燃費)
- サイズ:17~22インチ
- 扁平率:60~45%
- 発売:2025年3月
- インプレッション募集中
新車装着用に加え市販向けサイズを拡大しフルラインアップ化。単なるコンフォート性能強化に留まらず、オンロード性能と静粛性、SUV特有の高重心や重量を考慮した高次元の走行安定性を融合。
製品情報
ヨコハマは、プレミアムSUV「ADVAN V61(アドバン・ブイ・ロクイチ)」を投入しました。グローバルフラッグシップ「ADVAN」の新カテゴリーを謳ったプレミアムSUV向けのタイヤです。
「ADVAN V61」は、国内クルマメーカーのBEVおよびPHEV向け新車装着用タイヤとして既に認定されています。今回この新車装着用に加え市販向けサイズを拡大しフルラインアップ化を果たしているという。
単なるコンフォート性能強化に留まらず、オンロード性能と静粛性、そしてSUV特有の重心の高さや重量を考慮した高次元の走行安定性を融合させた、先進的な設計思想のもとに開発されています。
サイズ展開は 255/45R22 107V XL ~ 225/60R17 99H までの17を設定。ラベリング制度の転がり抵抗係数「AAA」(一部「AA」)、ウェットグリップ性能「a」(一部「b」「c」)を実現します。全サイズ低車外音タイヤでもあります。2025年3月より発売を開始しています。
人気が急増している中・大型プレミアムSUVをメインターゲットに、海外でも北米を除く全世界で販売を予定しているそう。
プレミアムカーに相応しい「ADVAN」ならではの走行性能に加えて、低燃費・低電費性能、操縦安定性、静粛性を高次元でバランスし、高重量なSUVでの快適な市街地ドライブとロングツーリングを実現します。
主張最大は、プレミアムSUVに求められる上質な乗り味と高い操縦安定性を両立している点かと。ヨコハマは「ADVAN V61」において、従来のSUV用タイヤにありがちなしっかりしているが硬い、あるいは静かだがダイレクト感に乏しいといった相反する要素を克服すべく、トレッドパターンから内部構造に至るまで緻密なチューニングを施しています。
特に、高速走行時の安定感やレーンチェンジの際の正確な応答性は、スポーツセダン用プレミアムスポーツと比較しても遜色がないレベルに達しており、走りに拘るSUVオーナーにも十分応えられる仕上がりだそうな。
今回「ADVAN」を冠した製品になるけれど、「GEOLANDAR X-CV」に近い製品イメージを抱きました。これハイパフォーマンス「PARADA」から「GEOLANDAR」シリーズへ取り込み、メーカーとしてSUVの統一を図ったもの。
対して「ADVAN V61」は、それに「ADVAN」のイメージである走りの高さを植えつけたものであると考えます。しかし、結果として「GEOLANDAR」シリーズの統一からは外れてしまうことになりますが‥
まとめると、新車装着用タイヤとして認定を声高に主張しつつも、市販タイヤとしての汎用性も搭載します。単なるSUV用タイヤの枠を超えた、走り・快適性・環境性能を高次元でバランスさせたプレミアムな一品です。
スポーティかつ上質な走りを求めるユーザーにとって、その性能は期待以上の体験を提供してくれるものと思います。
搭載技術
独自技術に加え、ヨコハマのAI利活用フレームワーク「HAICoLab(ハイコラボ)」の下で先進のAI技術やシミュレーション技術を融合させ、求める性能レベルを実現する精度を飛躍的に高め、トレッドパターン、プロファイル、構造に至るまで最適解に基づく専用設計を施しています。
また、コンパウンドには独自のゴム混合技術「A.R.T. Mixing」を活用した専用コンパウンドを採用。これらにより、背反する低燃費性能・グリップ性能・耐摩耗性能の高次元での両立と、優れた操縦安定性や快適性を追求しています。