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NANKANG(ナンカン)タイヤ性能比較

 NANKANGタイヤ、1959年創業の台湾メーカーです。何と読めばいい? ナンカングかな・・ ナンカンです。現在は認知され正しい読み方は定着した、と思います。英語名で NANKANG Rubber Tire、中国語名で 南港輪胎 です。

 NANKANGによれば台湾で最も長い歴史をもつタイヤメーカーだという。1959年の創業当初から同じ企業ロゴを使用し50年以上が経過、古き良き伝統の継承、と捉えるべきかと。

 長期にわたる横浜ゴムとの提携では技術指導、品質改善など積極的に行われ、1991年に欧州向けの輸出を開始しています。

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NANKANG(ナンカン)タイヤラインアップ

 NANKANGのラインアップはスポーツからSUV、そしてスタッドレスまで。欧州、北米、オセアニアなどグローバル市場で実績を拡大し、積み重ねた歴史と伝統を糧に更なる高みを目指します。

 NANKANGは日本国内で普及するアジアンタイヤの歴史でもあります。全体を牽引し興味を引き付けるのは価格と性能、更には充足するサイズ設定です。この3要素を備える製品が数多く導入され、認知向上からファン獲得を狙います。

「NS-2」シリーズに絶対的な信頼性

 NANKANGの日本国内ラインアップは、「NS-2」、「NS-20」、「NS-25」、「NS-2R」が露出拡大を図ります。そして「CR-S」と「AR-1」を加え更なる性能の上乗せを実現します。しかし、性能レベルの乖離、微妙な方向性の違いもあってユーザーの混乱が見られます。それを受け性能重視の括りへ転換しました。

 まずドライグリップに長けたアジアンスポーツの代表格にも挙げられる「CR-S」と「AR-1」、さらに「NS-2R」は、スポーツを超えたレーシング、いわゆるコンペティションとしての追求へ舵を切りました。街中からサーキット、そして軽カーへも対象を広げ最先端の技術を訴えます。

 次に「NS-2」が来る。「NS-2」シリーズ筆頭として露出拡大への貢献を尊重。いまだ注目を維持するその人気は大したものです。アジアンタイヤにおけるストリートスポーツの代表格として変わらぬ主張を展開します。

 新たに強調するのがスポーツコンフォートです。「NS-20」と「AS-2+」に後発となる「NS-25」を配置。三つ巴によるスポーツコンフォートのコンビネーションで、スポーツ性能とコンフォート性能を対極にそれぞれの得意性を発揮します。

 これ対極としながら実は両立でもあるんです。達成レベルによって限界性能が異なり差別化になるかと。微妙さはあるけれど配置はこうイメージします。

・スポーツ性能
「NS-20」>「AS-2+」>「NS-25」
・コンフォート性能
「NS-25」>「AS-2+」>「NS-20」

 またNANKANGはSUVカテゴリーの充実も進みます。世界的な車種としてのSUV市場に反応し確実な定着を図ります。筆頭は「SP-9」です。従来の「SP-7」を超えたハイレベルなコンフォート性能を発揮します。更にはオールラウンド、そしてオフロードとなる4×4まで投入しています。

 国内ラインアップはグローバル展開にほぼ到達。それ以上に興味なのは、サイズ設定数までも同レベルを実現する製品がいくつも存在すること。アジアンタイヤとしてNANKANGラインアップはかなり魅力です。

NANKANGに集中! SONARフェードアウト

 NANKANGにもセカンドブランドが存在、それがSONAR(ソナー)です。1996年に誕生し、運動性能と上質さに拘ったブランドイメージを構築しました。2008年には東南アジア、中東、ヨーロッパへの拡大路線が見られ、世界50ヶ国以上に販売および流通ネットワークを擁しています。

 国内では黎明期から投入されNANKANGと伴に牽引の役割を担って来ました。特に「SX-1」から「SX-1 EVO」、そして「SX-2」へ進化したスポーツ系は人気。左右非対称パターンを採用し4本の縦溝がバランスよく刻まれウェットでの安定性、直進性への訴えが響いていましたね。

 ところが2015年あたり?からでは。フェードアウトの様相が強まりました。セカンドブランドの位置付けは意外と難しい。本来ならメインとの競合は宜しくない。従って差別化や絞込みにより共存を可能とします。でもこの時取られた施策はフェードアウトによる1本化、そうNANKANGへの集中へシフトした訳です。

 NANKANGを黎明期から見守ってきた中で最大の変革だったし、同様を国内へも波及させることで更なるブランドの認知向上、そしてボリュームアップを図る、これが狙いかと。

台湾勢 No.1を目指す!

 台湾メーカーによる国内展開、NANKANG以外にはMAXXIS、KENDA、FEDERALを加えた4メーカーが熾烈を極めます。因みにこれらを中国名で示すと、NANKANGは「南港」、MAXXISは「正新」、KENDAは「建大」、FEDERALは「飛達」です。タイヤは「輪胎」か。

 世界ランキングでNANKANGは45位前後、対してMAXXISはトップ10にも入る。KENDAは25位前後、FEDERALは60位前後です。

 決して上位ではないNANKANG、このポジションから日本国内では露出の大きさを誇るのが非常に興味深い。またNANKANGそしてFEDERALは、独自展開に舵を切り施策の多様性によって主張展開を強化。一方NANKANGは一貫した姿勢で臨みます。

 FEDERALも一時オートウェイによる国内販売から距離を取りましたが現在は回帰。大きな成果を再度というのが狙いかと。

 ただ、アジアンタイヤメーカーにとって国内の新車装着実現はある意味悲願とも言えるでしょう。信頼性の証となり、結果市販へのボリュームに期待が膨らみます。NANKANGだってその思惑が交錯しているはず・・

 いずれにしても国内アジアンタイヤ市場の重要性を認識し更なる拡大、そう国内における台湾勢No.1を目指しているのは間違いない。ここ重要なところだし数値による実績を示したい。ところが残念、見出すのが困難を極めます。このあたりはタイヤ業界そのものの悪しき共通性を痛感するところです。

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NANKANG(ナンカン)タイヤ性能比較

  NANKANG(ナンカン)製品の配置は、スポーツ及びスポーツコンフォートの「NS-2」シリーズに絶対的な信頼性を委ねます。プラス「AR-1」更には「CR-S」を加えコンペティションまで網羅。またSUVはオンロードからオフロードまで全地形に対応します。

スポーツ

「CR-S」はタイムアタック、サーキット競技などのクラブユーザー向けに専用設計されたという。TREADWEARは200のエクストリームパフォーマンス。NANKANGが誇る最高のスポーツタイヤ‥

CR-S 詳細

ドライグリップに拘る姿勢は本物。性能を極限まで高めたハイグリップとして、サーキットやスポーツ走行で気合を入れたいユーザーへ向けられている。ラップタイム向上などより速く、より洗練されたタイヤを実現。

AR-1 詳細

従来品となる「NS-2」とは全くの別物では。見た目のスパルタンさはSタイヤに通ずるような風格さえあり、R の称号がこれまで以上に走りに特化した、いわゆるハイグリップへ進化していることを物語る。走りに特化した仕上がりだ。

NS-2R 詳細

パターンは一昔前の国産スポーツタイヤに共通点を感じさせる。街中走行でも安定した走り、サイズバリエーションは豊富。軽カーからコンパクトカー、セダンやミニバンまで幅広くフォロー。NANKANGラインアップで継続した人気を誇る。

NS-2 詳細

スポーツコンフォート / ミニバン

2017年グローバルに登場、僅かに遅れるも待望論に応え国内導入を果たす。この動きNANKANGにおける国内市場重視では。カテゴリーは静粛性に傾倒したスポーツコンフォート。大径サイズを展開しプレミアムをも謳う。

NS-25 詳細

「NS-2」の進化というよりはバランスの取れた性能を更に拡大した、という捉え方が理解しやすい。ターゲットは「NS-2」の装着を対象とするスポーツ車をむ含むけれど、走りと快適性を求める方向付けがよりマッチするのでは。

NS-20 詳細

EV・ハイブリッド専用ながらもスポーツ系を主張。高強度のアラミドを使用し剛性を向上、また転がり抵抗を低減し燃費(電費)アップを実現。EUラベリング制度では、転がり抵抗「B」とウェットグリップ「A」を獲得。

AS-3EV 詳細

コンパウンドによる進化した性能は注目。評価の高いパターンデザインは従来を踏襲し静粛性や乗り心地、いわゆる快適性の向上が謳われる。当然グリップと快適性のバランス性能はNANKANG随一では。サイズ拡大も進む。

AS-2+ 詳細

NANKANG最初の左右非対称パターン採用。OUT側でコーナーリングの旋回性とウェット性能を高め、IN側のマルチピッチデザインは静粛性と乗り心地の良さを図る。スポーツとコンフォートを併せ持ち走行安定性を確保、乗り心地も向上。

AS-1 詳細

コンフォート

静粛性は溝形状の最適化と配置の多数化を強調、センターのリブからショルダーまで流れるような形状と配列を実現。これが効率化と効果へ役割を果たす機能。3本の異なるリブ形状にそれぞれ役割を持たせ静粛性は勿論走破性の実現を図る。

NEV-1 詳細

コンフォートに位置付けられる。静粛性の高さが追及の主眼。アジアンタイヤレベルとしてコンピュータを駆使した先進的デザイン採用、複雑に刻まれた溝の効果が性能を大きく左右する。要はノイズの逃げ道を作り静粛性へ繋げる。

RX615 詳細

「ECO-2」の後継。独自配合によるシリカをコンパウンドに採用しポリマーの連結を果たし転がり抵抗低減に加えウェットグリップの向上も実現。センターリブの両サイドに配置されるブロック構造を踏襲し、エネルギーロスの低減へ貢献。

ECO-2+(Plus) 詳細

ウェット性能と静粛性、そして偏摩耗の抑制に優れたコンフォート。国内導入サイズはカテゴリーを横断する汎用性は感じられるものの車種の絞込みが強く、カテゴリー内での車種フォローは随分限定されるかも。

N-605 詳細

スタンダード

ECONEX として「ECO-2+」同様環境面に優れたエコ製品の主張を展開。しかし同列に複数展開するのは混乱する。その結果「ECO-2+」はコンフォートへ、そして「NA-1」はスタンダードレベルでエコを求める。当然差別化は価格。

NA-1 詳細

導入サイズは13~14インチが中心、軽カーやコンパクトカーに向けられたサイズ展開。基本性能を踏襲しタイヤへ見た目の個性を求めるなら結構いい。耐磨耗性に優れた特殊コンパウンドを採用、コストパフォーマンス向上を謳う。

N-729 詳細

SUV

オンロード用(H/T)に括られ快適性と静粛性、プレミアムを演出する走りを極める。高速走行の得意性を訴えた「N990」が起点。ここから快適性の向上を果たした「SP-7」に進化、更なる発展が「SP-9」としてプレミアム性を演出。

SP-9 詳細

国内導入サイズは大口径化傾向、「N990」の継承となればフラッグシップとしてのポジショニングは確立したい。H/Tとしての安定性と快適性に期待を込め、「SP-9」を除く序列では「SP-7」>「SP-5」>「FT-4」とこれまでを踏襲。

SP-7 詳細

「FT-7」と異なるパターンはアドベンチャーを謳う。ブロック形状は比較的丸みを帯びたデザイン、従来品のそれよりもエッジを効かせグイグイの印象は劣るか。ただノイズ抑制と乗り心地はアジアンタイヤのA/Tとしてはハイレベル。

AT-5 詳細

SUVタイヤのオールラウンドにポジショニングされる。センターリブを挟む2本の縦溝と、変則的ブロックを形成する横溝の組み合わせによってオフロード性能を実現し、オンロードでは静粛性への貢献と快適性の向上が果されている。

FT-7 詳細

最新オフロードパターンを採用し走破性が圧倒的に拡充したM/Tタイヤ。既存「N889」を踏襲しながらも進化、ブロック形状は比較的硬めに設計、エッジのカットや破損等に対応、ロングライフも実現。RWLもラインアップ。

FT-9 詳細

M/Tに分類される。オフロード走行を得意とする4×4タイヤとも言い換えられる。アジアンタイヤでM/Tはまだ貴重な存在、その点でトータルでは価格との兼ね合いも十分。ホワイトレターのデザインも見た目が格好いい。

N889 詳細

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