NANKANG(ナンカン)タイヤ性能比較

nankang

 NANKANGタイヤ、1959年創業の台湾メーカーです。当初は何と読めばいい? ナンカングかな・・ ナンカンですね。現在は認知され正しい読み方は定着した、と思います。英語名で NANKANG Rubber Tire、中国語名で 南港輪胎 です。

 NANKANGによれば台湾で最も長い歴史をもつタイヤメーカーだという。1959年の創業当初から同じ企業ロゴを使用し50年以上が経過、古き良き伝統の継承、と捉えるべきかと。

 長期にわたる横浜ゴムとの提携では技術指導、品質改善など積極的に行われ、1991年に欧州向けの輸出を開始しています。

 ラインアップはスポーツからSUV、そしてスタッドレスまで構築し、欧州、北米、オセアニアなどをメイン市場とし実績を拡大しています。台湾では最も長い歴史をもつタイヤメーカーのひとつです。

 NANKANGは国内で普及するアジアンタイヤの歴史でもあります。全体を牽引し興味を引き付けるのは価格と性能、更には充足するサイズ設定です。この3要素を備える製品が数多く導入され、魅力的ラインアップを構築しています。

(2018.7更新)
【TOPICS】

2018年 NANKANG(ナンカン)のラインアップ

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 長らくNS-2シリーズとして「NS-2」、「NS-20」、そして「NS-2R」の露出拡大を図って来ました。しかし、性能レベルの乖離、微妙な方向性の違いもあってユーザーの混乱が見られます。それを受け性能重視の括りへ転換します。

 まずドライグリップに長けたアジアンスポーツの代表格にも挙げられる「AR-1」と「NS-2R」は、スポーツを超えたレーシング、いわゆるコンペティションとして更なる追求を果たします。

 詳細には「AR-1」をフラッグシップに配置、特殊セミスリックコンパウンドの配合を強調します。続くのが「NS-2R」とし街中からサーキット、そして軽カーへも対象を広げ最先端の技術を訴えます。

 次に「NS-2」、NS-2シリーズ筆頭として露出拡大への貢献を尊重。いまだ注目を維持するその人気は大したもの。アジアンタイヤにおけるストリートスポーツの代表格として変わらぬ主張を展開します。

スポーツコンフォートへ注目!

 新たに強調するのがスポーツコンフォートの形態です。「NS-20」と「AS-2+」に後発となる「NS-25」を配置。三つ巴によるスポーツコンフォートのコンビネーションを見出します。スポーツ性能とコンフォート性能を対極にそれぞれの得意性を追求します。

 これ対極としがら両立でもある。達成レベルによって限界性能が異なり、これが差別化になるかと。微妙さあるけれどこう配置します。

スポーツ性能
「NS-20」>「AS-2+」>「NS-25」
コンフォート性能
「NS-25」>「AS-2+」>「NS-20」

 またSUVカテゴリーの充実も進みます。世界的な車種としてのSUV市場に反応し確実な定着を図ります。筆頭は「SP-9」です。従来の「SP-7」を超えたハイレベルなコンフォート性能を発揮します。街中走行からスポーツまでをフォローするのは「SP-5」、同じ街中でもスタンダードは「FT-4」へ。更にはオールラウンド、そして4×4まで投入されています。

 2018年の国内ラインアップは、グローバル展開にほぼ到達しています。製品数もそうだけれど、サイズ設定までも同レベルを実現する製品がいくつも存在します。かなり魅力的です。

SONARフェードアウトで集中へ!

sonar

 NANKANGにもセカンドブランドが存在、それがSONAR(ソナー)です。1996年に誕生し、運動性能と上質さに拘ったブランドイメージを構築しました。2008年には東南アジア、中東、ヨーロッパへの拡大路線が見られ、世界50ヶ国以上に販売および流通ネットワークを擁しています。

 国内では黎明期から投入されNANKANGと伴に牽引の役割を担って来ました。特に「SX-1」から「SX-1 EVO」、そして「SX-2」へ進化したスポーツ系は、左右非対称パターンを採用し4本の縦溝がバランスよく刻まれウェットでの安定性、直進性への訴えが響いていましたね。

 ところが2015年あたり?からでは。フェードアウトの様相が強まりました。セカンドブランドの位置付けは意外と難しい。本来ならメインとの競合は宜しくない。従って差別化や絞込みによって共存を可能とします。でもこの時取られた施策はフェードアウトによる1本化、そうNANKANGへの集中へシフトした訳です。

 2015年以降、グローバルではラインアップに変革が起きています。2015年「AS-2+」投入、2016年「AR-1」、そして2017年「NS-25」というように続けざまに投入。全体を再構築する動きに繋がります。そして完成形が上述した 2018年 NANKANGのラインアップ の動きです。

 黎明期から見守ってきた中で最大の変革だったし、同様を国内へも波及させることで更なるブランドの認知向上、そしてボリュームアップを図る、これが狙いでは。

台湾勢 No.1を目指す!

NS2R

 台湾メーカーによる国内展開、MAXXIS、KENDA、FEDERAL、そしてNANKANGを加えた4メーカーが熾烈を極めます。因みにこれらを中国名で示すと、MAXXISは「正新」、KENDAは「建大」、FEDERALは「飛達」、そしてNANKANGは「南港」です。タイヤは「輪胎」か。

 世界ランキングでMAXXISはトップ10にも入る、KENDAは25位前後、NANKANGは45位前後、FEDERALは60位前後です。

 決して上位ではないNANKANG、このポジションから日本国内では露出の多さを誇るのが非常に興味深い。近年、独自展開に舵を切るメーカーがある中で、NANKANGの施策は一貫した姿勢で臨みます。オートウェイ による国内販売が大きな成果になっているのが理由では。

 ただ、アジアンメーカーにとって国内の新車装着実現はある意味悲願とも言えるかと。信頼性の証となり、結果市販へのボリュームに期待が膨らみます。NANKANGだってその思惑が交錯しているはず・・

 いずれにしても現在、年初における東京オートサロンへの出展や、スタッドレスタイヤ「ESSN-1」のTVCM放映など、国内市場の重要性を認識し更なる認知拡大、そう国内における台湾勢 No.1を目指しているのは間違いないかと。

NANKANG(ナンカン)タイヤ性能比較

nan

スポーツ

「NS-2R」を更に凌ぐドライグリップ向上にはシビレル
-オートウェイ-

ドライグリップに拘る姿勢は本物。性能を極限まで高めたハイグリップとして、サーキットやスポーツ走行で気合を入れたいユーザーへ向けられている。ラップタイム向上などより速く、より洗練されたタイヤを実現。

≫ 詳細は NANKANG AR-1 の特徴 で確認を。
「NS-2」究極進化。ドライグリップの飛躍的な向上を果たす
-オートウェイ-

従来品となる「NS-2」とは全くの別物では。見た目のスパルタンさはSタイヤに通ずるような風格さえあり、R の称号がこれまで以上に走りに特化した、いわゆるハイグリップへ進化していることを物語る。

≫ 詳細は NANKANG NS-2R の特徴 で確認を。
アジアンタイヤの代名詞、継続的人気を誇る正統派スポーツ
-オートウェイ-

パターンは一昔前の国産スポーツタイヤにも共通点を感じる。街中走行でも安定した走りが期待でき、サイズバリエーションは豊富。軽カーからコンパクトカー、セダンやミニバンまで幅広い使用実績がありNANKANGラインアップで継続した人気を誇る。

≫ 詳細は NANKANG NS-2 の特徴 で確認を。

スポーツコンフォート

快適性へ傾倒するスポーツコンフォート
-オートウェイ-

2017年グローバルに登場、僅かに遅れるも待望論に応え国内導入を果たす。この動きNANKANGにおける国内市場重視では。カテゴリーは静粛性に傾倒したスポーツコンフォート。大径サイズを展開しプレミアムをも謳う。

≫ 詳細は NANKANG NS-25 の特徴 で確認を。
バランス性能に長けた扱いやすさが好印象
-オートウェイ-

「NS-2」の進化というよりはバランスの取れた性能を更に拡大した、という捉え方が理解しやすい。ターゲットは「NS-2」の装着を対象とするスポーツ車より、走りと快適性を求める方向付けがマッチする。

≫ 詳細は NANKANG NS-20 の特徴 で確認を。
「AS-2」からコンパウンドの進化で快適性更に向上
-オートウェイ-

コンパウンドによる進化した性能は注目。評価の高いパターンデザインは従来を踏襲し静粛性や乗り心地、いわゆる快適性の向上が謳われる。当然グリップと快適性のバランス性能はNANKANG随一では。サイズ拡大も進む。

≫ 詳細は NANKANG AS-2+ の特徴 で確認を。
継続的な人気、高性能な印象を誇る左右非対称パターン
-オートウェイ-

NANKANG最初の左右非対称パターン採用。OUT側でコーナーリングの旋回性とウェット性能を高め、IN側のマルチピッチデザインは静粛性と乗り心地の良さを図る。スポーツとコンフォートを併せ持ち走行安定性を確保、乗り心地も悪くない。

≫ 詳細は NANKANG AS-1 の特徴 で確認を。

コンフォート/ミニバン

より静粛性の追求に重点が置かれている
-オートウェイ-

コンフォートタイヤに位置付けられ静粛性の高さが謳われる。アジアンタイヤレベルとしてコンピュータを駆使した先進的なデザインが採用され、複雑に刻まれた溝の効果は性能を大きく左右する。

≫ 詳細は NANKANG RX615 の特徴 で確認を。
「ECO-2」の後継。コンパウンド技術の向上を訴える
-オートウェイ-

「ECO-2」の後継。独自配合によるシリカをコンパウンドに採用しポリマーの連結を果たすことで転がり抵抗低減に加えウェットグリップの向上も実現。センターリブの両サイドに配置されるブロック構造を踏襲し、エネルギーロスの低減へ貢献する。

≫ 詳細は NANKANG ECO-2+ の特徴 で確認を。
カテゴリーを横断したフォローを実現する器用さが評価
-オートウェイ-

ウェット性能と静粛性、そして偏摩耗の抑制に優れたコンフォート。国内導入サイズはカテゴリーを横断する汎用性は感じられるものの車種の絞込みが強く、カテゴリー内での車種フォローは随分限定されるかも。

≫ 詳細は NANKANG N-605 の特徴 で確認を。
ミニバン専用タイヤとしても耐えられる使い勝手の良さ
-オートウェイ-

ノイズを抑えた高い静粛性能と高品質ラバーコンパウンドの使用により、安定したグリップ力と排水性を高めウェットでの安定性を発揮。軽カーからセダン、ミニバンまで対象にし使い勝手の良さがある。

≫ 詳細は NANKANG XR611 の特徴 で確認を。

スタンダード

環境面に優れたエコ製品の主張を展開
-オートウェイ-

ECONEX として「ECO-2+」同様環境面に優れたエコ製品の主張を展開。しかし同列に複数展開するのは混乱する。その結果「ECO-2+」はコンフォートへ、そして「NA-1」はスタンダードレベルでエコを求める。

≫ 詳細は NANKANG NA-1 の特徴 で確認を。
コンフォート並みの性能を誇るNANKANGの自信作
-オートウェイ-

メーカー指針はコンフォートタイヤとしてのポジショニング、でもサイズ設定や性能からはスタンダードとしての位置付けがフィットする。コストパフォーマンス重視で選択を考えている人に最もお勧めなひとつでは。

≫ 詳細は NANKANG CX668 の特徴 で確認を。
ホワイトレターで演出したスタンダード
-オートウェイ-

導入サイズは13~14インチが中心、軽カーやコンパクトカーに向けられたサイズ展開。基本性能を踏襲しタイヤへ見た目の個性を求めるなら結構いい。耐磨耗性に優れた特殊コンパウンドを採用、コストパフォーマンス向上を謳う。

≫ 詳細は NANKANG N-729 の特徴 で確認を。

SUV

SP-9 (H/T)
SUVコンフォート最上級に位置付け
-オートウェイ-

オンロード用となるH/Tに括られ快適性と静粛性、更にはプレミアムを演出する走りを極める。高速走行の得意性を訴えた「N990」が起点。ここから快適性の向上を果たした「SP-7」に進化、更なる発展が「SP-9」。

≫ 詳細は NANKANG SP-9 の特徴 で確認を。
SP-7 (H/T)
「N990」の継承。国内導入サイズは大口径化へ
-オートウェイ-

「SP-7」の国内導入サイズは大口径化傾向、「N990」の継承となればフラッグシップとしてのポジショニングは確立したい。H/Tとしての安定性と快適性に期待を込め、「SP-9」を除く序列では「SP-7」>「SP-5」>「FT-4」とこれまでのイメージを踏襲する。

≫ 詳細は NANKANG SP-7 の特徴 で確認を。
SP-5 (H/T)
「SP-7」に次ぐ高速安定性。繊細さはこちらが上かも?
-オートウェイ-

オンロードでの快適性を謳う。NANKANGのSUVタイヤ選択では高速での走行や大型の車種、オンロード性能を強調している「SP-9」と「SP-7」、街中走行からスポーツまでをフォローする「SP-5」、同じ街中でもスタンダード「FT-4」というイメージ。

≫ 詳細は NANKANG SP-5 の特徴 で確認を。
FT-4 (S/T)
街中での快適性に優れたSUVスタンダード
-オートウェイ-

SUVでオンロード走行、特に街中走行をメインとするS/T(Street Terrain)にポジショニングされるタイヤ。標準性能を併せ持つことで街中での快適な走りに貢献する。乗り心地に対する評価も悪くない。

≫ 詳細は NANKANG FT-4 の特徴 で確認を。
FT-7 (A/T)
オン・オフ対応のオールラウンドにポジショニングされる
-オートウェイ-

SUVタイヤのオールラウンドにポジショニングされる。センターリブを挟む2本の縦溝と、変則的ブロックを形成する横溝の組み合わせによってオフロード性能を実現し、オンロードでは静粛性への貢献と快適性の向上が果されている。

≫ 詳細は NANKANG FT-7 の特徴 で確認を。
N889 (M/T)
オフロードを得意とする4×4タイヤ。このカテゴリーでは貴重だ
-オートウェイ-

M/Tに分類される。オフロード走行を得意とする4×4タイヤとも言い換えられる。アジアンタイヤでM/Tはまだ貴重な存在、その点でトータルでは価格との兼ね合いも十分。ホワイトレターのデザインも見た目が格好いい。

≫ 詳細は NANKANG N889 の特徴 で確認を。