コンチネンタル 5世代から6世代では変革規模が激変

 コンチネンタルは現在、5世代製品から6世代製品へ移行が進んでいます。その全てではないけれど、「UltraContact UC6」および「ComfortContact CC6」、そして「MaxContact MC6」などは日本を含むアジア太平洋地域(APAC)に向けられた製品です。供給拠点は中国工場やマレーシア工場、現在フル稼働状態にあるという。

 ドイツメーカーとして、狙うのはウルトラ・パフォーマンスカーへの新車装着です。これは欧州を同じにするミシュランやピレリも同様。技術レベルの高度化をグローバル市場でアピール、世界シェアは4位を不動にし更なる拡大を狙います。

 しかし、熟成された欧米市場にこれ以上の可能性を求めるのは難しい。そこで日本を含むアジア太平洋地域(APAC)に向けられる訳です。特に中国市場は注目の度合いが異なります。この地域に向けられた製品発表の多くが、中国で行われケースからも感じるところです。

 じゃあ肝心の日本国内市場はどうよ? 近年ようやく見えてきた、というのが正直なところでしょう。2014年8月に日本法人コンチネンタルタイヤ・ジャパン(株)を設立、約2年後には売り上げの伸び率が2ケタに。まずは伸び率に注目してよ、ということですね。

 輸入元としてヤナセからヨコハマと続いた展開は、現在に比較すると興味が半減以下でした。飽くまでも遠い欧州の1メーカーだよね、に過ぎない捉え方だった。ただそれでも性能レベルの高度化は伝わっていたので、身近じゃないから興味に繋がらない、ということだったかと。これが普及に消極的な原因のひとつだったのでは。

 コンチネンタルタイヤ・ジャパンの存在は、この距離感を縮めたことに意義を見出します。6世代全体では「PremiumContact 6」や「SportContact 6」のようなUHPも存在するなかで、APAC市場に見合った製品が投入されています。ブランドイメージを崩さずに価格的優位を持ってラインアップの拡充を果たしたことです。その結果が先に伝えた伸び率に繋がっている、と考えます。

 課題は更なる認知の向上でしょう。これまでのブランドイメージとリーズナブルの繋がりをどう引き出すのか、この点に尽きると思います。ラインアップの柔軟さはあるし、敢えてターゲットの明確な線引きによるアピールをしたら面白いかもしれません。

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