ブリヂストンの歴史からみる世界戦略

ブリヂストンは巨大だ からの続きです。

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 ブリヂストンの歴史は1930年に前身である日本足袋タイヤ部から始まります。1931年福岡県久留米市にブリッヂストンタイヤを設立、1942年太平洋戦争により社名を日本タイヤに変更します。

 戦後1951年にブリヂストンタイヤに復旧。また同年米グッドイヤーと技術に関する提携契約、技術指導を受け同工場ではグッドイヤーブランドタイヤの生産が開始されました。その後1979年に解消しています。

 1983年には当時米国第2位であるファイアストンのナッシュビル工場を買収、1984年社名を現在の株式会社ブリヂストンに変更。1988年ファイアストンを買収し子会社化。

 1997年F1に参戦し2010年までの14年間に渡り供給を続ける。2008年は東洋ゴム工業と業務・資本提携しています。なお鳩山一族との関係は超有名、石橋 正二郎氏の娘が鳩山由紀夫元首相の母です。

 タイヤ業界はビック3によって世界的に影響力を示します。国内ではその傾向が更に際立ち、右へ倣えの動きが感じ取れる時が多い。また近年のグローバル戦略では新興国で思うような展開が実現出来ていない。その打破としてスポンサーのあり方に大きく舵を切っています。

 注目したのはオリンピック公式スポンサーです。五輪マークが付いたブリヂストンのロゴが新興国でも見られれば企業ネームは高まります。更には認知を果たしている地域でも街中に溢れれば、直接クルマやタイヤへ興味を示さない層へも十分な宣伝効果が期待できる。

 ブリヂストンは国際オリンピック委員会(IOC)と東京オリンピックを含む2024年夏季オリンピックまで、最高位スポンサー「ジ・オリンピック・パートナー(TOP)」契約を締結しています。1業種1社に限定された最高レベルのグローバルスポンサーであり、五輪マークを自社製品の広告などに使用できる独占的な権利が与えられています。

 で、いったいどれ程の契約料? 非公開ながら一説では数百億円に上るのでは。10年間で300億円を超す、とも。ブリヂストンがF1から撤退して数年が経ち、2015年でMotoGPからも撤退した。これが意味するのはこんな狙いがあった、と勝手に理解しています。

ブリヂストンは巨大だ
タイヤメーカーの歴史

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