アジアンスポーツコンフォートタイヤ性能比較表

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 一般にスポーツコンフォートカテゴリーは、スポーツの絶対的なグリップ性能には及ばないまでも、程よい快適性を備えることで性能両立を果たします。

 その中でスポーツをベースにコンフォート性能を持つタイプと、コンフォートをベースにグリップ性能を持つタイプに区分けされます。

 アジアンスポーツコンフォートは、比較的スポーツをベースにした製品が多い印象です。アジアンタイヤが得意とするグリップ性能を活かしつつコンフォート性能を加味することで、よりハイレベルな性能が強調されます。

 単独での追求は難しさが感じられても、異なる性能が合わさることで相乗効果が示せる、ということです。ただ課題も残ります。スポーツ性能とコンフォート性能、双方で追求レベルに曖昧さが残るケースが見られます。特徴をどっちに振るか、難しいバランスが求められます。

(2019.7更新)
【TOPICS】

アジアンスポーツコンフォートの現状

 メジャーにおけるスポーツコンフォートへのポジショニングは性能のフィット感が重要です。一見半端に取れる性能でも、車種マッチングが適正なら見方は変わります。

 しかしながらアジアンスポーツコンフォートは、快適性にワンランクレベルアップが望まれます。極上とは言わないまでも、静粛性と乗り心地の向上に更なる期待感を示します。まぁ、装着する車種との相性によっても異なりますが‥

 また投入される製品の絶対数が少ないのも課題です。スポーツに傾倒するメーカー施策はスポーツコンフォートへの興味が上がりません。

 かつてメジャーでも同様の課題を抱えていました。しかし、低燃費タイヤの普及をきっかけにジワリ充実が進みます。更にはライトスポーツを敢えてここに括ることで、露出拡大が実現しました。

 一歩引いた製品アピールが功を奏した訳です。より多くのラインアップを実現するのには必要なことかもしれません。

2019年注目のラインアップ

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 まず注目するのがNANKANGのラインアップ構成でしょう。「NS-25」と「AS-2+」で新たなスポーツコンフォートのコンビネーションを見出します。そこに従来からの「NS-20」と「AS-1」が加わります。

 「NS」シリーズと「AS」シリーズを敢えて共存させ、しかも新旧を色濃くするこの展開はNANKANG全体の施策にも大きな影響を与えます。

 MOMOからは従来からの「OUTRUN」を上回る「TOPRUN M-30」が投入されました。コンフォートレベルを脱し従来を超えたレスポンス向上に注目します。そして復活掲載となったのがROADSTONEです。「N8000」はNEXENでも実績あり、更にROADSTONE専有銘柄の「EUROVIS SPORT 04」はフラッグシップにも位置付けられるパフォーマンスを有します。

 RADAR「Dimax AS-8」は高性能車とSUVに向けられた性能を尊重、新たなシーズンはカテゴリーを跨ぐ配置で再始動。MINERVAからは「F205」のスポーツ指針に興味を高めます。

アジアンスポーツコンフォートタイヤ性能比較

*総合評価は投稿されたインプレッションの各項目を合計し平均値化したものです。
 

NANKANG

NS-25
- オートウェイ -
  • サイズ:16~22インチ
  • 扁平率:55~30%
  • 発売:2017年
快適性へ傾倒するスポーツコンフォート

2017年グローバルに登場、僅かに遅れるも待望論に応え国内導入を果たす。この動きNANKANGにおける国内市場重視では。カテゴリーは静粛性に傾倒したスポーツコンフォート。大径サイズを展開しプレミアムをも謳う。

NS-20
- オートウェイ -
バランス性能に長けた扱いやすさが好印象

「NS-2」の進化というよりはバランスの取れた性能を更に拡大した、という捉え方が理解しやすい。ターゲットは「NS-2」の装着を対象とするスポーツ車より、走りと快適性を求める方向付けがマッチする。

AS-2+
- オートウェイ -
  • サイズ:16~22インチ
  • 扁平率:60~25%
  • 発売:2015年
「AS-2」からコンパウンドの進化で快適性更に向上

コンパウンドによる進化した性能は注目。評価の高いパターンデザインは従来を踏襲し静粛性や乗り心地、いわゆる快適性の向上が謳われる。当然グリップと快適性のバランス性能はNANKANG随一では。サイズ拡大も進む。

AS-1
- オートウェイ -
継続的な人気、高性能な印象を誇る左右非対称パターン

NANKANG最初の左右非対称パターン採用。OUT側でコーナーリングの旋回性とウェット性能を高め、IN側のマルチピッチデザインは静粛性と乗り心地の良さを図る。スポーツとコンフォートを併せ持ち走行安定性を確保、乗り心地も悪くない。

 

DAVANTI

DX640
- オートウェイ -
  • サイズ:16~22インチ
  • 扁平率:60~30%
  • 発売:2019年8月
ターゲットはパッセンジャーカーとSUV

「DX640」のターゲットはパッセンジャーカーとSUVだという。既存サイズは16 ~ 22インチ、30 ~ 60%扁平まで構築するし、なるほど! これならパッセンジャーカー、いわゆるUHP(ウルトラ・ハイ・パフォーマンス)への主張も頷けそう。従ってこれメインにスポーツコンフォートへポジショニング!

 

MOMO

TOPRUN M-30
- オートウェイ -
  • サイズ:16~20インチ
  • 扁平率:55~35%
従来を超えたレスポンス向上に注目

コンフォートレベルを脱し従来を超えたレスポンス向上に注目。悪条件下でも高いグリップ力とハンドリングの安定性を最大性能として発揮するよう設計されたという。ターゲット車種はスポーツ、プレミアムセダン、そしてSUVまで含める。

 

RADAR

Dimax AS-8(ミニバン/SUV)
- オートウェイ -
  • サイズ:16~26インチ
  • 扁平率:65~30%
「Dimax R8+」のデザインコンセプトを踏襲

コンフォート「Dimax R8+」のスタイリングコンセプトを継承し、ドライとウェットに優れたグリップを提供。最適化されたコンパウンド技術によって耐摩耗性の向上を謳う。SUVにプラスしてスポーツコンフォートもターゲット。

 

ROADSTONE

EUROVIS SPORT 04
- オートウェイ -
  • サイズ:15~19インチ
  • 扁平率:60~35%
ROADSTONEを感じる代表作

ROADSTONEの専有銘柄になるのでは。NEXENとの共有が目立つラインアップではフラッグシップに位置付けしてもいい。ただ SPORT に拘る姿勢はハイグリップをイメージさせるも、実質はスポーツコンフォートとしての追求レベルに抑えたい。

N8000
- オートウェイ -
  • サイズ:16~20インチ
  • 扁平率:55~30%
スポーツコンフォートながら更に快適性に傾倒

スポーツコンフォートカテゴリーに位置付けられるUHPタイヤ。程よいグリップ性能と快適性を両立するのがスポーツコンフォートの特徴。「N8000」はそこから更に快適性に傾倒し、両立を謳う中でも細分化によるレベル向上を目指す。

 

MINERVA

F205
- オートウェイ -
  • サイズ:17~19インチ
  • 扁平率:55~35%
  • 発売:2018年
「F205」へ託すのは最適な運動性能

高い排水性と静粛性を謳う。更にスポーツへの指針を見出せるもやや物足りない。そこで性能両立を特徴に据えるスポーツコンフォートへ配置するのが最適、折角搭載する運動性能だし前面で捉えたい。