2020-2021年スタッドレスタイヤ性能比較!!

ファルケンタイヤ性能比較

 数年前、ファルケンの国内展開は危機さえ感じるほどでした。ある意味放置プレイが長く続きとっても寂しい状況に、もしかしてブランド消滅‥ と思わせるほど。事態が一転したのは2015年夏頃から、ファルケンに対する強化が動き始めました。

 現在、ファルケンを製造販売するのは住友ゴムです。2003年オーツタイヤ(ファルケンはブランド名)を吸収合併し、2005年ダンロップファルケンタイヤを設立も2010年に統合。ファルケンは、ダンロップ、そして当時のグッドイヤーとともにブランドのひとつとして国内展開されることになりました。

ファルケンの歴史

 オーツタイヤは1944年に大日本航空機タイヤとして設立。1945年大津ゴム工業に改称しクルマ用タイヤ生産に転換。1962年オーツタイヤに改称。本社所在地は大阪府泉大津市、オーツはこの泉大津市に由来するものだという。

 そして現在も残るブランド名ファルケンは1983年に登場。しかし、厳しいシェア競争の末、住友ゴムへの吸収合併に向かいます。

 その後、住友ゴムの海外強化策によって国内では非常に厳しい、というか寂しい時期を迎えます。一時は3銘柄まで縮小、どうしたファルケン? と思ったのは私だけではないはず。

 そこに訪れたのが、住友ゴムと米グッドイヤーとのタイヤ事業におけるアライアンスの解消です。15年に渡る提携関係が終了。それまで住友ゴムは、ダンロップが使用出来ない地域でファルケン等を展開して来ました。当然グッドイヤー主導のダンロップとは競合することになり摩擦も起きる。このあたりが提携解消の理由付けになったのでは。

好機到来!

 しかし、ファルケンにとってこの状況は悪くない、いや足枷が外されたことになり好機到来。住友ゴムはファルケン強化へ向かいます。世界販売本数を2020年に当時として2倍の4千万本へ、住友ゴムのタイヤ構成比率で3割になるという計画を公表。明らかに米グッドイヤーとの提携解消によるものです。ファルケンの自由度を最大限活用し、欧米、そして中国などでの販売体制を拡大させます。

 当時ブランド露出策は直ぐに具体化され、ドイツのプロサッカーリーグ・ブンデスリーガ1部の FCインゴルシュタット04 とプレミアムスポンサーシップ契約を締結。また Red Bull Air Race でオフィシャルパートナーを務めたり、FALKEN Cafe Aoyama をオープンするという目立った動きもその直前から活発化させました。

 国内展開も活気を取り戻します。グローバル製品だけれど多くを取り込み全体のボリュームアップを図ります。その中でも「ZIEX」が柱となりラインアップ復活を果たします。ただ当初オーツ由来の雰囲気が薄らいでしまった点には残念さがあったかな‥

 新たなファルケン重視の展開はお洒落で洗練された、欧州をイメージさせる雰囲気のもの。泥臭くドリフトのD1なら悪くないけれど、CAFEには繋がらないっす。強化でもダンロップありきの展開は変わらない。

 スパルタンさを強烈に印象付けたかつてのファルケン、それはいまダンロップ「DIREZZA」へ傾向しており重複はプラスにならない。しかし最新は「AZENIS」の複数展開を実現、特にドライグリップ重視へ向かう「AZENIS RT615K+」はその重複に敢えて臨み競合さえも。この現状、ユーザー視点からは歓迎です。

住友ゴム

 社名は住友ゴム工業株式会社、本社所在地:兵庫県神戸市・東京本社:東京都江東区、創業は1909年、2019年末現在の連結従業員数39,233名。2018年世界シェアは5位(4.1%)、国内ではブリヂストンに次いで2位です。

ブランド展開を紐解く!

AZENIS(アゼニス)によるファルケン新時代

AZENISは時代の頂点を目指す!
 旧オーツタイヤ(2003年住友ゴムに吸収合併)のブランドがファルケン、そのスポーツカテゴリーとして存在したのが「AZENIS…

ファルケンタイヤ性能比較

 「AZENIS」シリーズがスポーツ、更にはSUVも括ります。スポーツはドライグリップを特徴に、プレミアムはスポーツとコンフォートの融合。SUVは高機能を主張します。コンフォートは「ZIEX」がファルケンの伝統を維持。またスタンダードは低燃費タイヤとして「SINCERA」が投入されています。

スポーツ

AZENIS FK510

「AZENIS FK510」は新世代のフラッグシップを謳う。実質「AZENIS FK453」の後継として、サーキットから街中まで現代のハイパフォーマンスカーの足元を支える力強さを強調する。ハイレベルな技術特性は大注目。

製品詳細

AZENIS RT615K+

従来品「AZENIS RT615K」の進化となる製品。+(プラス)進化はコンパウンド。相反するグリップ性能と耐摩耗性能の2つをバランスよく向上させ、サーキットでの連続タイムアタックでも安定したLAPタイム向上が主張点。

製品詳細

コンフォート

ZIEX ZE914F

コンパウンドの進化によってウェットブレーキ性能「c」から、「a」もしくは「b」へ向上。新シリカ用変性ポリマー をトレッド部に採用、不要な発熱を抑え転がり抵抗を低減。ウェット性能を最大限に発揮させる。

製品詳細

スタンダード

SINCERA SN832i

転がり抵抗係数「A」、ウェットグリップ性能「b」もしくは「c」のグレーディング。これにより従来よりも転がり抵抗を14%低減し、ウェットブレーキング性能も13%の向上を果たす。ハイドロプレーニングも7%の向上だ。

製品詳細

SUV

AZENIS FK510 SUV

新世代フラッグシップを謳う「AZENIS FK510」シリーズ、SUV専用として登場したのが「AZENIS FK510 SUV」。大型ボディーを足元から支える信頼性、そして極上の快適性を強固に訴える。シリーズ認知は拡大、従来踏襲の上で更なる向上を。

製品詳細

タイヤWEBサイト
タイトルとURLをコピーしました