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アジアンスポーツタイヤ性能比較

 アジアンタイヤで絶対的なグリップ性能に優れているスポーツ系、その追求に変化は見当たらず。トレッド面は幅広の溝が刻まれ、面積を確保したブロックがスパルタンな雰囲気を漂わせています。いかにも! と思わせるのがアジアンスポーツタイヤの特徴です。

 グリップ性能の拘りは方向性により多少の違いがあるけれど、評価レベルは明らかに向上している、と感じます。これまではやや過小に捉えられがち、でも実際に経験すると印象が覆えされることもあるんです。

 ウェット性能も同様では。従来弱点のような捉え方があったけれど、日常的な街乗りでは十分、という評価が今や多数を占めるほどです。

 装着はミニバンなどでも珍しいことではありません。剛性の高さは懐の深さとしてカテゴリー横断へ期待を背負います。器用さとして評価されているのです。

 それでも全体的にはやや大味なところもあるのかな。静粛性や乗り心地はスポーツタイヤとして重要視されなかった点ながら、繊細さという点で追求レベルがもう少し高まると新たな次元が見えて来そうです。

2020年もドライグリップに傾倒する!

 メーカーにとってスポーツカテゴリーへの投入は露出拡大への近道です。そこへ拘る姿勢は注目の度合いを高め、他との共存でも可能性の高まりが期待出来ます。

 これにより多くのラインアップを実現し、選択肢の広がりが魅力あるカテゴリーを構築します。ただ一方でカテゴリー内の性能差が大きくなっている印象もありますね。

 「ATR-K SPORT」の登場は軽カー専用ながら何というタイヤを発売するのだろう! これサーキット専用ですよね、を抱きました。(2016年からは軽カー以外のサイズも投入)

 そしたらNANKANG「NS-2R」は更に過激。Sタイヤでは、と思わせるスパルタンさはドライグリップの優越感を強烈に示しました。この流れ止まりません。FEDERAL「595RS-RR」はさらにその上を行く。そしてNANKANG「AR-1」がダメ押し。

 一方で従来から続く人気製品、NANKANG「NS-2」、「ATR SPORT」、「ATR SPORT2」、Pinso Tyres「PS-91」などは、フォロー範囲拡大でカテゴリー横断による器用さを主張、メインのひとつとして変わらず維持します。

 そこにNEUTON、MAXTREKが加わり全体ボリュームの拡大に貢献します。2020年もこの動き踏襲します。NITTOをアジアンタイヤに括る違和感もようやく受け入れられ、全体的な底上げが更に進みます。

モータースポーツ参戦で主張を高める!

 アジアンタイヤメーカーによるモータースポーツへの参戦は、珍しいものではなくなりました。特にドリフト関係、D1などへは性能を訴えるのに絶好の場として積極性を示します。

 使用されるタイヤは市販の公道用に限定され、いわゆる街中で使用する製品が装着されています。ただ規定の変更で一般的、とは言い難くなっていますが‥ コンペティションの括りを敢えて設定しより過激な製品を投入します。それでもレース結果はタイヤ評価に直結。アメリカやアジアでも同様の捉え方になるのでは。

 またレース専用もブランド構築に大きな影響を与えます。過去、国内メーカーの戦略がそうであったように、レースで勝つことがファンを獲得することに繋がります。

 ということで、近年盛り上がるアジアンタイヤメーカーによるモータースポーツ参戦の意義は大きい、と考えます。今シーズンも活発化したシーンを見る機会が多そうです。

アジアンスポーツタイヤ性能比較

NANKANG

AR-1

ドライグリップに拘る姿勢は本物。性能を極限まで高めたハイグリップとして、サーキットやスポーツ走行で気合を入れたいユーザーへ向けられている。

NANKANG AR-1 詳細

NS-2R

従来品「NS-2」とは全くの別物。見た目のスパルタンさはSタイヤに通ずるような風格さえあり、R の称号がこれまで以上に走りに特化した仕上がり。

NANKANG NS-2R 詳細

NS-2

一昔前の国産スポーツタイヤに共通点を感じる。街中走行でも安定した走り、軽カーからコンパクトカー、セダンやミニバンまで幅広い使用実績。

NANKANG NS-2 詳細

ATR RADIAL

ATR SPORT2

第2世代となりトータル性能向上を謳う。それ以上にレスポンス性能向上が最も際立つところでは。更に剛性強化やライフも期待される。

ATR SPORT2 詳細

ATR SPORT

インドネシア製スポーツタイヤ。トレッド面の当たりの柔らかさから乗り心地にも期待感が。黎明期から普及拡大に努め今でも人気は続く。

ATR SPORT 詳細

ATR SPORT 123S

位置付けはCOMPETION(コンペティション)。但し街中走行も可能。スペシャルバージョンとして投入の「ATR-K SPORT」ベースタイヤでもある。

ATR SPORT 123S 詳細

ATR-K SPORT

一般用とは一線を画すSタイヤに近いトレッドはモータースポーツでの使用も考慮して開発。新サイズ追加で軽カー専用からフォロー拡大。

ATR-K SPORT 詳細

Pinso Tyres PS-91

インドネシアのMASA (メーカー)で製造、タイのディーラーがリリースするスポーツタイヤ。「ATR SPORT」よりグリップが更に上回るのでは?

Pinso Tyres PS-91 詳細

NEUTON

NT5000

正統派スポーツに括られるのでは。4本のストレートグルーブを備えたパターンが特徴、既定路線のデザインなので安心感あるかと。

NEUTON NT5000 詳細

NITTO

INVO

独特パターンに優れた機能性が示される。IN側にツインワイルドグルーブ採用、OUT側はラージブロックでウェットへの得意性を強調。

NITTO INVO 詳細

NEOテクGEN

特徴的で拘りの左右非対称パターン採用。トレッド面の変則的形態は3次元の流れを形成、個々のブロックによる働きが期待感大きい。

NITTO NEOテクGEN 詳細

NT555 G2

従来品「NT555」の後継。高出力ハイエンドカーに対応、ハイパワーを路面に伝え、転がり抵抗とウェットグリップを高次元で両立。

NITTO NT555 G2 詳細

FEDERAL

595RS-RR

「595RS-R」の進化。日本各地のサーキットでテストを繰り返し次世代製品として誕生。伝統の炎を彷彿させるファイヤーパターンを踏襲。

FEDERAL 595RS-RR 詳細

595RS-R

広く角のある溝でブロック強度を確保しトラクション性能を向上。長時間のサーキット走行でも最良な走りを実現する。

FEDERAL 595RS-R 詳細

595RPM

「595」シリーズで培った技術で快適性とパフォーマンスを両立。車種ターゲットはスーパーカーをも含むというから強気。

FEDERAL 595RPM 詳細

SS595

鋭角な複数のV字型で構成されたトレッドパターンは、高い排水性とグリップ性能を実現。ハンドリング性能向上、レスポンスも意識。

FEDERAL SS595 詳細

アジアンタイヤWEBサイト
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