新たなFINALISTの牽引役として異なるイメージを完全定着
- カテゴリー:スポーツ
- サイズ:14~20インチ
- 扁平率:55~30%
- 発売:2021年9月
- 1件のインプレッション
「595EVO」は2021年9月からオートウェイの独占販売。新たなFINALISTの牽引役として異なるイメージを完全定着。スポーツパフォーマンスに優れる斬新で高位の位置付けを確立。
製品情報
FINALIST(ファイナリスト)「595EVO」は2021年9月からオートウェイの独占販売です。かつてのFINALISTは全体としてラウンド形状が強い、柔軟さを感じさせるデザイン構造でした。よって静粛性や快適性の実現が優先され、先進性には距離がありハイパフォーマンスへの印象は厳しかったかと。
しかし、一新した「595EVO」は新たなFINALISTの牽引役として異なるイメージを完全定着しました。その結果、スポーツパフォーマンスに優れる斬新で高位の位置付けを確立しています。
特徴をまとめましょう。まずトレッドパターンに注目すると、極めてアグレッシブで特徴的な左右非対称パターンを採用しています。FEDERAL「595」シリーズの特性であるファイヤーパターンも健在です。見た目のインパクトだけでなく、排水性能とドライ時の接地性を両立させるために考え抜かれたものです。
センターリブは剛性が高く直進安定性を確保しつつ、ショルダー部には大型のブロックを配置し、コーナリング時の踏ん張りを向上させています。特にOUT側ショルダーのブロック剛性が高められており、強い横Gがかかる場面でも安定して接地面を維持できる構造です。
コンパウンドは、極端にソフトなわけではないが、一定の温度域に達するとしっかりとグリップ力を発揮する特性があります。特に温感が入ってからの粘りは、上級ユーザーのドリフト走行にも応えるものとなっている。一方で、冷間時のグリップはやや控えめで、これがウェット路面ではネガティブな評価につながることもありそう。
構造面では、サイドウォール剛性を適度に高めています。また、耐熱性についても一定の配慮がなされており、連続した高負荷走行時にも熱ダレしにくいよう工夫が加えられているそうな。
ただし、メジャーのハイエンドモデルと比較すると、絶対的な剛性や熱耐性の面で差は否めず、どちらかと言えば扱いやすいミッドレンジとしての性格が色濃いと想像します。
その様はFEDERAL「595」シリーズの踏襲型、とも言っていいのでは。センターリブを挟みサイドまで続くファイヤーパターンの効果は「595RS-R」から続く「595RS-RR」で既に実証済み。これを介する斬新で新たなパターンがタイヤレベルを引き上げます。
装着対象はギンギンのスポーツばかりではない。ミニバンでもスポーツパフォーマンスを享受したいユーザーなら装着可能。但し、それなりの乗り心地になるであろうことは覚悟のうえで、と考えたい。
いずれにしてもFEDERAL「595」シリーズを踏襲しFINALISTへ注がれます。ブランド認知を植えつけ、ハイパフォーマンスユーザーへ向けFEDERALから最大限の意向を受けた新たなFINALISTを提案したい。
「595EVO」は、ハイグリップを求めるストリートユーザーや、競技入門者、あるいはドリフトユーザーにとって、非常にバランスの取れたタイヤであるかと。メジャー製品と比較すれば、各性能にやや粗さが見られるのは否定できないが、その価格帯と性能の落とし所のバランス感覚には非常に優れたものがあり、アジアンタイヤの中でもとりわけ評価が高い理由がそこにあると思います。
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インプレッション
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- 静 粛 性
- 寿 命
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