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アジアンミニバンタイヤ性能比較

 ミニバンは車重があり重心が高い為に、コーナーリング時にタイヤの外側へ荷重が移りやすくふらつく傾向にあります。安定性を保つには大きな荷重に耐えられるものでなくてはなりません。これを第一に、更には快適性をも発揮するのが専用となるミニバンタイヤです。

 この実現には、OUT側とIN側のサイドウォールの強度を変えることをメインに最適化を施します。クルマをしっかりと支え片減りや偏摩耗、走行時のふらつきなどにも対応し快適な乗り心地へ導きます。

 しかしミニバンカテゴリーは後発です。これまでは剛性の高いスポーツやコンフォートなどによってフォーローがなされていました。最新のアジアンミニバンはどうよ?

2020年はこう展開する

 専用性を欠く現状に2020年のラインアップも正直苦しい展開が見えています。可能性を高めているのがFEDERAL「FORMOZA AZ01」や「FORMOZA FD2」くらい、やはり代用を強いられるのはショウガナイ。

 そこでバランス重視を念頭に、スポーツコンフォートと剛性を保持するコンフォートからピックアップしています。まずはNANKANGから「NS-25」、「NS-20」、そして「AS-2+」を挙げます。サイズ設定数が多くミドルクラスまでなら耐えられるかと。

 HIFLYからは快適性にプラスした運動性能を特徴とする「HF805」、MOMOは高速安定性に優れた「OUTRUN M-3」。RADARは「Dimax」シリーズから「Dimax AS-8」と「Dimax R8+」を。SUVもフォローする性格はミニバンのフィット感も高めるのでは。そしてROADSTONEからも剛性に優れる「EUROVIS SPORT 04」を挙げておきます。

 多くが代用、というかカテゴリー共有製品をポジショニングします。現状の投入実績からはこれが最適になるかと。

アジアンミニバンタイヤの位置付け

 アジアンタイヤで明確にミニバン専用を主張する製品は最小かな。既存はスポーツやスポーツコンフォート、そしてコンフォートなどの一部が代用として役割を果たしています。

 ミニバンタイヤに最も求められるのがふらつきや偏摩耗などの抑制です。この点は剛性が影響するところ、従ってスポーツの代用でも可能です。但し、安定性と快適性のバランスが必ずしも一致したものにはなりません。その為、高い満足感を得ることは難しい、と考えます。

 対してコンフォートなら快適性への実現が高まるのでは。しかし、今度は剛性面で不安が残ります。なら中間となるスポーツコンフォートがいい。剛性と快適性双方の期待が得られそう。SUVも可能性は高いかな。しかし、サイズ設定が問題。アジアンSUVは大口径が多くミニバンへのフィットが難しい。

 など代用であることは、専用に比較しいずれかのマイナス面が払拭出来ていません。より安定性と快適性を高位に求めるなら専用に勝るものはなし、です。ではなぜアジアンメーカーがミニバンへは消極的なのか。

 恐らく世界的規模での需要が問題かと。海外ではミニバンに対して商用バンのイメージが強い、ここに専用タイヤを投入しても乗用車並みの大きな需要になり難い。また先進技術の投入は高性能化への道筋が期待され、アジアンメーカーもその実現は既に可能なレベルに到達しています。しかし価格への影響もあり積極性が発揮されないのでは。

 日本国内でミニバンは既にカテゴリーとして熟成された分野です。従って国内普及拡大を狙うのならここ外せない、と思うのですが。

アジアンミニバンタイヤ性能比較

NANKANG

NS-25

2017年グローバルに登場、僅かに遅れるも待望論に応え国内導入を果たす。この動きNANKANGにおける国内市場重視政策の実証。

NANKANG NS-25 詳細

NS-20

「NS-2」の進化というよりバランスの取れた性能を更に拡大したという捉え方になるかと。ターゲットは走りと快適性を求める方向付けがマッチする。

NANKANG NS-20 詳細

AS-2+

コンパウンド進化に注目。評価の高いパターンデザインは従来を踏襲し静粛性や乗り心地、いわゆる快適性の向上が謳われバランスはNANKANG随一。

NANKANG AS-2+ 詳細

ATR RADIAL

CORSA 2233

ブランドとの差別化で快適性へ独自の進化を遂げる。OUT側でハンドリング性能とウェット性能を高め、IN側で静粛性と乗り心地の良さを狙う。

CORSA 2233 詳細

HIFLY

HIFLY HF805

快適性にプラスした運動性能を特徴としスポーツコンフォートへの可能性も謳う。しかしコンフォートとしての静粛性と快適性が評価へ期待。

HIFLY HF805 詳細

MOMO

OUTRUN M-3

高い静粛性と快適性を保持し、スポーツ性能も誇るMOMO最高級グレード。トレッド剛性を高めあらゆる路面環境で確かなグリップ性能発揮。

MOMO OUTRUN M-3 詳細

RADAR

Dimax AS-8(ミニバン/SUV)

「Dimax R8+」のスタイリングコンセプト継承、ドライとウェットに優れたグリップを提供。SUVにプラスしスポーツコンフォートもターゲット。

RADAR Dimax AS-8 詳細

Dimax R8+(ミニバン/SUV)

コンフォートに加えレスポンス性能の高さが主張点。従来品は「Dimax R8」、プラス進化で得たのは静粛性に耐摩耗性、そして低燃費。

RADAR Dimax R8+ 詳細

ROADSTONE

EUROVIS SPORT 04

ROADSTONE専有銘柄。NEXENとの共有が目立つラインアップでフラッグシップに位置付け。スポーツコンフォートの追求が適正かと。

EUROVIS SPORT 04 詳細

N8000

程よいグリップ性能と快適性を両立するのがスポーツコンフォートの特徴。そこから更に快適性に傾倒、レベル向上を目指す。

ROADSTONE N8000 詳細

FEDERAL

FORMOZA AZ01

ウェットグリップと静かな走りを実現するエコタイヤ。従来品は「FORMOZA FD2」。ミニバンもフォローする特徴を維持、低燃費も注目。

FORMOZA AZ01 詳細

FORMOZA FD2

「FORMOZA FD1」の進化。ミニバン装着も推奨。ドライバーの目線が高くなっても振動と視線のブレを軽減させる効果を狙う。

FORMOZA FD2 詳細

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