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アジアンミニバンタイヤ性能比較 専用性を欠く現状は代用でフォロー

 車種としてのミニバンは車重があり重心が高い為に、コーナーリング時にタイヤの外側へ荷重が移りやすくふらつく傾向にあります。安定性を保つには大きな荷重に耐えられるものでなくてはなりません。これを第一に、更には快適性をも発揮するのが専用となるミニバンタイヤです。

 この実現には、OUT側とIN側のサイドウォールの強度を変えることをメインに最適化を施します。クルマをしっかりと支え片減りや偏摩耗、走行時のふらつきなどにも対応し快適な乗り心地へ導きます。

 しかしミニバンカテゴリーは後発です。これまでは剛性の高いスポーツやコンフォートなどによってフォーローがなされていました。アジアンタイヤによるミニバンフォローはどうよ?

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カテゴリー共有製品をポジショニング

 アジアンタイヤのミニバンに専用性を欠く現状はラインアップも正直苦しい展開です。やはり代用を強いられるのはショウガナイ。それでもバランス重視を念頭に、スポーツコンフォートと剛性を保持するコンフォートからピックアップしてみます。

 NANKANGから「NS-25」、「NS-20」、そして「AS-2+」を挙げます。サイズ設定数が多くミニバンのミドルクラスまでなら耐えられるかと。

 HIFLYからは快適性にプラスした運動性能を特徴とする「HF805」、ZEETEXは高度なスポーツを主張するよりエコとしての可能性を高める「HP6000 ECO」、MOMOは高速安定性に優れた「OUTRUN M-3」。RADARは「Dimax」シリーズから「Dimax R8+」を‥

 SUVもフォローする性格はミニバンのフィット感も高めるのでは。多くが代用、というかカテゴリー共有製品をポジショニングします。現状の投入実績からはこれが最適かと。

アジアンミニバンタイヤの位置付け

 アジアンタイヤで明確にミニバン専用を主張する製品は最小。既存はスポーツやスポーツコンフォート、そしてコンフォートなどの一部が代用として役割を果たします。

 ミニバンタイヤに最も求められるのがふらつきや偏摩耗などの抑制です。この点は剛性が影響するところ、従ってスポーツの代用も可能です。但し、安定性と快適性のバランスが必ずしも一致したものにはなりません。その為に高い満足感を得ることは難しいと考えます。

 対してコンフォートなら快適性への実現が高まるのでは。しかし、今度は剛性面で不安が残ります。なら中間となるスポーツコンフォートがいい。剛性と快適性双方の期待が得られそう。SUVも可能性は高いかな。しかし、サイズ設定が問題。アジアンSUVタイヤは大口径が多くミニバンへの適正サイズは限定的。

 など代用であることは、専用に比較しいずれかのマイナス面が払拭出来ていません。より安定性と快適性を高位に求めるなら専用に勝るものはなし。ではなぜアジアンタイヤメーカーがミニバンへは消極的なのか。

 世界的規模での需要が問題。海外ではミニバンに対して商用バンのイメージが強い。ここに専用タイヤを投入しても乗用車並みの大きな需要になり難い。また先進技術の投入は高性能化への道筋が期待され、アジアンタイヤメーカーもその実現は既に可能なレベルに到達しています。しかし価格への転化は避けられず、結果として積極性が発揮されません。

 日本国内でミニバンは既にカテゴリーとして熟成された分野です。従ってグローバル云々は別として、国内普及を狙うならここ外せないと思うのですが。

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アジアンミニバンタイヤ性能比較

NANKANG

2017年グローバルに登場、僅かに遅れるも待望論に応え国内導入を果たす。この動きNANKANGにおける国内市場重視では。カテゴリーは静粛性に傾倒したスポーツコンフォート。大径サイズを展開しプレミアムをも謳う。

NS-25 詳細

「NS-2」の進化というよりはバランスの取れた性能を更に拡大した、という捉え方が理解しやすい。ターゲットは「NS-2」の装着を対象とするスポーツ車をむ含むけれど、走りと快適性を求める方向付けがよりマッチするのでは。

NS-20 詳細

コンパウンドによる進化した性能は注目。評価の高いパターンデザインは従来を踏襲し静粛性や乗り心地、いわゆる快適性の向上が謳われる。当然グリップと快適性のバランス性能はNANKANG随一では。サイズ拡大も進む。

AS-2+ 詳細

HIFLY

快適性にプラスした運動性能を特徴としスポーツコンフォートへの可能性も謳う。しかし、コンフォートタイヤとしての静粛性と快適性、この点が評価への期待となる。トレッドパターンは4本のストレートグルーブを採用しウェットへ拘る。

HF805 詳細

ZEETEX

高度なスポーツを主張するよりエコとしての可能性を高める。コンフォートとして縦横に繊細なグルーブを刻むことから、静粛性と快適性を強く印象付ける。よって製品主張とはやや方向性が異なるもこの追及が的を射た捉え方になるかと。

HP6000 ECO 詳細

MOMO

高速安定性に優れたハイパフォーマンスタイヤを謳う。高い静粛性と快適性を保持し、スポーツ性能も誇るMOMO最高グレードタイヤのひとつ。トレッド剛性を高めあらゆる路面環境においても確かなグリップ性能を発揮する。

OUTRUN M-3 詳細

RADAR

ラインアップでのポジションはUHP(ウルトラ ハイ パフォーマンス)、コンフォートに加えレスポンス性能の高さが主張点として添えられる。従来品は「Dimax R8」、そこからプラス進化で得たのは静粛性に耐摩耗性、そして低燃費。

Dimax R8+ 詳細

MINERVA

左右非対称トレッドパターンを採用し高い排水性と静粛性を謳う。更にスポーツへの指針を見出せるもやや物足りない。そこで性能両立を特徴に据えるスポーツコンフォートへ配置するのが最適、折角搭載する運動性能だし前面で捉えたい。

F205 詳細

MAXTREK

左右非対称パターンを採用し4本の縦溝構成、グリップ性能や高い排水性を強調。カーカスにダブルレイヤのスチールベルトとナイロンコードを採用するなど重量あるボディーも剛性強化でカバー。トータル性能を標準以上に有している。

MAXIMUS M1 詳細

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