タイヤ選びはどうしたらいい? 愛車の装着サイズを知らない人がクルマ所有者の半分ぐらいとも言われる中、しかも種類は大変豊富だし実際どのような製品を購入すれば良いものか正直分からん‥
従って価格的な面も含め既存と同じようなタイヤ、として交換する人がかなりを占めることになります。でも求める条件、例えばもっと乗り心地を良くしたい、静粛性を高めたい、走りの安定性を得たい、など具体的にすることで豊富な製品ラインアップからでもベストマッチの選択が可能になります。
タイヤ性能比較
タイヤカテゴリー別性能比較
タイヤを知る上でまずカテゴリーの理解が重要です。搭載される性能別にそれぞれが括られる、これがカテゴリーの在り方です。
基本は相反する性能を有する「スポーツ」と「コンフォート」。これを横軸とし、その中間にスポーツにコンフォート性能を併せ持つ「スポーツコンフォート」が配置、両立を果たします。一方縦軸は、上位が「プレミアムコンフォート」、下位は標準性能の「スタンダード」です。
ミニバン専用となる 「ミニバン」、高性能化が進み人気の「SUV」、またオフロードに長けた「4×4」もカテゴリーのひとつとして分類されています。
タイヤメーカー別性能比較
タイヤのルーツを辿れば行き着くところは海外メーカーです。約120年前に自転車用の空気入りを、初めて実用化したのはダンロップだと言われています。
しかし国内でダンロップは住友ゴムのブランドだし、また世界3大メーカー、そのトップはブリヂストンが長く君臨、ミシュランとの熾烈な争いを展開中。など国内メーカーはグローバル企業として世界的展開を繰り広げています。
一方ミシュランやピレリなど、いわゆる海外メジャーも、スタッドレスタイヤは日本国内の雪質を研究し国内で開発するなどボーダーレス化が進んでいます。
このような背景の中で国内と海外の比較は、ブランドイメージや歴史的伝統などからは違いを以前ほど見出せなくなっています。メーカーの国籍だけに拘ったタイヤ比較は意味が薄れていると考えます。そこで国内外メジャーメーカーに際し、様々な側面から特性を探ります。
タイヤ市場は変革の嵐?
タイヤは高価なもの、という全体を括ったこれまでの概念は薄れています。新興国製(アジアンタイヤ等)の台頭、またインターネットの普及によって購入手段に変化が見られることなどが理由です。
一般的にタイヤのモデルチェンジは4年を目安に新製品に移行します。その時、時代に沿った車種人気との関連は見逃せません。近年は軽/コンパクトカー、そしてハイブリッドやEV、更には世界的な盛り上がりを見せるSUVなどに傾倒、これらをターゲットにする製品が数多く発売されています。
かつてフラッグシップを背負ったのはスポーツ系でした。しかし、いつしか低燃費に優れることが製品評価で最大となり対極のスポーツ系は蚊帳の外に。この暗黒時代は市場全体の華やかさを失わせ、更には基本性能に対する技術の停滞が懸念され始めたのです。
これに危機感を持ったメーカーが新たな動きに移行します。低燃費を意識しつつも、カテゴリー本来の特性を追求する方向に舵を切ったのです。スポーツなら絶対的なグリップ性能は譲れない。でも従来度外視していた低燃費を意識。プレミアムコンフォートでは極上の快適性を最上位にしつつ低燃費を図るという感じ。
そして市場の活性化が復活、特にSUVはここ数年で注目カテゴリーへ急成長。当然ながら車種としてSUVの盛り上がりに反応した結果です。
タイヤ選びは多面的に実行してみることが重要
カテゴリーをメインにすることがタイヤ選びの基本です。でもこれが全てじゃありません。その他比較項目を挙げてみたい。
多面的に、そういまの人気は何? を知ること。注目銘柄の把握です。サイズを横断で比較してもいい。同サイズでも様々な銘柄が発売されています。特性の違いを受け入れるのもありかな。
更に価格面から見ることだって興味あると思います。インターネットの普及によってタイヤもネットで買う時代。でも脱着交換等はどうしよう? とういう心配はありますが近年組み換えもセットされたシステムの導入が進みます。
人気銘柄を把握
売れ筋は、高価(7~8万円)よりそのワンランク下の価格帯(4~5万円)を購入する人が圧倒的に多い。カテゴリーとしては「プレミアムコンフォート」より、「コンフォート」や「スタンダード」などがそれに該当します。
例えば「コンフォート」に、ピレリ「POWERGY」が配置されています。この製品に対する注目は非常に高い。ただ販売データの公表に積極性を示さないのがメーカーなので裏付けは当サイトのランキングからとなりますが。
というように、毎週金曜日に更新する当サイトのランキングを活用することが可能です。実販売ではなく飽くまでも興味、しかしそれを人気に置き換えても耐えられる数値の多さを誇ります。ここは独自の主張ながら是非参考に。
購入手段の多様性
購入は近年更に価格重視の傾向にあるかと。1円でも安く購入したい、と願うのは当然のことです。
価格比較は、近所の専門ショップや量販カー用品店は当然のこと、ガソリンスタンド、クルマを購入したカーディーラーなども対象になります。但し、実際に出向くのはなかなか面倒。そこでインターネットで価格の相場を調べることは今や常識。その結果、インターネットでの購入も手段として確立されています。
ただインターネット購入は、脱着交換等の手間を考えると消極的に考える人も居るでしょう。しかし、近年はインターネットで安価に購入し、同時に組み換えまでも予約可能。タイヤをショップへ直送すれば当日組み換え作業に向かうだけ、などシステム構築が進みます。有効だし是非活用したい。
後悔しない為に!
タイヤの選び方は、カテゴリーの尊重を謳いながらも様々な情報を受け入れます。本質はクルマとのマッチング、言い換えれば相性です。製品選択のズレを最小限に抑えます。求める性能はクルマの使い方や好みによって異なります。
・スポーツ走行を求めるなら、グリップ性能を重視したタイヤ選択。
・長距離ドライブが多いなら、乗り心地や低燃費性能を重視したタイヤ選択。
・静粛性を重視したいなら、ノイズが少ないタイヤ選択など。
実際のタイヤ購入は数万円もの費用がかさみます。性能やブランドによっても大きく異なります。損はしたくない、だからこそ慎重に行いたい。
情報を収集し吟味する。これで思いのほか恩恵が受けられる可能性が高まります。多面的な比較観点を鑑み納得出来る製品を選びましょう。
タイヤに関する様々な知識
愛車の装着サイズを知らない人が所有者の半分ぐらいとも言われます。そんな人にとってはいったいどのような製品を購入すれば良いのか ??? でしょうね。ただサイズは理解してもらった方が何かといい。最低限の基本知識を備えておけば更なる有効へ繋がると思います。