MOMOが日本市場に投入する初の本格スポーツ
- カテゴリー:スポーツ
- サイズ:15~18インチ
- 扁平率:50~35%
- 発売:2025年3月
- インプレッション募集中
Engineered in Italyは健在。高性能を求めるドライバー向けに開発され、スポーツ走行やストリートでのグリップ力を重視した設計。TREADWEARは180を実現する。
製品情報
イタリアのブランドであるMOMO、国内ではスポーツコンフォート、コンフォートが主となるラインアップを形成して来ました。これ一定の認知を獲得し評価を高めています。ただブランドイメージとしては正直物足りない。
そこで投入されたのが、スポーツ「M-ATTACK(エムアタック)」です。MOMOが日本市場に投入する初の本格スポーツです。高性能を求めるドライバー向けに開発され、スポーツ走行やストリートでのグリップ力を重視した設計になっています。
全サイズリムガード付きの端正なサイドウォールは、高い剛性と安定性を提供します。そして縦横のグリップをバランスよく発揮する、アウターブロック形状も採用しています。
専用のコンパウンドとトレッドパターンにより、路面との接地性を最大限に高め高速走行時の安定性を確保します。
コンパウンドは摩耗度を示すTREADWEARが180です。従いMOMOの謳い文句は公道走行も可能なセミスリックタイヤ! 参考までに他製品を示すとはこうなります。
・NANKANG CR-S 200
・NANKANG AR-1 200
・NANKANG NS-2R 120・80
・FEDERAL 595RS-PRO 200
数値が大きいほど減り難い、ハイグリップほど係数が低くなっています。ただ数値が低いからハイグリップ、とは単純に決められない。飽くまでも耐摩耗性を記したものだからです。でもその流れの理解が一般的なのは明らかですけど。
トレッドパターンは、左右非対称を持つアグレッシブなスタイルとなっています。ワイドなリブと深い溝を組み合わせたパターンで、排水性を確保しつつドライでもウェットでも優れたトラクションを発揮します。
剛性をしっかり感じ路面の情報をつかみやすい。それでいてハンドルを取られるようなことはなく、自然なフィーリングを得ることが可能だという。
スポーツタイヤとしての神髄は一級品。静粛性よりグリップを、乗り心地よりハンドリングを求めるシーンで、「M-ATTACK」は真価を発揮するよう。
冒頭触れたけれど、MOMOの国内ラインアップにおけるスポーツはスポーツコンフォート止まりです。正直不満でした。そこに投入された本格的スポーツ「M-ATTACK」ですので、本来のブランドイメージにジャストフィット。アジアンタイヤにおけるMOMOへの期待が更に上乗せとなるのは間違いないと思います。
Engineered in Italyは健在です。そうイタリア設計の中国製造です。設計はMOMO本社が位置するイタリアで行われており、そこで得られたノウハウとレーシングスピリットがベースとなっています。一方、生産はコスト効率の高い中国で行われ、性能と価格のバランスを高次元で両立しています。
こうした体制により、MOMOブランドならではの走りの質感を持ちながらも、コストパフォーマンスに優れた製品として市場に投入されています。