季節ごとに異なる路面で優れたパフォーマンスを発揮
- カテゴリー:オールシーズン
- サイズ:16~19インチ
- 扁平率:65~40%
- 発売:2024年1月
- インプレッション募集中
トレッドパターンは路面変化への対応力が高いV字型を採用。悪天候でも優れたトラクションを発揮し、転がり抵抗を低減。オールウェザーコンパウンドは気温変化への順応性に優れる。
製品情報
MOMOは、オールシーズンタイヤ「4RUN M-4 ALL SEASON(フォーラン エムフォー オールシーズン)」を投入しました。季節ごとに異なる路面状況で、優れたパフォーマンスと快適性を発揮するという。名称の「4RUN」は、四季を通じて走れるという意味合いを持ちます。
サイズは19~16インチまで相応数を設定。製造国はハンガリーです。夏タイヤはベトナム、中国、インドネシア等が主流となっていますので、新たな加わりになるかと。2024年1月から販売を開始しています。
オールシーズンは、MINERVAとDAVATI、そしてRADARを掲載しています。いずれも「スリーピークマウンテン・スノーフレークマーク(3PMSF)」を搭載しており、ここにピックアップしたMOMO「4RUN M-4 ALL SEASON」も同様の仕様となります。
オールシーズンの可能性は拡大中かと。ただ現状だけでメジャー同様の導きは難しい。他メーカー(ブランド)の積極導入が必要不可欠。今回そこに投入された訳で、当然ながら期待感は高いものがあります。
アジアンタイヤにおけるオールシーズンは、通年利用で更なる価値を見出します。そうコストパフォーマンスの強調です。しかしながら、ラインアップの少なさが魅力ある展開に繋がりませんでした。「4RUN M-4 ALL SEASON」の追加によって少なからずその懸念は薄れるかと。
夏タイヤで築きあげたMOMOのブランドイメージは決して小さくありません。オールシーズンにもそれを享受したい。絶対的評価を得ることが可能だと思います。
なお装着に関しては、コンパクトカーからセダン、ミニバンまで多岐に渡ります。サイズさえ合えば‥ ということですが。
トレッドパターンは、V字を基調とした左右対称デザインが採用されており、路面の水膜を効率的に排出してハイドロプレーニングを抑制することを重視しています。
4本の太い縦溝と細かいサイプが組み合わさることで、ウェット路面での安定感を高めると同時に、積雪路でもある程度のグリップを確保する設計です。勿論本格的な冬用タイヤのような氷上性能は期待できないものの、「スリーピークマウンテン・スノーフレークマーク(3PMSF)」を取得しており、冬の軽度な降雪や寒冷地での使用にも対応可能となっています。
コンパウンドにはシリカを多く含む配合が使われ、路面温度が下がった際でも硬化し難く、低温時のグリップ力を維持する工夫が施されています。加えて、転がり抵抗を低減する設計も取り入れられており、燃費や静粛性の面でも配慮がなされています。
これにより、ドライ・ウェット・スノーの3つの路面環境において、バランスの取れた性能を持つことをアピールしています。
まとめると、V字トレッドパターンや高密度サイプ、オールウェザーコンパウンドなどの設計により、年間を通して扱いやすい性能が追求されています。サイズの多様性や比較的新しい製品という点も選択肢として魅力です。