スタッドレスタイヤ比較(スタッドレスタイヤの選び方)。スタッドレスタイヤ比較により安心・安全な走りを手に入れる。

スタッドレスタイヤ比較(スタッドレスタイヤの選び方) 2014-2015

スタッドレスタイヤ比較

 スタッドレスタイヤは近年基本性能の高さが際立ちます。これは各タイヤメーカーが、最新技術を搭載した高性能スタッドレスタイヤを投入している為かと。


 近年は氷雪路での安全性能は当然のこと、ドライ路面や融雪等によるウェット路面でも走行性能の高さを誇り、あらゆる冬の路面に対処するオールラウンド性能が特徴と言えます。

 その中でも特に強調されるのはアイス性能では。アイス路面では氷とタイヤの間の水膜が滑りの原因であることが確認されています。水膜を吸排水することで密着効果が得られ、アイスグリップが確保できるのです。実現にはゴム素材に着目し、ナノレベルでの高度な技術が投入されています。効きに対する評価は高性能タイヤへ直結します、近年はこの追求が絶対的です。

 また、暖冬傾向なら降雪量は減り、たとえ雪国でも全くのドライ路面での走行が多いということさえあります。それにより夏タイヤ並の快適性能を併せ持つことが求められています。更には、夏タイヤの低燃費タイヤに見られるような省燃費対応も重要です。

 既にその主張は多くで見られており、既存の低燃費タイヤを超える転がり抵抗低減を実現しているタイヤも出現しています。本来スタッドレスの基本性能と、転がり抵抗の低減は相反する性能です。高度な技術対応により実現しています。

 このようなタイヤの環境変化を察知し、そこから発生するニーズに応えようとするタイヤメーカーの動きが、近年の高性能化への動きへ繋がっていると考えられます。

スタッドレスタイヤの差別化

 スタッドレスタイヤの差別化によりメーカーにより施策が異なるのは当然のことです。それでもその時々のタイヤ事情は方向性を束ね、技術の追求では同じ視点を辿る傾向にあります。最新ではアイス性能への拘りは最も重要な点となっています。プラスして低燃費性能も見逃せません。ドライでの快適性はこれまでを踏襲します。この3点が最近の追求点と考えます。

 以前は雪路性能が重要視されました。雪を噛むことでグリップを高めることに各メーカーの技術集中が見られたのです(雪柱せん断力→)。結果高レベル化が進み、雪路性能は大差ないというのが現在の評価です。でも夏タイヤに比較して性能差が顕著です。雪路性能の追求が進んだ今、その差はアイス性能や低燃費性能に見られます。故にこのことが最新の主張ポイントとして際立つことになっています。

 アイス性能と低燃費性能の追求はかなりの難易度。そうこの性能は対極にあるからです。そこで低燃費タイヤにおける転がり抵抗低減技術の流用になってくるのです。低燃費タイヤにおける転がり抵抗低減とグリップ性能は相反するもの。この両立はスタッドレスタイヤへの高性能化にも繋がっているのでは。低燃費タイヤの進化は高性能化に大きな影響を及ぼしていることが想像できます。

 現状のラインアップは、乗用車用とSUV/4×4用の2種類です。前者にはプレミアムやスタンダード、そしてミニバン/1BOX専用なども出現しています。夏タイヤは車種により細分化されたカテゴリー対応が可能です。実行では、走り、快適性、低燃費など車種へのフィット感が高まります。ならスタッドレスタイヤでもその実行が理想では。カテゴリーによる細分化を導入すべきと考えます。

 問題はメーカーの負担かと。車種専用を出現させる必要がありますので難しい点が想像出来ます。それでもユーザー視点に立てば、プレミアム、スポーツ、スタンダード、そしてミニバン/1BOX専用、更にSUV/4×4のカテゴリー形成が理想です。

ページの上へ

アイス性能を見る

 冬の路面はたった1日で変化します。降雪後は圧雪、日中は溶け出しシャーベットやウェットに、そして夕方からの気温低下ではアイス状態に激しく変わります。翌朝は更に気温が下がり道路はまさにツルツル、テカテカのスケートリンク場と化します。

 走行では最も気が疲れるのは朝にかけてのアイス状態かと。マイナス10度近くにでもなれば氷の状態は完璧であり、人が歩くのさえ難儀します。車の走行では発進、停止、曲がったりする訳で、スタッドレスへの要求が高まるのは容易に想像できます。しかし性能に不安があれば走行も心配です。

 スタッドレスは、雪、氷、ウェット、ドライなど多岐に渡る性能を誇ります。特に期待されるのが氷の性能です。氷上性能やアイス性能、アイスバーン性能などで示されますが、意味は皆同じこと。氷の上での発進、ブレーキ、グリップ性能を示します。

 最新のアイス性能実現は、吸水と密着、そして引っ掻きです。氷上でのすべりの原因となるのが水膜、これをトレッドゴムの特殊素材で吸水します。低温時でも柔らかさを保つゴムは氷に密着し、最後はブロックやサイプのエッジ、そして特殊素材が氷を引っ掻くことでアイス性能の高性能化を果たすことになります。これらはナノレベル(10億分の1)での素材や技術の先進さが成し得ることです。最新の技術進歩は相当凄いのです。

ページの上へ

スタッドレスタイヤ比較の基本知識

 スタッドレスタイヤ、スノータイヤ、スパイクタイヤ、スタッドタイヤなど夏タイヤとは異なり冬専用タイヤはいくつか見られます。しかし、現在はウインタータイヤ、冬タイヤ、そしてスノータイヤと言えばほぼ「スタッドレスタイヤ」と理解されます。

 これは「スタッドレスタイヤ」が、環境面や氷雪路での走行で信頼性の高さを得た結果かと。ここではその基本知識について確認していきます。

スタッドレスタイヤと夏タイヤ比較

 スタッドレスには、氷雪路での水膜により弱まる摩擦を回復させる為に、高い吸水性能、排水性能が備わっています。夏タイヤと比較してトレッド面にはブロックが多く配列されており、その面では配合された特殊素材により吸水効果が期待されます。また、数多く刻まれている排水溝のような溝では、排水効果を向上させ路面への密着を向上させているのです。

 グリップや制動力確保の為にも特殊素材は積極的に採用され、氷を引っ掻く効果などでも摩擦力を稼いでいます。更に冬の路面は低温であり、その為に柔らかいゴムを使用して路面への接地性を高めています。

 最近ではミニバンや1BOX、そしてSUV/4×4専用も発売されており、これらはショルダーに硬いゴム、トレッド面に柔らかいゴムを使い分けることによりふらつきを解消し、快適性能と安全性能を両立しています。しかし、ドライ路面では性能向上がいくら図られても、スムーズなトレッド面をもつ夏タイヤにはかなわないのも事実です。

ページの上へ

スタッドレスタイヤの選び方

スタッドレスタイヤの選び方

 雪道走行で一番緊張するのがブレーキ操作時と轍などを越えるときの横滑りです。特に、雪道走行の経験が少ない人ほどその「ヒヤッ」とする感覚は大きく、なかなか心臓のドキドキが収まらないことがあります。


 昨今のスタッドレスタイヤは、基本性能が飛躍的に向上しており、一昔前とは比較にならないほど雪道での走行が安定しています。日本のスタッドレスタイヤの性能は世界一とも言われ、よほどの無理をしない限り立ち往生してしまうことは少なくなりました。

 その為に、外国メーカーでも日本向けには日本国内で開発を行うことが珍しいことではありません。このようなタイヤメーカーの動きから、まず日本の雪質や走好条件に合ったタイヤであることが基本と言えそうです。

 ただ、日本の雪質といっても地域差があります。北海道なら気温が低くさらさらした雪質。しか路面は非常にすべりやすい。本州の太平洋側では水分が多く圧雪になりやすい、一方日本海側は圧雪凍結など。最も厳しいのは北海道であり、そこでの開発がタイヤメーカーの主流となっています。

 また路面走破性では、雪路での走行はそれ程差が出にくいのです。反面、アイスバーンは違いが出やすく、ふわふわとした心もとない走りをするタイヤは安定感に欠けるような。やはり氷に密着するようなしっかりした走りができることが理想です。

 このことから雪路では安定した走行性能、アイスバーンでは氷に食いつくようなグリップ性能、シャーベット路では走破性、そしてドラでは高速安定性や静粛性、そして省燃費などが求められます。

 しかし、どれも実際に走行してみなければ体感することはできません。なので、購入時の比較評価において、タイヤメーカーからユーザーへの訴求ポイントが何なのかを最低限理解すること。これだけでも得意性は見えてきそうです。

ページの上へ

スタッドレスタイヤの使い方

スタッドレスタイヤの使い方

 スタッドレスタイヤの使用は3年も経過するとゴムが劣化し、本来の雪を噛むという効果が衰えて来ると言われます。特に、夏の使わない期間の保管方法は大変重要、適切な管理をすることで持ちに変化も出てきます。


 しかし、それでも限界はありますので、3年以上経過したらゴムの減りや硬さなどは要チェックです。

 冬の道やや滑ると感じた場合、空気圧を微妙に下げることで接地面が増しグリップ感が得られることも。また、圧雪になっても雪がまだ柔らかい時には、面圧を上げてブロック剛性を上げる必要があるので空気圧は高いほうが効果があると言われています。

 しかし、ラリーカーでもない限りその都度空気圧の変更を行うことは容易ではなく、現実的でもありません。その為、性能を総合的に発揮させるにはその車の標準空気圧を意識すること、これはタイヤメーカーの指針でもあります。

 スタッドレスタイヤは、一般的に縦方向のグリップが強くて横方向のグリップはやや劣ります。つまり、発進や制動には強いが、旋回時などはより慎重さが必要です。でも最新ではこの横滑りに注目しその性能アップが図られています。この縦方向と横方向のバランスがメーカーにより異なり、それが性能の差となっているのです。

 バランスは人により好みが分かれますが、雪道に不慣れな人ほど横方向のバランスに優れた最新スタッドレスタイヤのほうが扱いやすいかもしれません。このような観点からもスタッドレスタイヤの選択を行うことも可能です。また、ミニバンやSUVなどはやはり専用タイヤがお勧めです。

ページの上へ

スタッドレスタイヤでの雪道走行-過信は禁物

スタッドレスタイヤでの雪道走行

 高性能のスタッドレスタイヤでも、雪道走行で過信は禁物です。そこにはどんなシーンで危険が待ち伏せているか分かりません。常に慎重さが求められます。


 スタッドレスタイヤは雪路では本来持ち合わせている雪を噛む効果がかなり実感できます。広い駐車場などで急ブレーキの体験ができれば、効いているその効果が体感できると思います。

 しかし、急ハンドルを切った場合は、夏タイヤのような思い通りに曲がる感覚は得られません。安全に曲がる為にはグリップ性能に頼るのではなく、スピードを十分に落としてからゆっくりとしたハンドル操作に入ることが最も確実な方法です。

 アイスバーンでは雪路以上に滑ることは明らかで、雪国のドライバーでさえもできれば運転を避けたいのが本音です。最新でもこの状況で自由自在に車をコントロールすることは実際至難の業であり、氷上性能は「車を制御できるスピード域でタイヤ性能が向上している」と理解することで戸惑いが解消できると思います。

 雪道での発進は「そーとそーと」という感覚でアクセルを踏むこと。車が動き出したら、ゆっくりとじわーという感じでアクセルを踏み込み急な加速は絶対に避けます。雪道で一番難しいのが止まること、いつもよりもかなり早めのブレーキを心がけます。とにかく、「発進→走行→停止」いずれもゆっくりとした動きが安全に繋がります。

 最新では以前と比較すれば目を見張るほど性能向上が図られていますが、それは飽くまでもドライバーが車を制御できるレベルでのこと。それを超えた時点で高性能でも制御不能に陥ることをお忘れなく。

ページの上へ

積雪時にスタッドレスタイヤ等装着無しは条例違反

 降雪時には、スタッドレス又はチェーン装着が当然の事と捉えています。しかし、首都圏などで積雪があった際でも夏タイヤのままで走行し、立ち往生しているクルマの多いこと。そもそも降雪時に夏タイヤで走行すること自体恐くて出来ません。

 これ実は条例違反になる可能性があるのです。日本では沖縄を除き、北海道から鹿児島まで46都道府県で降雪時の冬タイヤ等の装着に関して条例で定めています。例えば東京都、

 東京都道路交通規則 第8条第6号
 積雪又は凍結により明らかにすべると認められる状態にある道路において、自動車又は原動機付自転車を運転するときは、タイヤチェーンを取り付ける等してすべり止めの措置を講ずること。

 となっています。罰則等は不明ながら、事故等が非常に懸念されます。私などスタッドレス装着でも毎年雪道走行には気を使います。それほど危険度が高い走行環境となるのです。JATMA(日本自動車タイヤ協会)では「都道府県道路交通法施行細則 又は 道路交通規則における積雪、凍結時の防滑措置」として、46都道府県の条例を抜粋掲載しています。是非確認を!


ページの上へ
ページの上へ
タイヤ情報
  • タイヤ情報
  • タイヤに関する情報を幅広く独自の観点から伝えるブログ。
タイヤ動画
  • タイヤ動画.com
  • テキストでは感じることができない動画ならではの情報が満載!
関連サイト