スタッドレスタイヤ性能比較 注目の製品展開!

スッタドレス・オールシーズン・ウインター 各タイヤの違い!

 国内でウィンター(冬)タイヤと言えばスタッドレスを指すもの、と認識していたのが数年前まで。直近ではこれに一線が引かれるケース、特に海外メジャー製品で見られるようになりました。例えばピレリのSUV用「SCORPION WINTER」やプレミアム用「Winter Sottozero」シリーズなどがそれ。国内導入も実現しています。

 ただ認知は限定的で飽くまでも一部に留まります。しかし、新たな捉え方に発展したウィンター(冬)タイヤと言っていいかと。そしてオールシーズンの隆盛、そこに既存スタッドレスが待ち受けます。3つまで拡大した冬製品の違いは何? 探りましょう!

違いは冬性能!

 3つの違いを一言で言えば冬性能です。スタッドレスは厳しい降雪時やアイス路での対応に最大の得意性を発揮します。近年はドライ、ウェット、更には低燃費も飛躍的な向上を果たしている、というのが一般的な主張になるかと。一方そこは冬に特化した製品ですから、やはりドライ、ウェットではウィンタータイヤ、そしてオールシーズンには劣ります。

 ウィンタータイヤはそこそこの降雪時なら走破性に大きな問題を感じない。しかし、更なる積雪量の多さ(深い轍等が出来るなど)やアイス路では、特性がレベルダウンすることをメーカー自身が示しています。ドライ、ウェットは夏タイヤには及ばないまでもスタッドレスよりは優れます。

 そしてオールシーズン。特性は夏・冬用の性能を兼ね備えた全天候型。特に新たな投入は冬性能にレベルアップを施しています。冬場におけるドライ、ウェットもウィンタータイヤ同様レベル。しかし、ここでの最大主張は夏場でも走行可能なことです。

冬性能を序列

 3つの特性を示すといずれも微妙に異なる、という捉え方が出来なくもない。ウィンタータイヤは飽くまでもスタッドレスに次ぐ冬専用なので夏場の使用は避けたい。対してオールシーズンは通年を通して対応可能です。

 しかしながら、実走行では特に冬性能に明確な差があり異なる製品主張に頷けます。冬性能と一口に言ってもその時々で状況は異なり、積雪量の多さやアイス路というヘビー環境での対応性、ここに大きな違いが見えて来るかと。それが以下に示す冬性能をメインにした序列です。

①スタッドレス

②ウインター

③オールシーズン

3つの更なる差別化

 ウインタータイヤとオールシーズンはパターンの役割が似通っています。また双方で「M+S」と「3PMSF(スリーピークマウンテン スノーフレークマーク:冬性能を発揮することが認証された製品のみ許されるもの)」が刻印されるなど冬性能要件を満たす指針をクリア。従って2つが表面上でも接近していると受け止められそうなのが厄介なところです。

 ただ厳密化すればコンパウンドの素質違いが意外に大きく、それに長けたウインタータイヤが冬性能で上回ります。

 そしてこれは主に欧州で普及が進む製品です。国内とは道路環境が異なるためにこのレベル、要は積雪量の多さやアイス路などの過酷な環境ではない、という事情から誕生したもの。オールシーズンでは役不足、と言ってスタッドレスのドライ、ウェット性能では不満。その中間性能を搭載する、と定義されるのはこれが所以かと。

 実は各々国や地域事情の性能要求を満たすことから誕生したはず。それがいつしか地球規模で天候変動等もあり要求レベルの変化、そうユーザーニーズに変革が見られます。メーカーとしては注視するところ。

 結果、オールシーズンに続き海外メジャーの国内展開に変化(積極性)が。ピレリをはじめミシュランなど徐々にラインアップの存在を強調。従来のスタッドレス一強に対して、それぞれが更なる差別化を詳細化すれば新たな可能性を見出せるかもしれません。

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