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第4回 本質が問われる2シーズン目!

掲載日 2015.11.21

 昨日タイヤ交換を完了、2シーズン目開始です。トルクレンチを購入したので即使いたい、コレに合わせたタイミング。ただ気温は例年よりも高く日中は15℃位、夜でも10℃くらいあります。理想となる7℃はまだ先かなぁ。暖冬の気配濃厚で全体的にもタイヤ交換への動きは鈍いよう。

 さて、NANKANG「ESSN-1」は夏場から屋外での保管を強いられました。カバーを被せタイヤ毎にダンボールも敷き、当然空気も抜いていたので決して管理状態は悪くなかったはず。ただ怠慢があった。外した後に洗っていない、その為汚れはそのまま。

 スタッドレスタイヤはシーズン終われば劣化に繋がる融雪剤などがこべり付いていますので、しっかりきれいに落としてから保管するのが理想です。ここは大いに反省。まぁショウガナイ、このタイミングで汚れを落としましょう。ついでに改めてNANKANG「ESSN-1」をジックリと見てみる。

 昨年も触れたけれど「CORSAFA」がブランドの主張に見えてしょうがない。肝心の「ESSN-1」はどこに刻まれているんだろう。あ、ここか、小さい。

 さて、交換作業を進めます。ガンガンガンっと一気に済ませる。ただ今回はトルクレンチを新調したのでここだけは慎重に。愛車のトルク設定を取り説で確認すると、98 – 118N・mで締め付けるようになっています。なるほど。

 最後に空気圧です。保管時は130kPaくらいまで抜いています。規定値のまま保管するとゴムの張りが継続され良くありません。張りを抑えゴムを休ませる為にも空気は抜いて保管がベストです。半分から1/3位ですかね。で、装着後は規定値へ。これで準備OKです。

 さぁ、いよいよ走行開始です。時間は既に16時近い、気温13℃、小雨です。バッチリのコンディションではありませんが、2シーズン目のファーストインプレッション行きますか。今シーズンは経年による変化を感じることになるのか、ここがポイント。変化、劣化があるか注目されます。

 スタートから少しばかりはタイヤを馴染ませる為に丁寧に走行します。あら、ここで既に体感に手応えが。昨シーズンも触れたけれど転がりが非常に軽くスーと行く感じ。さっきまで「ATR SPORT2」だった為では。結構大きな変化です。「ATR SPORT2」はこのあたり厳しかった。でも燃費に直結しないのは不思議だ。

 次に音、これも比べるとかなり静かです。表現すると静かさを示すサァー音ではないものの、ゴォー音でもノイズレベルが非常に小さい。静かにゴォォォーと響いています。これも昨年装着した当初に触れました。同じ感触を今シーズンも持ったことになります。

 ハンドルのブレが感じません。空気圧がバッチリ決まっているのか。トルクレンチで締めたのでバランスが良くなったか。まぁ、いずれにしても自然なハンドリングの感触を得ることが出来ます。タイヤ位置は昨シーズンからローテーションしています。これも効いている?

 何だか誉め過ぎで気持ち悪い。含むものあるのでは、と思われるのも嫌なのでマイナスも触れましょう。ショウガナイのだけれどコーナーリングはもたつく。スタッドレスタイヤ独特のヨレを完全除外出来ません。夏タイヤとは異なりクリッピングポイントでの安定性を同様に求めるのは難しい、と感じます。

 それにしても力が入ります。スタッドレスタイヤは2シーズン目からが重要と捉えていますから。1シーズンが終わり皮剥けも完全でしょうし、ここから本質が問われるのでは。その点でアイス、そして雪路での走りは興味爆発です。早くその状態を迎えたい。

2シーズン目から本質が問われる!

シャーベットに近いウェットだ

掲載日 2015.11.21

 2シーズン目の装着から1週間経過。25日はタイミング宜しく初雪となりました。道路に積もる程ではないものの、気温は低く一部シャーベットに近いウェット状態かな。

 この日最高気温は夜中の1時に記録、7.1℃です。そこから下がりお昼12時で5.7℃、15時には雪が降り出し3.1℃です。16時は2.3℃、帰宅する20時頃には0.3℃とブルブル。以降それ以下にはならずマイナスは記録していません。道路状態はシャーベットに近いのですが、ウェットと判断しましょう。さて走りはどうよ。

 それまでの体感が悪くない。ドライ限定ながら昨年もこんなにカッチリした印象を持っただろうか、と思うほど。トルクレンチ効果ではないですよ。空気圧だって昨シーズンもキッチリと充填した。カッチリ効果は直進性の安定度に表れています。グリップにより微妙なブレは皆無、これって長時間の運転では疲れ具合に影響します。ただ交差点での左折時などは微妙なグニュが僅かに感じられる、ヨレです。

 ウェットではこの影響がどう出るのか。もしかしてズリッが発生する可能性もあるのでは。結果はこう感じました。気温0℃に近い状態で粘り強い安定性を発揮です。スタッドレスタイヤの特性からかな、微妙なグニュが気温低下でシャキッとした体感となっています。

 アジアンスタッドレスタイヤでもコンパウンドは特殊性を持っています。気温低下時に硬くならない性質は程よりグリップ性能を発揮する、に繋がっています。それと元々「ESSN-1」のウェット性能は決して悪く無い。

 ここまで1週間の装着でドライ、ウェットを体感、敢えて2シーズン目の変化を捻り出そうとしています。しかし、大きな低下を感じる気配ありません。やはりアイス、そして雪路でしょう。ここに照準を合わせることかな。因みに燃費も計測していますので相応の距離になったら報告します。

燃費向上!

掲載日 2015.12.7

 2週間以上経過し走行距離はようやく124kmです。交換した直後はそこそこ走ったものの、その後自宅と仕事場の往復だけ。その間に初雪がありこれは、と期待するもそこまでではなかった。ならいま報告出来るのは燃費でしょ。

 燃費は7.3km/L、これってどういうレベルか。そう私の愛車は燃費が凄く悪い。昨年も燃費計測しています。結果6.6km/Lでした。オール市街地走行でいつもの通勤ルートに毛が生えた程度の状況です。

 因みに夏タイヤ「ATR SPORT2」は242kmの走行に対して7.4km/Lの記録が残っています。その前のNEXEN「N6000」は約7.0km/Lだと報告しています。

 昨年の6.6km/L、今回7.3km/L。ん・・ 1シーズン経過しタイヤがいい感じで馴染んだのでは。今回は装着直後からその感触を得ています。転がりが非常にスムーズだ、と。昨シーズンは約130日の装着期間で走行距離は約1,000kmでした。そこから2シーズン目、これが燃費に対して非常に良いコンディションを得ることになったのかもしれません。ここ今後の注目点として加わりました。

高速走行をガッチリ試す

掲載日 2015.12.18

 用あり東京遠征へ。行きは約束の時間が決まっているので厳守で到着しないといけない。途中順調過ぎてSAで時間調整。そのまま都内へ入ればOKのはず。ところが首都高は渋滞で進まず。アドバンテージが怪しくなる。結局30分前には着いたけれど焦った。

 今回スマホのYahoo!カーナビを改めて使ってみる。結構いい。車載はもう必要ないなぁ。難点は画面が小さいこと。7インチ位なら丁度いい。あ、そして電池の消耗も激しいです。

 で、肝心のタイヤはこうでした。今回の走行距離は496.1km、路面状況は完全ドライです。気温は出発時に4℃、都内でも11℃だったかと。日中の最高気温としてはまずまずのコンディションです。

 まず燃費、結果は13.1km/L。数値は高速走行だけではありません。今シーズンタイヤ交換したのが11月21日、この時燃費計のリセットを忘れた。少し走ってから思い出し再セット、そこからトータルで626.2kmを走行した平均です。トータル走行のうち高速だけなら約70%くらい。さてどう判断しましょう。

 前にも伝えましたっけ? 夏タイヤ「ATR SPORT2」の高速走行メインの平均燃費は約180kmの走行で燃費13.6km/Lでした。単純比較は出来ないけれどほぼ同等レベルと考えてもいいか。

 次走りです。本線への合流を加速鋭くトライしてみると縦のグリップ悪くない。夏タイヤとは異なる意外な接地感があるんです。そしてコーナーでの印象、抜けるのでは、という臆病さもあって踏み込みをためらうも正直余裕の感触が残ります。

 合流後はどうだろう。気になったのは静粛性、一般道で得た感触とは違う。柔らかめの高音が響きやや耳障りかな。路面に左右されるところも多く快適とはならない。ただ「ATR SPORT2」よりはずっといい。

 車線変更時には安定性を試すも不安は無いです。でもスムーズか、というとこれも難しい。僅かにステアリングの修正を必要とする時が数回ありました。レスポンスの鈍さかなぁ、恐らくブロックの横方向に対する剛性レベルなのでは。当然乗り心地にもバラツキが見られます。速度が上がると感触の変化が頻繁に伝わります。

 全体をまとめると、微妙な違和感はあるものの不安さには繋がっていない。もう少しの向上が実現されたらいい感触へ変わる可能性あるかな。ということで、ドライでの高速性能へ特化した印象まぁまぁでした。

一転して大雪、さて性能劣化はあるか

掲載日 2016.1.18

 ようやくです。今シーズンはもう雪道での体感無理でしょ、の雰囲気十分でした。しかし、降りました。それも大雪だからもう大変。水分多く含み道路の走行ラインはシャーベットに近いところもある。何でもいい、雪さえ積もればレポート出来ますから。

 2シーズン目は暖冬直撃。なのでここまでドライ走行がメインでした。その為に初の雪道走行は非常に興味深さを高めています。経年劣化に対してどう感じるのか、そこが追求点です。

 早速走行開始。朝、外気温は約3℃。積雪量は20cm以上あり、完全圧雪ではなく轍がかなり激しい。これは難儀しそうな道路状況、いきなり厳しい展開になりそうです。

 まずは雪道の感触に慣れるよう慎重な運転を意識します。ゆっくりクラッチミートで発進し、安全なブレーキングを実践します。本日はいつものルートを敢えて選択。ここアップダウンが多く、アイスバーンとなる日は避けることが多い。

 どんな感じだろう。丁度信号は赤、坂の途中で停止。クルマは前後に連なり少し緊張するな。そして信号が青に。いつも通りにスパッと繋いでみたら、あら! 普通に発進出来ました。

 ただ1速で引っ張ると、スピードが上がるにつれグリップが抜けていく感触が伝わる。2速、3速までアップすると安定します。グリップを取り戻しグイグイ引っ張って行く。そしてブレーキング。シャーベットに近い轍ではズリッと来る。乗り越えていく訳だからまぁショウガナイ。

 そろそろ慣れて来たし少し試してみます。ギュッ、ギュッと強めにブレーキを踏んでみた。するとなるほど、ABSは作動しないけれど微妙に滑る感触が伝わります。微妙というのが微妙で、ズリッと行く訳ではないけれど安定とも言えない。

 この状況で直進性はどうだろう。轍特有のハンドルを取られるシーンがあるも、超えられないことなどは無い。このあとも街中を中心に走行を続けます。結果として雪路、シャーベットの体感では、昨シーズンと比較して性能劣化は感じません。

 最後、20cm以上の深雪で動きを確かめてみた。左右前後を繰り返すうち何度か乗り越えられなくなる時が出て来た。その際の溝は埋まっている‥

今度試すのはアイスバーンでしょ。この雪が凍ってその状況となるか、そしたら忙しくなりそうだ。

轍は凍りブラックアイスバーンとなる

掲載日 2016.1.20

 一昨日の雪が残り昨日はアイスバーンです。轍は凍り、至る所がブラックアイスとなる厳しい走行環境。もっともこれ望んでいたこと、「ESSN-1」の効きを試すには最上となった訳です。

 ではアイス性能のレポート行きますか。まず走行は轍を越えることに注意を払わないと。敢えて超えるよりも沿って走ることを意識すべきでしょう。それでも車体が振られます。最小に留めるにはスピードを抑えることかな。

 しかし、そこはレポートなので敢えてガチガチの轍を超えてみる。すると、ガリガリガリガリッといい感じで超えて行きます。左右に振られるのはショウガナイ。ハンドルだって取られます。確実なアイスグリップ、と言っていいかは迷うけれど、進まないことなどありません。昨シーズンはここまでの轍超えは体感しなかったので何だか嬉しい誤算だ。

 次は所々に発生しているブラックアイスバーンです。本当にこれは危険。路面が完全に露出している、と見えてしまうことが焦りを招きます。そして当然滑る。「ESSN-1」だって滑ります。特にクラッチの繋ぎをラフにするとツルツルツルの連続。そこで丁寧な繋ぎを意識します。するとグリップの回復が期待出来ます。

 ただ厳しいと感じたのは薄いアイスが全面を覆ったところです。路面の凹凸を目で感じることが出来ても路面は完全に凍っており、人が歩くのさえも難儀する状態。完全ブラックアイスバーンです。この時はそっと そっとを常に意識しないと厳しい現実が襲って来ます。ここでピタッを期待するのは無理。

 最新高性能タイヤだったらどうだろう。ピタッと止まることが可能だろうか。一定スピードからブレーキングでイメージすると制動距離の差あるはず。この差がどれ程か、でしょうね。

 「ESSN-1」の性能を公平に試しているつもりながら、普通よりも少し上と考える私の運転技術に委ねられたところは多い。なら少しマイナスへの見方を強めるも、それでも雪国でのアイスバーンに何とか耐えています。但し、タイヤ状態が決して悪くない前提がそこには存在します。

 そして今朝、僅かに残るアイス路に薄っすら雪が積もります。雪路性能とアイス性能を同時に求められ、厄介な状態が襲います。正直これは更なる厳しさがあるかも。もう試すことは危険。慎重さを増幅させ完全集中で望みます。

 結果、雪路の得意性により予想していたよりも安定性が得られます。ただ危険性は承知しており試す度胸は最小化。仕事場へはいつもとそう変わらない所要時間で到着です。

 その後、以降雪が全く積もらず。暖冬だし今シーズンは終了にします。残念だ・・

概要

熟成による評価は高い。安定、信頼性能を謳う

  • カテゴリー:スタッドレス
  • サイズ:12~19インチ
  • 扁平率:80~35%

アシメトリック(左右非対称)デザイン採用で冬のあらゆる路面環境において安定、信頼性能を謳う。従来品より先進技術を強調、国内におけるNANKANGスタッドレスの更なる拡大を狙う。

製品詳細

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