≫ DAVANTI DX640 リアルレポート! 性能は確証へ

第6回 AW-1 大雪へ挑む! 無二のコンディションにテンション高まる

 12月1日に新たなアジアンスタッドレスタイヤ、NANKANG「AW-1」の氷雪性能を実証すべく遠征。しかぁし、2時間以上掛け山間部へ赴くも肩透かし。峠をはじめスキー場さえ雪が無い状況にへなへなヘな‥ 天気予報を信じて行ったのにどうしてくれる。

 待つこと2週間、再度雪の予報が報じられました。但し、今度は天気予報だけじゃ不安です。そこで確証を得る為に国道を管理する為のライブカメラ、ネットで見られるので現地を確認。そしたら既に積雪が、予報は更に雪マークが終日出ています。この状態でもっと積もれば完全圧雪、最高気温は0℃だというしアイスバーンも期待出来そう。

 前回のがっかりを今回は完全フォロー。ということで12月15日に遠征の再チャレンジを決断。愛車へ給油を済ませ空気圧も確認。自宅から直行するのでカメラだけ忘れないようにしないと。

 今度こそアジアンスタッドレスタイヤとして「AW-1」が持つ本質に迫ることが出来るでしょう。現地ではしっかりメインの氷雪性能を体感します。

NANKANG AW-1 の氷雪性能を実証。そのレベルは?

 12月15日、朝からそわそわし落ち着かない。親父なので5時に目が覚め既に興奮状態です。起きると女房の小言があるし、じっと布団の中で起床時間を待つのみ。それほどこの時を待ち望んでいた、と受け止めて頂きたい。

 繰り返すけれど前回12月1日の遠征は本当にがっかりだったんです。でも今回は確証あるし間違いないでしょ。現地は雪、それも相当積もっているはず。ようやく訪れたメイン性能の体感に心躍らない訳がない。ということで諸々後、自宅を7時過ぎに出発。

 この時、我が町は気温2℃で雪が舞っています。これで確信へ。ところが気持ちはNANKANG「AW-1」の性能云々よりも、とにかく雪道走行を実現すること。これだけが最大目的になっています。

路面は途中で既に圧雪へ

 自宅を出て1時間、ここまでフンフンフン、鼻歌交じりの余裕走りで来ました。そして最初の休憩に至る途中から路面はシャーベットへ、しかもリアが振られほどの深い状態です。先には圧雪も見え始め、親父のウキウキを消し去るには十分。

 NANKANG「AW-1」の氷雪性能は初めて、緊張感を持って走行へ集中しないと。慎重に行きましょう。

 そして休憩へ。パーキングには15cm位積雪が。気温は0℃ながら風が強く寒さ半端ないです。幸い人っ子一人おらず、遠くで除雪車が稼働しているのみ。そこそこの広さを持つ駐車場だし、この先へ備えここで少しばかり性能を理解しておきたい。

 縦と横の挙動を試してみます。まずは縦、ABSが作動するタイミングを掴みます。そしたらこの雪の下は凍っている。そうアイスに雪が積もった状態です。30km/hの速度からフルブレーキ、するとガッガッガッガッガッ‥ ん? もう一度。ガッガッガッガッガッ、いいんじゃね! 雪を掴みつつアイスブレーキを効かせる機能は悪くないっす。

 次は横の挙動。やはり30km/hからノーブレーキで転回。フロントがズリズリ流れるようなことはなくステアリングを切った分だけ曲がるイメージです。ただリアの振れるような違和感は気のせい?

 いずれにしても初期レベルながら性能把握はOKでしょ。逆にこの程度でお手上げなら、ここでUターンだな。更なる深みを求め再出発。

雪路の安定性に進化を確信。ただ違和感も‥

 再出発から30分もしないタイミング、目的の峠はまだ先なのに風雪よろしく前が見づらい。路面は完全圧雪ながら一部アイスも見えています。最高のコンディションが容赦なく襲い掛かります。緊張感が一層高まり体感はビンビン。

 先ほどの試しはここで役に立つ。信号の停止もタイミングに戸惑い無し。ただ停止線どこよ? 積雪で見えない。発進もガッチリ喰いますね。2~3速と躊躇なくシフト操作が可能。

 但し、1速でラフに繋ぐと少しばかり空転気味?の時が。スピンとは言わないけれどアイス路が絡んでくると、発進の1~2速へのシフトアップで少しばかり抜けのような違和感があります。

 そしていよいよ目的の峠へ到達。路面は引き続きの状態です。先ほどまでの平坦な路面からコーナー連続のアップダウン、ドライ時ならグリップに寄せるシフト操作で気持ちよさが得られる場所。しかし今回は一転、注意度をかなり上げないといけないでしょう。

 ところが路面は圧雪の状態がいい‥ 積雪量が多いということ。雪中せん断力のパフォーマンスが効いて、食いつきが更に一段階高まっています。これで安堵、緊張感は薄れ気持ち良さへ。

 すると前車が突然待避所へ停止、抜いていけ! と理解。決して煽ったりなどしていないし車間距離も十分。なのに譲ってくれるということは、私の走りがイラついているように見えてしまったんですかね? 気持ちよく走っていたのは間違いないけれど‥まぁいいか。ということでその先は調子に乗りました。

 路面は更にさらに雪深く(30~40cmの積雪量)先ほどより結構厳しい状態に。完全圧雪に轍も出来ています。そこを3~4速、車速は制限速度限界まで上げてみました。すると変化が! コーナーでフロントは切り込んで行くもののリアが流れ、時折振られます。なるほどここが限界ね、分かり易い。

 その後も敢えて回転数を上げコーナーへ侵入を試みる。すると同様の挙動が発生。FFなので引っ張る挙動にリアが付いてこない。これ以上は回避しましょ。ただおつりが来るほどの振られ方じゃない。そこは親父テクニックの微妙なアクセルワークが優っていた?

アイス路は一部に限定される

 雪路はコンディションに恵まれ、アジアンスタッドレスタイヤ「AW-1」の持つ雪路性能のレベルを限界域まで引き出すことが出来たかな? と自画自賛。しかしながら一方のアイス路に対しては僅かなシーンに留まりました。

 アイスの上に雪が積もるハーフ状態が試せたので全く収穫無しとは言えず。ただそこから発想を膨らませ、アイス路もいいね、とはならない。これだけでアイス性能を示すには無理があります。

 途中、気温は-2℃まで下がるもやはり日中では難しい。夜まで待てば、もしくは早朝のタイミングで臨まないといけません。ここはまたまた今後への繋として取っておきましょう。

 さて走行距離は750kmを超えました。燃費は前回よりも僅かに落ちて10km/lを何とかキープした状態です。自宅と仕事場の往復など、街中オンリーではやはりこのあたりが限界かもしれません。

神は見捨てず、翌朝は我が町にアイス路が出現す

 毎日神頼み、お金が欲しい‥ じゃなくて氷雪性能を体感したいので降雪宜しく、とお祈りしています。余りの不憫さに神様も同情したんでしょう。12月16日、起きたら一面真っ白。しかも気温が低かったので路面は圧雪ながらツルツルテカテカ、所々でアイス路も発生しており大感激!!

 仕事場へ向かう路面はアイス路宜しく、これで昨日の課題克服へ。で、結論から伝えるけれど正直微妙だな‥ 少なくとも従来の「ESSN-1」から劇的に向上した、とは強く言い切れない。

 たまたまだったかと。信号待ちで停車したその場、側道の方へ傾斜がきつくしかも補修跡があり凹凸に。青に変わり発進すると側道の方へズリ、ズリ、ズリと滑る。凹凸と傾斜とアイス路の組み合わせであれれ?が起きた。そこを乗り越え直進キープで行くものと思っていたばかりに少し動揺。

 また登坂でのアイス路はグイグイというレベルにあるかも微妙です。上らない、という気配はないけれど、今少しの向上を期待していたので‥

 アジアンスタッドレスタイヤとしてのアイス性能に拘れば、従来の「ESSN-1」より優ります。しかし飛躍的な進歩、とまでは言い難い。それでもトータルで判断すればレベル向上は間違いないでしょう。

翌日の朝は完全アイス路へ

 昨日に続き今朝(12月17日)も雪、しかも気温低下で残雪が見事に凍り路面は昨日に勝るアイス路宜しく状態に変貌。一層厳しい走行環境で事故も発生、雪国とは言え皆さんまだ感を取り戻していないよう。ただアイス路のテストとしてはこれまでで最もいい状態です。で、どうよ?

 昨日感じた微妙さは一転、ということは無いかな。しかし、激しい渋滞の中では全く不安を感じません。低速でそろりそろりだし、まぁブレーキングやコーナーリングの気遣いも最小レベル。

 街中に発生したアイス路、常識的な気遣いと安全性を意識した走行で性能への懸念を意識するシーンは皆無です。登坂での停止から再発進もズリズリは無く、ブロックのエッジ効果が発揮出来たかと。ということで、我が町におけるアイス路では十分耐えられる、という判断に。

 繰り返すけれど、低速でそろりそろり、常識的な気遣いと安全性を意識した走行、という条件付きです。念為

次回の予定

 今回を加え全6回でNANKANG「AW-1」の搭載性能をほぼほぼ網羅したかと。ただ最後に触れたアイス路については最大興味です。従い今回のような半端なハーフアイスじゃ実は完結出来ません。完全アイス路、そうミラーバーンやブラックアイスレベルまで探るべき。

 実現は早い方がいい、けれど幸い我が町でも連日の雪、しかも気温が低く近々実現の可能性ありそうです。その時を待ちますか‥

 それにしても遠征は疲れた。やはり氷雪路を初めて試すのは神経使います。ダメダメだったら最悪だけど、過剰なほどマイナスと決めつけるのもどうかと。と言って体感もしていないのにいいね、を連発するのは無理。

 出来る限り実態を伝えるよう、その都度体感をリアルでスマホの音声録音に記録。そう車内で1人スマホへ向けしゃべっています。それを基に文字起こし、レポートとして体裁を整えます。感じたことを出来る限り詳細にそして最短で伝えたい。

概要

ESSN-1 の後継、NANKANG史上最高性能を謳う

  • カテゴリー:スタッドレス
  • サイズ:13~17インチ
  • 扁平率:80~45%
  • 発売:2020年8月

主張点は国内の厳しい冬路面、そう氷雪路で効きを高め、耐摩耗性を向上、そして静粛性にも拘る3つ。これまでにない先進技術を搭載。アイス路に対する期待がワンランク向上。

製品詳細

タイトルとURLをコピーしました