プレミアムハイパフォーマンスを主張
- カテゴリー:スポーツ
- サイズ:17~19インチ
- 扁平率:55~35%
- 発売:2024年7月
- インプレッション募集中
性能指針は、ウェット、高速性能で10段階の9レベル。乗り心地、静粛性、燃費性能は同8レベルを獲得。性能全般でハイクオリティーを実現し、プレミアムパフォーマンスとしての高性能さを主張。
製品情報
RADAR「Dimax SPORT(ディーマックス スポーツ)」が国内へも投入されました。「DIMAX」シリーズのパフォーマンスを受け継ぎ、ジウジアーロが率いるGFG社と、オムニユナイテッド社が共同でデザインしたプレミアムハイパフォーマンスタイヤだという。
サイズは、255/35R19 96Y XL ~ 205/55R17 95Y XL までの18を設定。2024年7月から販売を開始しています。
RADARはシンガポールに本部を置くomni社が運営するブランドです。しかしながら「Dimax SPORT」の製造は中国、それを持って価格的優位性を示します。
プレミアムハイパフォーマンスを誇るのは、ドライグリップに傾倒するそれまでのスポーツとは一線を画すもの。
性能指針はウェットと高速性能において、10段階の9レベル。乗り心地、静粛性、燃費性能は同8レベルを獲得。性能全般でハイクオリティーを実現し、プレミアムパフォーマンスとしての高性能さを主張します。
トレッドデザインは、ウェーブ状からなるファイアーパターンとは異なる、特徴的なデザインを採用します。センターからサイドに向けたハンガートレッドデザインは、高度なハンドリングとコーナーリング特性を実現するという。
このところアジアンタイヤのスポーツは、ドライグリップの強調に伴い過激なデザインの導入が進みます。そんな中で「Dimax SPORT」が果たすのは、トータル性能の先鋭化かと。プレミアムパフォーマンスを謳い、性能全般に対する高度化を示します。
現状、スポーツの括りにおいてドライグリップに傾倒するピュアスポーツと、トータルパフォーマンスを誇るプレミアムを一緒くたにしています。カテゴリーの筆頭を誇る実情からは細分化望まれるところですが‥
タイヤに求められる性能は多岐に渡りますが、それらをすべて高水準で満たすには相応の価格になる。一方「Dimax SPORT」は、そのバランスを飽くまでも現実的な価格帯の中で成立させており、この点が最大の魅力でありまた評価すべき特長でもあります。
走行性能という観点で見ると、ドライ路面における応答性や直進安定性は非常に安定しているという。センターリブの剛性とサイドのトレッドパターン設計のバランスからくるもので、車両のふらつきを抑えながらも操舵に対して素直に反応してくれる点は、運転に安心感をもたらします。
ウェットでは、シリカベースのコンパウンドと排水性の高いトレッドデザインが機能し、しっかりとした接地感を維持。勿論、プレミアムスポーツのように極限までウェットグリップを追求した訳ではないものの、十分な安定性を確保しているよう。
乗り心地はスポーツらしい引き締まった感触ながらも、突き上げ感は大きくなく、特に高速走行時には路面との一体感が増すという。舗装状態のよい路面では快適であり、多少の粗さがある舗装でも過度に神経質になることはないと思います。
「Dimax SPORT」はアジアンタイヤにおいて堅実かつ実用的なハイパフォーマンスと言ってよいかと。完璧さや尖った性能はないものの、日常的な使用から高速巡航、時には峠道のワインディング走行まで幅広くこなせる懐の深さを感じます。
搭載技術
高重量を支えるOUT側のショルダーブロックは、ユニークでモダンなデザインを採用。サイドウォールは高コントラストに映えながらも平滑に仕上げ、空気抵抗を低減しています。
シリカ配合を更に究め、転がり抵抗低減と高度なウェットグリップを両立し、メイングルーブに付けた僅かな角度によりハイドロプレーニングを抑制します。SUVやEVにも安定感のある快適な乗り心地を提供します。