大口径タイヤに履き替えてカスタマイズを楽しむ
- カテゴリー:SUV(低燃費)
- サイズ:17~22インチ
- 扁平率:65~35%
- 発売:2017年
- 1件のインプレッション
従来品「NT420S」の後継。Nano Balance Technologyを駆使した材料開発により転がり抵抗低減。ターゲットは大口径タイヤに履き替えてカスタマイズを楽しむ街乗りSUVの愛好家だという。
製品情報
NITTO「NT421Q(エヌティヨンニーイチキュー)」は、従来品「NT420S」の後継となる製品です。Nano Balance Technologyを駆使した材料開発により転がり抵抗低減を実現します。
ターゲットは、大口径タイヤに履き替えてカスタマイズを楽しむ街乗りSUVの愛好家だという。従ってSUV専用のラグジュアリー低燃費タイヤを謳います。
メイン市場の北米では既に相応の実績を示します。市場フィットは国内よりも高く、やはりそこはターゲットとしての捉え方に差異があるのはショウガナイ。国内では逆にニッチな層への提案になります。かつてNITTOが北米で進めた展開です。いま国内ではその位置になるということ。
SUVとしての低燃費タイヤは一般化。しかしながらアジアンタイヤにおいてはまだ希少かと。その中で、低燃費シリカ配合により転がり抵抗を低減し、全てのサイズでラベリング制度の転がり抵抗係数「A」、ウェットグリップ性能「b」を実現します。
また耐摩耗ポリマーとウルトラグリップポリマーの採用により、摩耗ライフを損なうことなくウェット性能をバランスよく向上させています。
トレッドパターンは左右非対称パターンを採用、3本のワイドストレートグルーブが目立ちます。縦溝内を通る空気の流れを意図的に制御するクァイエットセレーションデザインを採用、パターンノイズを低減し上質な静粛性を実現するという。またOUT側を大型ブロックとし、コーナリング時の走行安定性向上を謳います。
補強プライによってロードノイズを低減、街乗りでの快適性に寄与します。また高硬度プライトッピング、高硬度ビードフィラーを採用し剛性アップを実現、操縦安定性やコーナリング性能、ステアリング応答性も向上しています。
これらにより従来品「NT420S」との比較では騒音エネルギーを29%、Nano Balance Technologyを駆使した材料開発により、転がり抵抗を17%それぞれ低減しています。
さて、「NT421Q」は、主に都市部や郊外の舗装路でSUVを使用するドライバーをターゲットに設計されたプレミアム・オンロードタイヤ。ドライ・ウェット問わずオンロードで総合性能を高める方向で開発されています。
従い高速域での直進安定性やステアリングレスポンス、そして乗り心地に関しては、かなり洗練されたレベルに仕上がっているのでは。
注目すべきはその乗り心地の良さです。SUV特有の高い車高と重量に起因する路面からの突き上げや上下動を、しなやかかつ剛性のあるカーカス構造で吸収しており、オンロードでの走行においては硬すぎず、柔らかすぎない絶妙なバランスを提供。段差や舗装の荒れを乗り越える際にも不快な突き上げが抑制され、上質な乗り味を実感できるよう。
高速安定性は、センターリブ部の設計が非常に効果的に機能しています。センターリブが途切れることなく設けられていることで、ハンドル操作に対する応答性が高まり、また直進時の安定感にも優れています。
静粛性もまたこのタイヤの大きな武器になろうかと。ロードノイズや共鳴音を抑えるためにトレッドパターンのピッチ配列が最適化されており、特に粗めのアスファルト上でも耳障りな音が抑制されています。
「NT421Q」はSUVのパフォーマンスを、飽くまでオンロードで最大限に引き出したいと考えるユーザーに最適です。スポーティな走行フィール、快適性、静粛性、そして長寿命といった実用的な価値が高く、十分な安心感と満足感を提供する高品質なオンロードと言えるのでは。
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インプレッション
- 投稿数 【1】
- グリップ性能
- ウェット性能
- 乗 り 心 地
- 静 粛 性
- 寿 命
- 平均評価値(5満点)
- 5.0
- 5.0
- 4.0
- 4.0
- 5.0
- グリップ性能
- ウェット性能
- 乗 り 心 地
- 静 粛 性
- 寿 命
純正サイズの225/65/17 ヨコハマ ジオランダーSUVと比較しても窒素ガスの影響もあるかと思いますが静粛性は増した気がします。
乗り心地に関してはもともと固い足回りのため分かり難くはありますが扁平率の割には良いと思います。
車の性格上、振り回しているわけではありませんが高速巡行でもドライ・ウエット共に何の不安もありません。