SUVラインアップの頂点に君臨。実質「SP-9」の後継
- カテゴリー:SUV(H/T)
- サイズ:17~20インチ
- 扁平率:60~45%
- 発売:2024年9月
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「SP-9」を上回るハイパフォーマンスであり、ノイズ対策に拘り静粛性に長けた次世代のH/Tに位置付けられる。快適性と静粛性、プレミアムを極め最上位にポジショニング。
製品情報
NANKANGからSUV用オンロード「NEX-1(エヌイーエックスワン)」が日本市場に登場しました。「SP-9」を上回るハイパフォーマンスであり、ノイズ対策に拘り静粛性に長けた次世代のH/Tに位置付けられます。
国内でのサイズ展開は20 ~ 17インチまでの7です。グローバルでは22インまでの12を実現します。いずれば国内でもグローバルに沿う流れになるかと。製造は台湾、2024年9月から発売を開始しています。
NANKANGのラインアップでSUVは、「N990」が起点になり快適性の向上を果たした「SP-7」に進化。そして更なる発展が「SP-9」です。オンロード用となるH/Tに括られ快適性と静粛性、プレミアムを極めてきました。そしてこの最上位となるのが今回投入された「NEX-1」です。実質「SP-9」の後継とも言えそう。
製品主張はこう。「NEX-1」は、SUV特有の高重心や車両重量を考慮した設計がなされており、通常の乗用車用タイヤとは異なる内部構造を持つ。特にサイドウォールの強度が確保されている点は、SUV特有のロール傾向を抑え、安定したコーナリングや直進性を実現するために重要なポイントです。
また、トレッドパターンにはオンロード向けの左右非対称パターンが採用されており、都市部や高速道路での使用において快適な乗り心地と優れた排水性能を発揮します。トレッド中央のリブ構造は路面との接地感を高めるとともに、高速域でのふらつきを抑制する役割を担っており、SUVの高速巡航時にも安心感をもたらします。
SUV用に求められるもう一つの要素として静粛性が挙げられますが、「NEX-1」はその点にも配慮されています。特にトレッドブロックの配置とサイプの形状を最適化することで、パターンノイズの発生を抑え、車内での快適な会話や音楽鑑賞を妨げない設計が施されています。
これは、特に日常的にSUVをファミリーユースで使用するユーザーにとって大きなメリットです。またSUVは街乗りから郊外のドライブ、さらには軽いアウトドアまで幅広い用途に使用されますが、「NEX-1」はそうした走行条件に適応できるよう、トレッドゴムの耐摩耗性と耐熱性のバランスが調整されています。
舗装路での安定性を重視しつつ、多少の未舗装路や荒れたアスファルトでもしっかりと路面を捉えるグリップが確保されているのも特徴です。
「SP-7」はコンフォートの括り、「SP-9」はプレミアムコンフォートです。従いそれを受け継ぐ「NEX-1」は最新プレミアムコンフォートということに。静粛性はもとよりウェット性能、更には低燃費にも拘ることでNANKANGにおけるSUVラインアップの頂点に君臨します。
アジアンタイヤにおけるSUVは、ラインアップだけなら豊富な数を誇ります。でも性能の拘りは正直ピンキリです。「NEX-1」はここに新しい息吹を吹き込みます。拘る性能の最終形はバランス、全てにおいて高次元を強調します。