アジアンタイヤの特徴

asiaimage

 日本の市場で一定層に認知されたのが、台湾、インドネシア、韓国、中国などの新興メーカーが製造するタイヤです。これらは一般に アジアンタイヤ の総称で呼ばれています。

 世界的なタイヤ市場では、ブリヂストン、ミシュラン、グッドイヤーの3社でかつて50%以上あったシェアが、現在は40%程度まで下落するなど市場構造に変化が起こっています。

 代わって台頭したのがアジアンタイヤです。国内メーカーにとって脅威となるのか、ここでは様々な側面から詳細に迫ります。

(2018.9更新)
【TOPICS】

市場動向を把握

asiaimage03

 日本におけるタイヤ市場は、国内メーカー4社(ブリヂストン、ヨコハマ、住友ゴム、トーヨー)で80%以上のシェアを得ています。では残りがアジアンタイヤになるのか、と言えばそうではない。海外メジャーもあるし、その他ゴム関連としての括りも含まれます。実は明確な数値を見出すのは難しい。

 それでも貴重な数値を示すと2008年まで遡ります。約5 ~ 6%がそれ。また2017年、韓国のNEXENが日本法人となるNEXENタイヤジャパン設立に際して公表したのがNEXENブランドの国内販売数、年間約33万本であったという。

 この2つ同じに出来ないので比較が難しい。そこでJATMA(一般社団法人日本自動車タイヤ協会)が公表した2017年の国内実績を持って来ました。それによると、乗用車の夏冬タイヤの合計本数が約5,200万本です。これにNEXENの数値を対比すると0.6%になる。

 ここから諸々考慮すると最初に挙げた約5 ~ 6%が見えて来る。ただ最新は約7 ~ 8%、いや10%に近い数値になっているのでは、と順調な拡大を想像します。少し強引か・・

コストパフォーマンスの高さ!

 アジアンタイヤがここまで普及した最大理由、それはコストパフォーマンスに優れている点です。同サイズで国内メーカーと比較すると半額以下の価格設定、これはユーザーを一瞬でも引き寄せることは間違いないはず。

 コストパフォーマンスはCP、コスパなどとも示されます。コスト(費用)とパフォーマンス(効果)を比較したモノを指す、というのが一般的概念かと。支払った費用に対して得られた満足の割合ですね。

 これをアジアンタイヤに向けた時、安価なのにそこそこの満足が得られるのでコスパに優れている、という評価になるのでは。ただ人によりその意味が微妙に異なるケースもあるような。

 価格と性能は捉えどころが微妙です。1万円に対して安いと感じる人も居れば、高いと感じる人も居る。性能においては条件次第で変わります。など厳密さを求めることは非常に難しい。

 それでも一般論としての捉え方は理解したい。アジアンタイヤとメジャーメーカなら、明らかに前者が安い、対して性能は後者。要は価格と性能のあり方に妥協と拘りを持つか、軸をどこに据えるかでしょうね。その点からアジアンタイヤはまず価値に置き換えられるということかと。

 で、この価格の安さはドリフトユーザーの目に留まり、専門誌に取り上げられたことで興味を得たんです。ドリフトはその走行特性からタイヤの消耗は避けられません。アジアンタイヤを使用することは財布に優しいとして、今やドリフトの定番とまで言われています。

 そこから街中走行でも行ける! という風潮が強まり一般ユーザーの普及に繋がっています。ドリフトユーザーという特別な枠を超えた現在、その動きは一層進みます。

 成長著しいのは間違いない。なら肝心の性能はどうよ? ここをメーカー主張から確認しようとすれば物足りない。日本市場へのPR、まだ不足しています。しかし、モータースポーツへの参戦や日本法人設立など展開は確実に広がっており、受け入れが進んでいる証でしょう。

 またインターネットなどを中心にしたユーザーレポートとして、随分多くの感想を見ることが出来るようになりました。この点からも市場規模は確実に拡大傾向にあることを感じさせられます。

rank

現状は2極化プラス1

asiaimage05

 HankookやKUMHOなど、日本に法人を設立し独自の販売戦略やモータースポーツへの積極参戦などで知名度アップをはかり、日本の新車装着タイヤとしての採用に積極的なメーカーを 1stグループ に括ります。

 対してNANKANG、ATR RADIAL・・など、コストパフォーマンスに優れた 安さ を前面に押し出すのが 2ndグループ です。大別するとこれら2極化にあると考えます。特に後者は、タイヤ販売会社の独自仕入れルートで 安さ を武器に、販売会社の体力により拡大が図られています。

販売会社オートウェイの役割

 近年NAKNAGのスタッドレスタイヤ「ESSN-1」のTVCMが放映されています。アジアンタイヤにとっては画期的なこと。当初は正直驚いた! その内容エンディングに 日本正規ディーラー の文字が。そう オートウェイ を指したもの。主導はともかく単なる輸入販売店から格上げされたのか、いいですね。

 この動きは東京オートサロンでも感じたことです。チューニングカーの祭典ながらその規模は東京モーターショーにも迫る、そこにオートウェイが出展するという。NANKANGとの共同出展形式でしたがグローバルメーカーでありながらもコラボによる展開は、オートウェイへの評価と受け止めました。

 日本正規ディーラーの文言は、国内販売に対する期待の大きさ、そして強固な関係を印象付けます。これまでも多くの製品導入を実現して来ましたが、今後も優先的な国内展開が実現するのでは。

 NANKANGが他の大手アジアンタイヤメーカーのような独自路線ではないコラボを選択する理由は、これまで培った販売手法の有効性を認めているからかと。タイヤのネット通販を一般的なものにした功績です。

 同様のことATR RADIALにも言えそう。繋がりはやはり黎明期から、東京オートサロンでもNANKANG同様のコラボ展開を果たします。ブースにはメーカーの人たちの姿も見られます。

 ここにNEXENが加わらないのが残念。黎明期からの繋がりが途切れた、と考えていいでしょう。2017年に日本法人となるNEXENタイヤジャパンを設立、日本における正規輸入代理事業を開始しました。そして新たなラインアップで展開しています。そう今後は1stグループに括られます。

世界でのポジション

 世界タイヤメーカー売上高ランキングでは、アジアンタイヤメーカーの躍進は目を見張るものがあります。この情報も後押しとなり全体の底上げが進んだことが、要因のひとつにもなっているかと。

 因みに主なところを示すと以下の通りです。出展は Rubber and Plastics News による2015年のデータからなので、最新は若干変動があります。

7位、Hankook
9位、MAXXIS
13位、KUMHO
18位、NEXEN
28位、KENDA
45位、NANKANG
62位、ATR RADIAL
64位、FEDERAL

 

プラス1はプライベートブランド(PB)

 近年はメーカーよりもブランドの特色を色濃く打ち出すのが顕著です。新興国製タイヤ、と示されるケースが増え、アジア諸国メーカーの製造するグローバルディーラーのPB製品さえもその範囲に加えます。このような現状から、従来の理解では全体像が見え難く更に大きな観点から理解が必要である、と考えます。

 PBは決して珍しい製品形態ではないけれど、メーカーのブランドと同レベルの見解を持つものさえもあるなど広く受け入れられていることは間違いないでしょう。この役割に影響力を持つのがアジアンタイヤメーカー、異なる視点から製品イメージを構築します。

人気そして注目銘柄はこれ!

ar101

 メーカー、そして製品別の人気も知りたいはず。でも残念ながらメーカーによる製品別ボリュームが公開されていません。なら対応しましょ。取り入れたのはコンテンツランキング!

 毎週金曜日に更新するコンテンツランキングは、当サイトのページ毎アクセス数をランキングで伝えるものです。実販売じゃなく飽くまでもコンテンツへの興味。それでも現状把握として、人気製品をランキングで確認出来るので目安になると思います。

 ここから見えるのはドライグリップに傾倒した製品です。メジャーの括りではピュアスポーツを謳うもアジアンタイヤは日常的な使用感がこのレベルには到達していない。なので同一に括るのは躊躇します。

 その結果、COMPETION(コンペティション)として受け入れています。但し、COMPETIONを単に競技用とだけ括るのはどうかと。飽くまでもストリートベースの上にドライグリップの特性を主張する製品です。

 まぁ、それでも性能は過激。従って日常用としては違和感あるでしょうね‥ これを共通認識とし当サイトの掲載から人気及び注目をピックアップすると、以下の製品が挙げられます。(NITTO除く)

NANKANG AR-1
NANKANG NS-2R
ATR SPORT 123S
ATR-K SPORT
FEDERAL 595RS-RR

 過去、もう一段階下のレベル(NANKANG「NS-2」、「ATR SPORT」、「ATR SPORT2」など)がアジアンスポーツの定番でした。程よいグリップと街中での快適性にも評価を得た製品です。

 正直現在の製品レベルが目指す方向性は先が見えない。COMPETIONの行く先は真のレース専用じゃないでしょ? 最近のD1等に見られるプロドリフト用の迷走が大いに影響しているのかもしれません。

 とは言え注目なのは間違いない。アジアンタイヤにおいては、過激=高性能 が定着しているということでしょう。勿論、これが全てじゃありません。コンフォート系もそうだし、いわゆるSUV専用も広がりから言えばかなりの数を誇ります。

スポーツコンフォート

 過激を要するスポーツとは対極で快適性を得るのがコンフォート系、なのに運動性能を併せ持つスポーツコンフォートは注目でしょう。具体的にはNANKANG「NS-25」、グローバルに登場すると待望論に応え国内導入を果たします。すると瞬く間に人気製品へ成長。一方で従来品「NS-20」も併売、衰えの気配は最小で維持します。

 過激さは必要ないけれどグリップを活かしつつ快適性を求める、よりハイレベルさが受け入れられる結果かと。ここメジャー製品はやや苦戦気味、それからすると理想に近い動きなのは面白い。

SUV専用の露出

 アジアンSUVカテゴリーのラインアップ形成は、サイズの大口径化が非常に際立ち、しかも高性能さが要求されるH/Tが圧倒的かと。オンロードへの注視が強い傾向です。活性化はメーカーにより異なるけれど、それでもスポーツ同様そこに拘る共通性を見出します。

 世界的な車種人気に影響されているのは明らか。ただ国内市場はコンパクトからミドルクラスがメイン、残念そこはアジアンメーカーとのズレを感じるところ。それでも共存出来る領域で可能性を探ります。

rank

発展形態は様々

 タイヤの発祥は、約130年前に自転車用空気入りタイヤを初めて実用化したダンロップ(ジョン・ボイド・ダンロップ)だと言われています。

 しかし、今や国内でダンロップは住友ゴムの一ブランドであり、また世界3大メーカーのひとつグッドイヤーも2015年まで住友ゴムと提携するなど、タイヤメーカーはグローバル企業として世界的展開を繰り広げています。

 日本製品の中でも特に工業製品は、日本国民の絶対的な信頼性が根付いています。そのような環境下で日本のタイヤメーカーは発展し、その勢いで世界的にも信頼を獲得し現在の地位に至っています。

 一方アジアンタイヤは、個々のメーカーによりその発展が異なります。例えば台湾のNANKANGは1940年に設立され、戦後日本のヨコハマの技術指導を受けその基礎が築かれました。

 アジアンメーカーの歴史は意外に古く、日本メーカーや海外メジャーの技術指導を受けるなど何らかの関係を持つことで技術的発展を遂げ来たのです。また双方の可能性や思惑により世界中で複雑な関係が結ばれています。

 アジアンタイヤを世界的なシェアで見た場合、世界3大メーカーと呼ばれるブリヂストン、ミシュラン、グッドイヤーの地位を揺るがすことは難しく、それに続くメジャーメーカーが激しく争っている位置にどれほど食い込めるか、というのが正直なところでは。

 ただ近年、その形態に変化が見られます。力を誇示し始めたのが中国メーカー。財力を持ってピレリを買収、経営不振に陥ったKUMHOも同様にしています。いずれも既存メーカーの後ろ盾としてブランドの維持を図ります。影響力を持ち技術力を得るのが狙いかと。

 それでも国内に限れば中国製造は多数存在するけれど、中国メーカーの認知主張を受け入れるケースは多く無い。例えばWANLIが新たな施策によるアナウンスを行い、D1のサポートでちょっと知名度上げるも未だ一般化していないのでは。少なくとも楽天で購入しようとしても製品へのヒット僅かです。

 しかし、将来的にはどうだろう? メジャーとの差、いろんな意味で接近している可能性が考えられます。

デメリットは何?

ns201

 アジアンタイヤとの最初の接点は今から14年位前かな。友人の所有するクルマに装着されていた台湾製のNANKANGだったと記憶しています。

 友人はインチアップされたタイヤを見て誇らしげ、しかし当時台湾製など全く理解出来ていない私にとっては何で? という不思議な空気が流れました。

 そして大丈夫なの? という疑念を持たずにはいられませんでした。タイヤという工業製品への絶対的信頼性は国産であるのが常識、という全くもって日本人そのものの感覚しか持ち合わせていなかった私は、受け入れられなかったのです。

 時が流れ、いまインターネットなどでアジアンタイヤに関する評価などを見ると、その当時の私と同じような感想や疑念を持った書き込みがまだ見られます。その度にあの当時の自分と同じだ、と懐かしんでしまいます。

デメリットを理解しタイヤ選び

 アジアンタイヤのデメリット、具体的にはどうよ? 低燃費が最大では。一部で国内低燃費タイヤの既定を満たすも、全体の流れは国内メーカーやメジャーとの差が大きい。そもそもタイヤ自体重いです。また快適性にも不満が残ります。静粛性と乗り心地の適正化に課題が感じられケース見られます。そして寿命に対しては均等摩耗の実現がいまひとつ、など。

 敢えてデメリットとして挙げたけれど、実は非常に難しいところ。どんなタイヤでも感じ方は微妙に異なるし、装着車種によっても随分変わります。正直それないはずが無い。好意的な見方をすればそう。

 妥協することが可能ならタイヤ選びに幅が持てるかと。その妥協とは安価な価格設定です。最終的にはここ終着点になるかと。それが否定されるのなら絶対的に国内メーカーやメジャー製品を選ぶべきです。

 タイヤに対するユーザーの期待は必ずしも一つの方向性ばかりではないはず。コストパフォーマンスに優れていることが大切な要因、そう絶対的な価格の安さが基本、と考えるユーザーも居るのでは。

 興味でアジアンタイヤへ向かうも、その性格を理解しないと難しい評価になるケースあるでしょう。逆に杞憂に過ぎなかった、ということも。

ginen

東京オートサロン出展への意義

autosalon

 チューニングカーの祭典を謳う東京オートサロン、例年3日間の開催期間ながら東京モーターショーをも凌ぐ規模、そして人気になっています。因みに2016年は3日間の来場者合計が325,501人、2017年は324,400人、そして2018年は319,030人だったというから凄い。

 出展するのはクルマメーカーばかりではありません。チューニングカー絡みだしタイヤやパーツなど多岐にわたります。その中でもタイヤはクルマ本体に次いで人気だったような‥ 国内メーカーは勿論のことアジアンタイヤも露出拡大に積極展開を果たします。

 直近として2016年はWANLIとクムホ。2017年はオートウェイによるNANKANG、ATR RADIAL、HIFLYの3ブランド、KENDAとWANLI、そしてNITTOがそれぞれ単独で出展を実現しました。

 2018年はやはりオートウェイによるNANKANG、ATR RADIAL、HIFLYの3ブランドにプラスして、ZEETEX、RADARP、MOMO、MAXREKを展示、更に新たなブランドNEUTONがお披露目されました。またNITTOもトーヨーとは別に独自の世界観を演出。その他中国メーカーなども小ブースで展開します。

 アジアンタイヤに括る製品が一同に会するのはここが最大かと。それを目当てにブースを訪れる人が多いし、いずれも熱心に製品を見定めています。従って認知拡大には絶好の場なのでは。

 メジャーでも頑なに出展へ消極姿勢を示すメーカーもある中で、アジアンタイヤでありながら(アジアンタイヤだからか?)積極出展は、以後の展開に何らかの可能性を響かせるはず。

 ということで、ここ数年毎回参上するのが定例化、これを見ないと新たなシーズンが始まらない。正直ここでしか見れない貴重な製品もあるんです。

東京オートサロン

世代進化(国内成長)

sedai

 アジアンタイヤの進化、日本国内で受け入れ拡大に繋がるこれまでの成長過程を世代進化として確認してみたい。第1世代が黎明期としたのなら時を経て現在は第5世代にもなるのかな。注目そして興味から、実購入へ繋がる流れを追ってみます。

 黎明期となる第1世代は2007年頃と受け止めます。それ以前より導入を果たすもアジアンタイヤの可能性にはまだ確証が持てません。しかし、2007年頃にはオートウェイの累計販売本数が200万本に到達、ネット販売の得意性を駆使し全国各地で購入が可能、なことから評価を得たかと。またドリフトユーザーの目に留まり、専門誌に取り上げられたのもこのころからでは。

 第2世代は2009年から。金融危機(リーマンショック)によって最大注目を得ることになります。安さを求める社会情勢に乗った、同時にネットの普及が正に追い風。一般的タイヤ(この場合メジャー製品を指す)と比較して半額、いや1/4もの価格設定が強烈なインパクトを与えました。その後、2011年の東日本大震災もありアジアンタイヤにとってのフォローは続きます。

 第3世代は2012年から。広がりを見せたアジアンタイヤながら、絶対的な性能への不満も見られることに。勢いを持って広がった興味が一旦停滞します。安さに釣られ購入したけれど満足しない。当然離れることになりますわな。その一方で定着する層も新たに生み出しタイヤ購入の多様性に繋がって行きます。

 第4世代は2015年、ここではスタッドレスタイヤへも可能性を広げます。当サイトが掲載した最大数は30にも及び、メジャーメーカーの掲載数と同等、いやそれ以上だったかと。数の点ではかなり魅力的展開を果たしたのは間違いない。ただ正直ピンキリの性能差にやや戸惑いも。従って必然的に淘汰が進みました。

 第5世代が2016年から最新まで。オートウェイの累計販売本数が1,900万本にも達しています。カテゴリーは多岐に渡り、ドリフトユーザーに見出された特別なタイヤの印象は薄れています。そんな中、スポーツに見られるドライグリップの突出性が際立ち始めました。NANKANG「NS-2R」や「AR-1」、「ATR SPORT 123S」や「ATR-K SPORT」、そしてFEDERAL「595RS-RR」など超過激な製品が揃いラインアップを形成することになります。

今後の動向から新たな発想

 アジアンタイヤは世界的な金融危機(リーマンショック)以降、価格の安さが注目され右肩上がりの状況に。その勢い今も続いているかと言えば、ん‥かな。実は新たな販売ルートも静かに幕を閉じている現状もあり、市場は既に横ばいにも思えます。

 2020年には国内タイヤ市場そのものが頭打ちになるのでは、とも言われています。結局決められたパイを取り合う構図になる訳で、国内外メジャーメーカーの巻き返し更に強まるはず。その時、価格のみ重視する見方は一定の限界を迎えることになるかもしれません。

 そこで展開は更なる可能性を見出すことが必要では。異なる価値観、と言い換えましょう。で、こんな発想をしてみました。

価格1割増し+性能3割増し

 トレッドパターンを追及すると、カテゴリー毎にある程度の共通性を示します。特にパターンデザインに傾倒し性能レベルを高めるアジアンタイヤは、その割合がより増しています。

 高位の性能を目指すなら既に実現された既存パターンを取り入れるのが確実です。アジアンタイヤの多くはメジャーメーカーの影響下にあったことから、その流れを感じさせるものは多い。(特許の問題もあり侵害するのは駄目。)

 ただ黒くて丸いタイヤの特徴は、独自性を示すことに難しさがあります。そこで注目されるのは素材です。素材とは外部構造となるコンパウンド(ゴム)や内部のベルト、カーカス‥などありますが、ここではコンパウンドへ拘ってみましょう。

 現在、一定規模まで普及した低燃費タイヤは正にこれです。パターンは従来から僅かな進化に留まるも、素材が飛躍的向上を果たしたことで性能レベルの高度化を実現しています。またスタッドレスにおいても近年のアイス性能、低燃費、寿命の向上はこの効果によるものです。

 対してアジアンタイヤはどうよ? 正直この成長が加速しません。なぜ? そう価格への影響と技術レベルの問題です。技術はある意味今後への期待とし(実はこちらが大きいかも)、残る課題は価格でしょ。素材を高度化し新たな採用となれば価格への転嫁は免れません。でも性能と価格の関係が従来の枠を超えた現在、低価格へのニーズは一定規模で続くでしょう。

 そこで価格1割増し、性能3割増しの発想です。高度な素材技術を1割増しで導入、その結果として3割増しの性能向上を実現する。ザックリながらアジアンタイヤとメジャーでは2世代、いやモノにより3世代の格差を感じます。この差を僅かでも(理想は1世代)縮めたい、しかも1割増しで。1本5,000円なら5,500円です。

 価格2割増しで魅力は薄れ、3割増しならメジャーへ流れてしまう可能性大きくなるでしょうね。だから1割増しなんです。少し飛躍し過ぎかな。

メーカー別比較

 台湾、インドネシア、韓国、中国など新興メーカーを中心に、最新の製品展開を詳細に伝えます。メーカーの沿革等にも触れており、詳細に製品情報を探ることが可能です。最新は13にも及ぶメーカー(ブランド)を掲載します。

hikaku

カテゴリー別性能比較

 コストパフォーマンスに優れるアジアンタイヤ、見出されたのはドリフトユーザーから。現在はこれに留まらず一般ユーザーへも主張を展開します。これにより愛車に最適な製品としての選択が可能です。

cate

リアルレポート

 タイヤにとっての興味は性能、走りの本質を知りたいのは当然かと。ある意味人柱かな。ただ体感は人それぞれだし、車種や環境によっても随分異なります。飽くまでもニュアンス的なレベル、イメージで捉えて欲しいのが本音です。

size

サイズから比較

 設定は22 ~ 12インチまで、サイズによる検索を可能にしました。カテゴリー展開は正直難しい、また迷いがあるしどうしよう? でもサイズ検索なら横断で比較が出来るのでとっても便利です。

size

ポジショニング

 アジアンタイヤが持つ性能をカテゴリー別(スポーツ/スポーツコンフォート、コンフォート/スタンダード、ミニバン、SUV/4×4からなる4つ)のポジショニングで把握出来るようにしました。

lineup

タイヤの規格

 アジアンタイヤは、主にETRTOのSTD(スタンダード)規格か、RFD(レインフォースド)/ XL(エクストラロード)規格がメインです。同一タイヤサイズ(セクション・偏平率・径)のSTD規格のタイヤより高い負荷能力を発揮できるメリットがあります。

kikaku
  • アジアンタイヤの規格
  • サイズが同じでも新車装着とは規格が異なるタイヤを装着する場合、その規格に合った適正な空気圧にする必要がある

ホイールセット

 アジアンタイヤ&ホイールセット。タイヤはホイールに装着することが前提。その組み合わせによって走りは当然のこと、見た目の印象も随分変わります。でもアルミホイールは高価、ならタイヤとのセットを考えてみるのも手段です。

summer

購入はインターネット

 黎明期よりインターネット等を駆使し、全国どこからでも購入が出来るようにしているのが オートウェイ です。当時は累計販売本数200万本と言われていたけれど、最新は累計販売本数1,900万本、年間210万本以上の販売を誇ります。全タイヤ通販WEBサイト合計で50万件以上の購入者レビューも頂いているという。取り扱うアジアンタイヤは、国際規格に適合しPL(製造物責任)保険に加入済みなので保証された製品であることを記しています。

 普及著しいインターネットでの購入ながら、正直タイヤを宅配で受け取るのは難しい、という人も居るかと。その際には同社が管理するタイヤ交換専門サイト タイヤピット の利用を検討してみては。地図情報と郵便番号検索で取付店を検索、購入サイト AUTOWAY LOOP で購入し送付先に取付店を選択、あとは取付店に直接行くだけ。取付加盟店は全国一律の価格を導入します。