HIFLYが誇る最新スタッドレスタイヤ
- カテゴリー:スタッドレス
- サイズ:12~20インチ
- 扁平率:70~40%
- 発売:2023年7月
- 1件のインプレッション
「Win-turi 212」に比較しより繊細化。トレッドデザインの最新化、刻まれるサイプは緻密な配列、横溝の角度を最適化し路面の引っ掻きを効果を発揮。雪道でのトラクション性能へ繋げる。
製品情報
HIFLY「Win-turi 216(ウィン ツゥリ ニーイチロク)」は、HIFLYが誇る最新スタッドレスタイヤです。国内導入は2023年7月から。製造は中国です。
ご存じアメリカに拠点を置くユニコーン社のメインブランドであるのがHIFLYです。「Win-turi 212」を国内でもラインアップ、品質とコストパフォーマンスの両立を目指しグローバル同様の展開を果たします。
ここに投入されたのが「Win-turi 216」です。「Win-turi 212」に比較しより繊細なイメージを実現します。サイプの刻みが主張を高め、雪路における効きを強調。横方向に配置されたスリットがその効果を更に高めるという。
確実性については正直何とも‥ ですが、全体のデザインを鑑みれば期待感は高まります。従来では厳しい評価があったのは間違いない。しかしながら、進化を経て登場した「Win-turi 216」はその払拭が可能かと。
要因はトレッドデザインの最新化を果たしたこと。刻まれるサイプは緻密な配列を実現、横溝の角度を最適化し路面の引っ掻き効果を発揮。雪道でのトラクション性能へ繋げます。
左右非対称パターンを採用しており、路面との接地を安定させつつ、ブロックのエッジ効果を高めることで雪路やアイスバーンでのトラクションを確保しようとしています。
トレッドパターン中央部にジグザグ状のサイプを多く刻み、ブレーキング時のアイスグリップを補強する仕組みを持っています。ショルダー部には横方向の排雪・排水を意識した溝が配置されており、スラッシュや圧雪路でのコントロール性を高めるのが狙いです。
コンパウンドにはシリカを多めに配合して低温下での硬化を防ぐ工夫がされており、欧州の比較的温暖な冬から寒冷な地域まで対応できるバランスを狙ったチューニングになっているよう。
但し、日本の厳しいアイスバーンに特化した国産スタッドレスに比較すると、絶対的な制動力や微妙な操舵時の粘りは劣るとされ、価格帯を考慮したコストパフォーマンス重視の位置付けにあります。
正直、雪路における向上効果に対し、アイス路ではいまひとつ確証が見えてきません。コンパウンドの先進性が果たす密着による確実な効き、この点における実現性はやはり課題として残るような気がします。
ハイエンドモデルのような高度なアイス性能や高次元の快適性を追求したものではなく、価格と性能のバランスを重視して開発された実用的なスタッドレスと言えるでしょう。
都市部や積雪の少ない地域、あるいは冬場に数回程度しか雪道を走らないユーザーにとっては十分に役立つ選択肢であり、特に価格面でのアドバンテージは大きい。一方で、北海道や東北など極めて厳しい氷雪環境に常用する場合にはやや不安が残る為、使用環境をしっかりと見極めた上で選ぶ必要があるモデルだと思います。
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インプレッション
- 投稿数 【1】
- 氷 上 性 能
- 雪 上 性 能
- ド ラ イ性能
- ウェット性能
- 寿 命
- 平均評価値(5満点)
- 3.0
- 4.0
- 4.0
- 4.0
- 3.0
- 氷 上 性 能
- 雪 上 性 能
- ド ラ イ性能
- ウェット性能
- 寿 命
やっと積雪状態で走行しましたが、全く問題なく走れました。溶けかけの雪が残る程度の路面でも、夏タイヤの車は滑って立ち往生していましたので、軽い積雪に対する保険としては最適。安いのでありがたいです。
(評価3の項目は未評価です)