ブリヂストン REGNO GR-XⅢ TYPE RV の特徴

概要【新製品】

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ミニバンに限らずSUVにも対応するプレミアムミニバン

カテゴリー：ミニバン(低燃費)
サイズ：15～20インチ
扁平率：65～35％
発売：2025年2月
1件のインプレッション

実質的には「REGNO GRVⅡ」の後継。ただ本筋はREGNOブランドのプレミアムコンフォート「REGNO GR-XⅢ」の派生。ミニバンやコンパクトSUV車両の特徴に合わせたチューニングを謳う。

製品情報

　ブリヂストンは、ミニバンやコンパクトSUVなどにも対応するプレミアムミニバン「REGNO GR-XⅢ TYPE RV(レグノジーアールクロススリータイプアールブイ)」を投入しました。

　EV時代の新たなプレミアムと位置づける商品設計基盤技術エンライトンを搭載し、モノづくり基盤技術BCMAと融合、タイヤ性能とともに環境性能を高レベルで両立し、持続可能な社会への貢献などを謳います。

　重心が高く車体が大きいことによって発生しやすい走行中のふらつきや、ロードノイズの反響、揺れの収束遅れといった課題に対して、的確にアプローチしている点が最大の特徴と言えそう。

　サイズは展開は 245/35R20 95W XL ～ 195/65R15 91H までの29を設定。ラベリング制度は、転がり抵抗係数「AA」「A」、ウェットグリップ性能「a」を実現します。発売は2025年2月から。

　実質的には2015年に発売された「REGNO GRVⅡ」の後継になろうかと。しかしながら、本筋は2024年2月に投入されたREGNOブランドのプレミアムコンフォート「REGNO GR-XⅢ」の派生という捉え方が適していると思います

　「REGNO GR-XⅢ」の特性、いわゆるコアコンセプトである静粛性に加え、ハンドリングにもエッジを効かせることで「静か、やわらか、安らか、気持ちよい、滑らか」という、ブランド史上かつてない空間品質と質の高い乗り心地を両立する。このことを引き継ぎながら、ミニバンやコンパクトSUVのユーザーニーズと、それら車両の特徴に合わせたチューニングを謳います。

　「REGNO GR-XⅢ TYPE RV」の主張で取り上げるべきはミニバンに限らず、コンパクトSUVも同様の対象に加えていることでしょう。

　RV専用パターンを採用することで、車高の高いミニバンやコンパクトSUV特有の走行時におけるふらつきを抑制し、後部座席での乗り心地や安定感のある走りを実現するハンドリング性能、更に重量車に対応した耐摩耗性を向上させているそう。

　従来のミニバンユーザーだけでなく、コンパクトSUVユーザーにも深みを増した空間品質や、磨き抜かれた走行性能といった新たなREGNO FEELINGの価値を提供すると主張しています。

　単なるミニバン用の静かなタイヤに留まらず、プレミアムコンフォートとしての品位と、重心の高い車種に対する専用最適化という二つの高次元な要求を見事に両立しています。

　車内での会話や音楽がよりクリアに楽しめるようになるという快適性は、長距離移動や家族でのドライブなどで大きな価値を発揮する。また、雨天時の排水性やウェットグリップ性能も高く、安全性にも十分に配慮されており、単なる乗り心地重視ではなく、総合的な安心感を提供しています。

　ワンランク上の快適性と静かさを求めるドライバーにとって、最適な選択肢のひとつであると思います。なので従来よりも一歩先んじるプレミアムミニバンであることは明らかです。極上の乗り心地に安定性を兼ね備えた、ハイレベルなタイヤであることを受け止めたい。

搭載技術

　タイヤのIN側にショルダー部の剛性を高めるダイヤモンドスロットを導入。両サイドのショルダーブロックを大きくすることでブロック剛性を高めてふらつきを低減するほか、耐摩耗性の向上と偏摩耗の抑制を実現しています。

　「アルファード」に装着して行った比較テストでは、「REGNO GR-XⅢ」に対して19％の摩耗寿命が向上しているという。