ヨコハマ GEOLANDAR A/T4 の特徴

概要

A/Tタイヤが抱えていたオンロードでの騒音や不快感、偏摩耗のしやすさ、耐久性といった課題を克服。日常使いから本格的なアウトドア、更には浅雪程度などカバー、A/Tの万能型をアピール。

製品情報

　ヨコハマは、SUV用ブランド「GEOLANDAR」シリーズとして、A/Tタイヤ「GEOLANDAR A/T4(ジオランダーエイティフォー)」を発売しました。オンロードでの静粛性や快適性を更に向上させながら、悪路での走破性と耐久性を強化したのが大きな特徴です。

　新開発のトレッドパターンは、A/T特有のブロック剛性を高めながらも、路面との接地圧を均等に分散させることで偏摩耗を抑制し、長寿命を実現しています。

　従来品は2016年登場の「GEOLANDAR A/T G015」です。シリーズ20年になった「GEOLANDAR」を記念した製品でもあります。また1996年に誕生した「GEOLANDAR A/T」の第4世代にもなります。

　そして、従来から8年経過の発売は、4年サイクルを一般的と見ればようやく感があります。しかしながら、SUVカテゴリーの特徴から鑑みるとそうでもない‥ 普通レベルと受け止めましょう。

　サイズは 275/55R20 117H ～ 31×10.50R15 LT 109S までの56をラインアップします。2024年5月より全世界で発売を開始しています。

　「GEOLANDAR A/T4」は、A/Tタイヤに求められるオンロード性能とオフロード性能をさらに高次元で両立しながら、よりオフロードイメージの強いデザインを実現したという。

　ヨコハマではスタンダードオールテレーンの文言を添えています。既にオフロードチューニングやドレスアップを楽しむユーザー向けの「GEOLANDAR X-AT」がラインアップされているので、双方で幅広い製品と豊富なサイズ数をアピールします。

　また最近の傾向である、A/Tタイヤの冬性能向上を果たしています。「スノーフレークマーク」を全サイズで獲得し、冬用タイヤ規制時でも走行可能な製品として認められています。

　「スノーフレークマーク」の刻印は、ある意味オールシーズンの機能を搭載していると言うこと。厳密には一線を引くも、M+Sのみに留まらない姿勢はプラス評価を獲得すること間違いないかと。

　オンロードにオフロード、そして雪道性能を持たせることは昨今のA/Tタイヤにとって当然の流れです。その実現は「GEOLANDAR A/T4」にとっても最新化を主張する上で響くのでは。

　さて、搭載技術についてです。トレッドデザインには、大型ショルダーブロックと、ジグザグ状に配置されたセンターリブを組み合わせることで、泥や砂利、雪道といったさまざまな路面状況でもしっかりとしたグリップを確保する工夫がされています。

　更に、内部の構造にも改良が加えられており、耐カット性、耐パンク性に優れた高強度ナイロンキャップや、2プライ構造の強化サイドウォールを採用することで、特に岩場や砂利道といった過酷な環境下でもタイヤをしっかりと守る設計になっています。

　オンロード性能にも配慮されており、パターンノイズを低減するよう設計されたショルダー形状や、最適化されたトレッドブロックの配置により、A/Tでありながら舗装路での走行時にも静かで快適なドライビングフィールが得られるそうな。

　まとめると、「GEOLANDAR A/T4」はオフロード愛好者だけでなく、日常でオンロードを多く走るドライバーにも満足できる、耐久性や快適性、そして全天候対応力を高次元でバランスさせた最新のA/Tです。

　従来のA/Tが抱えていたオンロードでの騒音や不快感、偏摩耗のしやすさ、耐久性の限界、冬道での不安といった課題を克服。日常使いから本格的なアウトドア、さらには浅雪程度ならカバー出来ることから、まさにA/Tの万能型アピールも納得かと。

　インプレッションの投稿を募集しています。直接的な体感は何事も及びません。説得力に長け、本質の訴えが響きます。これをもって購入の是非を判断される人も多いかと。上のリンク『インプレッションを投稿する！』からフォームへお入りください。