PLUS進化でコンパウンド系の改良
- カテゴリー:オールシーズン
- サイズ:15~19インチ
- 扁平率:65~40%
- 発売:2018年
- インプレッション募集中
コンパウンド系の改良を実現し「Cinturato ALLSEASON PLUS」に進化。これにより都会派ドライバーをターゲットに雪路及びウエットを重視。冬季・夏季の両シーズンに渡り安全ドライブを提供。
製品情報
国内タイヤ市場はブリヂストン、ヨコハマ、住友ゴム、トーヨーの国内4メーカーで80%にも達し、しかもカテゴリーの多様性が顕著です。ならオールシーズンの可能性はどうよ?
グッドイヤーによって開拓された分野ながら国内では僅かな露出に留まっている、と言えるでしょう。その理由は既述の国内事情と方向性、そう必ずしも皆が積極展開には向いていないということ。
そんな中、2016年に再始動を果たしたグッドイヤーが2008年の初期投入以来かな、牽引者として強化に乗り出しました。これに対抗? ではないけれど、それまでの提携を解除した住友ゴムも追随します。
時をほぼ同じくしてピレリもオールシーズン「CintuRato All Season」を国内へ投入。そして「Cinturato ALLSEASON PLUS(チントゥラート オールシーズン プラス)」に進化し、コンパウンド系の改良を果たしました。
これにより都会派ドライバーをターゲットに雪路及びウエットを重視。冬季・夏季の両シーズンに渡り安全ドライブを提供するという。
ピレリの指針ではコンフォートにも期待値を上げており、静粛性の実現レベルが興味になるところ。更にはライフ性能の強調、これも同様かと。冬性能に注視するのは当然ながら、通年使用を考慮すればこのあたりも重要。より高位の性能レベルが望まれます。
トレッドデザインは左右対象の回転方向指定パターンを採用します。センターリブに 3Dサイプを刻み、それを挟むワイドストレートグルーブによってハンドリングへの貢献、そしてウェット向上を謳います。
また従来から続く Seal Inside(シールインサイド)テクノロジーを継承、異物によってパンクしても空気漏れを瞬時に封止し運転を継続することが可能だという。空気漏れの原因となるアクシデントの約85%に対応。但し全サイズ採用じゃないです。
サイズ展開は微妙なフォロー状況が気になります。その理由は、後継となる「CINTURATO ALL SEASON SF2」を2021年10月に投入したため。メインはこっちへ移行しています。
なおサイドに M+S は勿論、欧州で冬用タイヤとして一定の走行基準が認められる スノーフレークマーク が刻印されています。