ミシュラン X-ICE3+ の特徴

(2018.9更新)

製品情報

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 ミシュラン待望の新スタッドレスタイヤが「X-ICE3+(エックスアイス 3プラス)」です。2017年シーズンに発売開始、初期サイズこそ15とちと少なかったものの2018年には22サイズが追加、計37になる設定ならまぁまぁですかね。

 ただ国内メーカーの100にも及ぶ設定からするといま少しの期待もしたいけど‥ 「X-ICE XI3」が併売されるようなので少なからず補完の役割になるのでしょう。

 従来品「X-ICE XI3」は2012年に発売されました。同時期に展開された他製品は一足先に新製品へ移行。その間、ミシュランへの期待は遠のくばかり。しかし、ようやく移行したので待った分だけ期待を高めています。

最大主張はやはりアイス性能

 「X-ICE3+」の最大主張はミシュランのポリシーである ミシュラン・トータル・パフォーマンス を受け継ぐ、従来品「X-ICE XI3」の総合性能はそのままに、アイス性能を更に向上させた点だという。

 日本における過酷な気候条件を研究開発対象として来たミシュランは、凍結路でもしっかり止まるアイスグレーキング性能を、新品時だけではなく摩耗時まで維持したことを強調します。更に雪路性能、ドライ時の高速安定性や静粛性など、トータルバランス性能も妥協することなく両立しています。

 その結果は数値で示され、従来品比較で新品時のアイスブレーキング性能が4.5%の向上です。制動距離測定は速度20Km/hからブレーキング、停止までの距離を比較します。その結果、従来品「X-ICE XI3」が10m、対して「X-ICE3+」は9.5mだったという。

コンパウンド

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 技術展開で際立つのはやはりコンパウンド。「X-ICE3+」は 表面再生ゴム の中に Mチップ と呼ばれる物質がしっかり詰まっています。効果はブロック剛性の維持、どんな路面でもしっかりと支えます。

 また 表面再生ゴム は摩耗が進むと Mチップ が溶け出し無数の穴が現れます。これが氷の表面にある水分を除去し、氷にピタッと密着します。摩耗が進んでも表面には無数の穴が常に再生されるため、アイスブレーキ性能が長期に維持される訳です。

トレッドデザイン

 トレッド溝底までサイプを入れたトレッドデザインを採用、50%まで(プラットフォーム)摩耗しても安心が続くという。摩耗時のアイスブレーキング性能は11.5%の向上を謳います。

 こちらは10,000kmの実車走行により摩耗した「X-ICE3+」を比較。速度20Km/hからブレーキングその結果、新品「X-ICE XI3」を基準100に換算、「X-ICE3+」は88.5を示します。

 「X-ICE XI3」で信頼を得た従来技術の踏襲は、トリプル・エフェクト・ブロックです。アイス路面で滑りの原因となる氷上の水膜を除去し密着を高める マイクロポンプ、高い剛性を実現したブロックが接地面の安定化を図る クロスZサイプ、そしてエッジ効果を発揮する ZigZagマイクロエッジ の3つの技術から構成し高いアイス性能を発揮します。

 最新のシミュレーションツールを採用し、広い接地面積を確保しながらも路面への圧力が均等にかかるよう細密に設計された マックスタッチ。サイプの向きを多彩に変化させ、縦、横、斜めへのエッジ効果をバランス良く確保した バリアブルアングルサイプ なども踏襲しています。

 ミシュラン・トータル・パフォーマンスは、ひとつの性能に秀でたものをつくるのではなく、タイヤに求められるすべての性能を追求すること。「X-ICE3+」はスタッドレスにおいてその実現を果たします。

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