コンパウンド系を改良する+(PLUS)進化を果たす
- カテゴリー:SUV/4×4専用
- サイズ:15~22インチ
- 扁平率:80~40%
- 発売:2021年8月
- 1件のインプレッション
トレッドデザインは従来を踏襲しコンパウンド系を改良する+(PLUS)進化を果たす。その結果、アイス性能の大幅な向上を実現。アイスブレーキ性能14%、アイスコーナリング性能11%向上。
製品情報
ダンロップが投入した「WINTER MAXX SJ8+(ウインター マックス エスジェイエイトプラス)」は、SUV/4×4専用スタッドレスタイヤとして、従来モデル「WINTER MAXX SJ8」のポジションを守りつつ最新の素材技術を導入したことで大きな意味を持つ製品です。
発売は2021年8月、サイズは22 ~ 15インチまで幅広く用意され、全58サイズを展開します。
ここで重要なのは、2013年発売の「WINTER MAXX SJ8」から長らく後継が登場せず、SUV専用タイヤの開発が停滞していた印象があったことです。その背景には、ダンロップ自身がSUV専用と乗用車用を一本化する戦略を取っていた事情があります。「WINTER MAXX 02」や「03」にはSUVサイズも設定され、CUVを含めた幅広い車種対応を果たしていた為、従来のSUV専用モデルは役割を失ったかのように見えたのです。
ところが「WINTER MAXX SJ8+」は単なる延命ではなく、明確に現在のSUV/4×4に求められる性能を意識した進化を果たしています。
最大のポイントは、トレッドデザインを従来「WINTER MAXX SJ8」から受け継ぎながら、コンパウンドに最新の「WINTER MAXX 03」と同じナノ凹凸ゴムを採用した点です。これにより、アイス性能は劇的に高まり、メーカー公表値ではアイスブレーキ性能が14%、アイスコーナリング性能が11%改善したとされています。
具体的に言えば、アイスブレーキテストでの制動距離は17.7mから15.5mへと短縮され、車両全長の半分に相当する差を生み出しており、この数字は世代を超えた進化と言っても過言ではありません。
ナノ凹凸ゴムは、タイヤ表面にナノスケールの凹凸を形成し、氷上での水膜を瞬時に押し出し、素早く密着に移行するという機構を備えています。これにより、氷に対する接触面積を最大化し、強力なグリップを確保します。
また、このゴムに含まれるMAXXグリップトリガーは水と反応して溶ける特性を持ち、摩耗しても新たな凹凸が次々と出現するため、長期的に性能を維持出来るのが特徴です。更に液状ファルネセンゴムを組み合わせることで、低温下でも柔軟性を失わず、しなやかさと密着力を長期間維持する仕組みも組み込まれています。
一方でトレッドパターンは従来の「WINTER MAXX SJ8」を踏襲している為、SUV/4×4専用としての実績を継承しています。ミウラ折りサイプをベースにしつつ、サイプ幅を25%細くし、ブロックの倒れ込みを防ぎながらもエッジ量を増やすことで、氷上での引っかき効果を高めています。
このようにして、形状はSUV専用の実績を活かしつつ、中身は最新素材で刷新するという発想が「WINTER MAXX SJ8+」の核になっているのです。
SUVとCUVの住み分けを考えると、「WINTER MAXX 03」が乗用車ベースのクロスオーバーであるCUVに適しているのに対し、「WINTER MAXX SJ8+」は重量級で本格的なSUVや4×4に照準を合わせていると捉えるのが自然です。
サイズ展開が22インチまでカバーされているのも、大径ホイールを履くラグジュアリーSUVやオフロードSUVを意識した結果と言えます。つまり「WINTER MAXX SJ8+」は、乗用車派生のSUVにまで対応する「WINTER MAXX 03」との共存を可能にし、SUV/4×4専用タイヤというポジションを守り抜いた存在なのです。
こうして見ると「WINTER MAXX SJ8+」は、長らく空白に見えたSUV専用スタッドレスの最新化を果たし、従来モデルの延長線上にありながらもアイス性能を飛躍的に高めた再生モデルであることが理解出来ます。
結果的にダンロップは、CUVには「WINTER MAXX 03」、本格SUVには「WINTER MAXX SJ8+」という二本立てを維持し、幅広いユーザー層のニーズを網羅する布陣を完成させたと言えるでしょう。
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インプレッション
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- ウェット性能
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結果から言うと、車重の軽いガソリンアウトランダーには向かないという事ですね。このタイヤは重量のある車向きだと思います。
まずアイスバーンは止まりません!笑ちょっと技術が必要ですね。まぁ親の先代SJ8よりは効きますね。逆に圧雪や新雪・深雪は効きます。なのでどちらかと言えばアイスバーンよりも雪道の方に振ってあるタイヤだと思います。
オンロードについては、まぁ硬いだけあってグニャグニャ感は少ないと思います。
軽いSUVならTOYOのトランパスTXの方が良いと思います。あっちの方がアイスバーンの効きは良いです。デリカには向くと思いました。
寿命は聞かなくてもわかるでしょう全く減らないのだがwwwって事です。昨シーズンは1万ちょい乗って、今シーズンも5000以上乗っているのですが、今9分山位だと思います。笑頭がバグりそうですwww溝よりも先にゴムの寿命が来ますね。笑
