Comfort MAGICの後継。KONIGの基本性能を搭載
- 金属チェーン
- ジャッキアップ不要で30秒装着
- 9mmリング採用
- ダイヤモンドパターン
- 発売:2019年
- インプレッション募集中
「Comfort MAGIC」を踏襲、金属チェーン特有の取り付けの煩雑さを最低限のレベルまで抑えた。「CL MAGIC」に比較すれば機能面で劣るもKONIGブランドの信頼性は十分感じられるかと。
製品情報
イタリア KONIG(コーニック)のスタンダードタイプが「CG MAGIC(シージー マジック)」です。この投入で「Comfort MAGIC」はフェードアウトになりました。2019年からプレミアムタイプの「CL MAGIC」と同時展開されています。
技術採用は従来品「Comfort MAGIC」から飛躍的向上にはないよう。マジックテンションシステムのカラーリングや収納BOXの形状変更など一見の変化。これ「CL MAGIC」と同様に従来品を踏襲することで変わらぬ信頼性を得る、という共通施策でしょう。
しかしながら、その確実性について今一度触れてみたい。装着性やクリアランスの適応性に関しては「CG MAGIC」の9mmリング採用が大きく効いており、国産車やコンパクトカー、あるいはフェンダークリアランスがタイトな欧州車ユーザーにとっては実際に買えるモデルとして重要な立ち位置になっています。
逆に、「CL MAGIC」にある補強リングが無いことは、耐久性や雪深い路面への安心感において劣るので、絶対的効きと長期の使用頻度を優先するなら「CL MAGIC」、普段使いで突然の積雪や出先での保険として持っておくなら「CG MAGIC」、という住み分けが見えてきます。
また、左右対称の亀甲(ダイヤモンド)パターンは、単なる金属チェーン=ガタガタ、不快、乗り心地が悪いという旧来のイメージを払拭する点で重要です。これにより、発進やブレーキ、コーナー時の安定性を担保でき、さらに快適性も維持できます。
特に国内の道路事情では都市圏で急に雪が降った、高速道路の冬季チェーン規制に対応したい、と言った用途に適した現実的な性能を備えています。
つまり「CG MAGIC」は、技術革新の華やかさこそ薄いものの、ユーザー目線に立った実用モデルとしての完成度が高い、と評価出来るでしょう。「CL MAGIC」がブランドのフラッグシップであるのに対して、「CG MAGIC」はその裾野を広げ、KONIGの品質をより手の届きやすい条件で提供する役割を担っている、と言えそうです。
「CG MAGIC」はまさに基本性能を重視したスタンダードモデルであり、従来の「Comfort MAGIC」から大きく飛躍はしていないものの、装着性や信頼性を担保しつつ新パッケージとして展開された製品、ということになりますかね。
サイズ・購入
サイズ適合表(中発販売公式サイト)
ご注意 : 購入に際しては装着可能かサイズ・マッチング等を必ずお確かめ下さい。