ナノレベルの技術で誕生した特殊な化学繊維を採用
- 布製タイヤカバー
- ナノレベルの技術
- TUV、Onorm、DOTなど認証
- 発売:2019年
- 1件のインプレッション
スペインのバルセロナに拠点を置くISSE Safety S.L.から投入。ナノレベルの技術で製造された特殊な化学繊維の毛細管現象で、雪路、アイス路に張り付くような走行を可能にしているという。
製品情報
ISSE(イッセ)「スノーソックス」は、いわゆる布製タイヤチェーンのカテゴリーに入りますが、従来のチェーン(金属製)やウレタンラバー製チェーン(非金属)とは根本的にアプローチが異なります。
ISSE Safety S.L.は、スペインの老舗繊維メーカーを母体としており、長年の繊維技術を応用してナノファイバーの毛細管現象という非常にユニークな発想で、雪上や氷上のグリップを確保しています。
つまり、トレッド面に繊維が張り付き、摩擦係数を飛躍的に高めるという理屈です。これは従来の「スノーソック(布チェーン)」の弱点とされてきた耐久性や氷上での効きを改善する狙いがあり、その点をISSEは強くアピールしています。
欧州ではTUV、Onormといった公的認証を取得している点も重要です。これにより安全用品としての信頼性が担保され、日本市場でも2019年末の登場以降、少しずつ認知が拡大して来ました。
タイプは車種により3タイプを設定。CLASSIC(クラシック)は標準グレード、性能と価格のバランスに優れる。SUPER(スーパー)は耐久性に優れた上位グレード。そしてトラックなどの大型車向け大口径タイヤに最適なTRUCK(トラック)もある。従ってほぼ全車種、軽/コンパクト、ミドル、プレミアム、ミニバン、SUVなどフォローが可能かと。
サイズ展開が6種類しかないのに100以上のサイズに対応する、という点もユニークです。これは、タイヤ外径さえ合えば幅はある程度無視できるという設計思想によるもので、タイヤのサイドウォールをしっかり被うことで実用性を確保しています。
従来のチェーンが、サイズごとに細分化されていたのに対し、この簡略化はユーザーにとって選びやすさの大きな利点になります。
但し、欠点も当然あります。金属チェーンのような深雪突破力や路面への食い込み力はなく、雪道での寿命もおおよそ100km程度が目安とされます。これは他社製と同じく、舗装路での使用が増えると摩耗が早まるためです。
また最高速度も40km/hと低く制限されますので、飽くまで緊急脱出用、チェーン規制区間での対応用品という位置づけが正確です。
最後に、日本独自の「チェーン規制(スタッドレスタイヤでもチェーン装着が義務化される区間)」に適合していることは大きなメリットで、実用的な選択肢になり得ます。特に普段は雪道に縁がない地域のドライバーにとっては、金属チェーンより扱いやすく、保管スペースも取らない為、今後さらに浸透していく可能性があります。
サイズ・購入
サイズ適合表(ISSE公式サイト)
ご注意 : 購入に際しては装着可能かサイズ・マッチング等を必ずお確かめ下さい。
インプレッション
- 投稿数 【1】
- 雪 路 性 能
- 装着作業性
- 静 粛 性
- 乗 り 心 地
- 収 納 性
- 平均評価値(5満点)
- 5.0
- 5.0
- 5.0
- 5.0
- 5.0
- 雪 路 性 能
- 装着作業性
- 静 粛 性
- 乗 り 心 地
- 収 納 性
往復30kmの道のりも不安なく走れ、付けるのも簡単でしたが外すときに若干手間取りました。
オートソックの3.5倍の耐久性があるようなので、オートソックより若干高いが使えるお守りとして最高だと思います。