ヨコハマが満を持してオールシーズン投入!
- カテゴリー:オールシーズン
- サイズ:14~20インチ
- 扁平率:70~40%
- 発売:2020年1月
- 2件のインプレッション
話題性最高! センター部から左右斜め方向に広がるV字のダイバージェントグルーブの方向性パターンを採用。雪路とウェットで安定性を保持、ドライおよび耐摩耗性をも確保。
製品情報
ヨコハマが国内市場に投入した「BluEarth-4S AW21(ブルーアース フォーエス エーダブリュー ニーイチ)」は、日本におけるオールシーズンタイヤの存在感を一段と強めた製品と言えます。
元々2018年にジュネーブモーターショーで発表され、その後欧州で先行販売された経緯を持つモデルですが、国内市場には少し時間を置いて2020年1月に正式導入されました。
2019年には北海道のテストコースでメディア向け試乗会が行われ、マスコミによってその存在は早くから知られていましたが、一般ユーザーへの投入は市場環境を見極めた上での段階的な展開となったのです。
発売直後のタイミングはやや遅い印象もありましたが、むしろ市場がオールシーズンを受け入れる土壌が整いつつあることを確認してからの投入だったとも考えられます。
最新の設定サイズは 235/50R20 104W ~ 175/70R14 84H までの48をラインアップします。発売は2020年1月から。
特徴的なのは「iceGUARD」ブランドではなく「BluEarth」ブランドの名を冠した点です。ヨコハマにとって「iceGUARD」は冬専用、特にスタッドレスタイヤのイメージが強く結び付いています。
その為一年を通して使うオールシーズンを区別するには環境性能とバランスを前面に出した「BluEarth」が適切だった訳です。つまり、差別化を明確にしつつ市場に提示したという背景が見えます。
オールシーズンに対するユーザーの最大の期待は、やはり冬の雪への対応力です。突然の降雪や路面の変化にも対応できる利便性、タイヤ交換の手間が不要、さらに保管場所を気にしなくてよいという点が大きな訴求力を持ちます。
「BluEarth-4S AW21」は国際的な厳格基準を満たし、スリーピークマウンテン・スノーフレークマークを取得している為、冬性能において一定の信頼性を担保しています。但し、過酷な積雪やアイスバーンではスタッドレスに敵わないこともメーカー自身が明確に示しており、飽くまで突然の雪に備える選択肢という立ち位置を崩してはいません。
技術的にはV字のダイバージェントグルーブを基調とした方向性パターンが特徴的です。これはウェット路面での効率的な排水を実現し、交差するクロスグルーブが雪道でのトラクションを確保します。
更に幅広トレッドと大型ショルダーブロックにより接地面を安定させ、ドライでの操縦性や耐摩耗性を確保。シリカ配合コンパウンドと末端変性ポリマーの採用で、ウェットグリップと雪上性能の両立を狙っています。
このバランス志向の設計は、オールシーズンが直面する相反する性能要求に対する解答のひとつと言えるでしょう。
サイドウォールにはスノーフレークマークが刻印され、チェーン規制下でも走行可能なことが保証されています。これはユーザーにとって大きな安心材料となり、オールシーズンを選ぶ根拠のひとつとなります。
結果的にヨコハマは「BluEarth-4S AW21」によって国内オールシーズン市場に参入し、既に先行していた欧州での実績を土台に日本市場での信頼を築きつつあります。
今やオールシーズンは単なるニッチではなく、大手各社が注目する新しい選択肢として定着しつつあり、ヨコハマもまたその流れの中で存在感を示しています。
サイズ・購入
インプレッション
- 投稿数【2】
- 氷 上 性 能
- 雪 上 性 能
- ド ラ イ性能
- ウェット性能
- 寿 命
- 平均評価値(5満点)
- 2.5
- 4.0
- 3.0
- 4.5
- 4.5
- 氷 上 性 能
- 雪 上 性 能
- ド ラ イ性能
- ウェット性能
- 寿 命
圧接されている雪上はスタッドレスと比べると登りや下りで差が出ますが想定内なのでアクセルを抑えて走れば問題(破綻)は無いです。
雪道2シーズン目(夏場18,000km走行後)ですが、特に雪道での走行でグリップの劣化は感じませんでした。
それとウエットの高速道路での走行は夏タイヤに比べて直進安定性が高いと感じました。
このまま3シーズン目も終了できるとかなり良いタイヤだなぁ~と思っています。
- 氷 上 性 能
- 雪 上 性 能
- ド ラ イ性能
- ウェット性能
- 寿 命
雪上は数回しか経験がないが、
たぶんノーマルだと走れない道でも何とか大丈夫。ドカ雪には強いと思う。
ドライ路面は高速走行時にノーマルよりも少しノイズは大きい気がしたがすぐに慣れるレベル。
燃費は夏タイヤより0.5キロ程落ちる程度。
雨天の走行は抜群に安定していた印象。
前も見えないくらいの大雨で、水溜まりの上を走行してもハンドルはぶれなかった。
磨耗は2万5千キロ以上使用して6分山残っている。
持ちのいいスタッドレスと考えるよりも、最近のゲリラ豪雨に対する性能を考えると選択肢としてはありだと思う。