3PMSFの認証獲得でウィンター性能が一段と向上
- カテゴリー:SUV専用
- サイズ:17~19インチ
- 扁平率:65~55%
- 発売:2021年2月
- 1件のインプレッション
従来品「SCORPION VERDE ALL SEASON」に3PMSFが搭載されウィンタータイヤとしての認証クリア。トレッドパターンは従来を踏襲するもコンパウンド系に最新技術を採用。
製品情報
ピレリはSUV用オールシーズンタイヤとして「SCORPION VERDE ALL SEASON SF(スコーピオン ヴェルデ オールシーズン エスエフ)」を投入しました。最大のポイントは「3PMSF(スリーピークマウンテン・スノーフレークマーク)」の搭載です。
従来の「SCORPION VERDE ALL SEASON」はオールシーズンを謳いながらもM+S表記にとどまっていました。M+Sは「Mud & Snow」の略で、泥や雪にある程度対応していることを示すものですが、これは法的・実証的な試験を伴わない自主表記に近く、信頼性が高い認証ではありません。
その為、高速道路の冬用タイヤ規制においては冬タイヤとして扱われず通行出来ないという制約がありました。
「SCORPION VERDE ALL SEASON SF」では3PMSF認証を取得することで、欧州をはじめとする国際的な基準で冬用タイヤと認められるようになり、冬期規制下でも通行が可能になった点が最大の進化です。
つまり、SUVドライバーにとってオールシーズンでも冬の規制に対応できる実用性の飛躍的向上がもたらされた訳です。
性能指標で見ても、従来の3.5点から4.0点へと雪上性能が強化されています。路面適合レベルも「△」から「〇」へ上がり、数値的にも明確に雪道対応力が改善したことが示されています。
この違いは一見したトレッドパターンにはほとんど見られないものの、コンパウンドの進化が核心です。近年のタイヤ性能はパターン形状よりもコンパウンド(ゴム材の配合技術)が支配的要素になっており、低温下でも柔軟性を維持するポリマーやシリカの分散技術などが直接的にグリップへ結び付いています。見た目に変化が乏しいのに実効性能が上がっているのはまさに現代的進化の典型です。
また、一部サイズでシールインサイドテクノロジー(Seal Inside)を搭載している点も注目です。これはパンク時のエア漏れを防ぎ、特にSUVの長距離ドライブや郊外走行に安心感を与えます。オールシーズンで3PMSF取得、さらにパンク対策まで組み合わせるというのは、単なるモデルチェンジではなく、SUVユーザーの多様な使用環境に合わせたトータル性能の拡張と言えます。
「SCORPION VERDE ALL SEASON SF」は従来品を基盤に、冬認証取得と素材進化によって本物のオールシーズンへと進化したモデルです。これはピレリがオールシーズン市場に本格的に対応してきた象徴的製品であり、同時にSUV用として静粛性・低燃費・安定性まで高い水準でバランスさせている点が強みです。
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インプレッション
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- 氷 上 性 能
- 雪 上 性 能
- ド ラ イ性能
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しかも、ブリザックと異なり高速道路では普通に時速160キロから200キロでの走行可能。タイヤは硬いので重量級のSUVも普通に良い。乗り心地は硬めですが違和感良い感じ。