従来から実に7年ぶりとなる新製品。その真髄に触れる
- カテゴリー:ミニバン(低燃費)
- サイズ:13~20インチ
- 扁平率:80~35%
- 発売:2022年2月
- 8件のインプレッション
日本およびアジアをメイン市場に発売。従来品「BluEarth RV-02」から実に7年ぶりとなる新製品。ラベリングのグレーディング「AA/a」を実現しワンランク上の上質さを追求する。
製品情報
ヨコハマは「BluEarth」のミニバン専用タイヤ「BluEarth-RV RV03(ブルーアース アールブイ アールブイゼロスリー)」、及びコンパクトミニバン・軽ハイトワゴン専用タイヤ「BluEarth-RV RV03CK(ブルーアース アールブイ アールブイゼロスリー シーケー)」を、いずれも2022年2月より日本およびアジアにて発売しています。
「BluEarth-RV RV03」は従来品「BluEarth RV-02」から実に7年ぶりとなる新製品。国内ラベリング制度のウェットグリップ性能「a」と、転がり抵抗係数「AA」(一部「A」)を実現しました。
一方従来品「RV-02」は、国内ラベリング制度のウェットグリップ性能「a」と転がり抵抗係数「A」。優れた耐ふらつき性能を踏襲しつつ、耐摩耗性能と静粛性を一段と高めた製品です。
「RV03」の位置付けは正直迷うところです。従来の「RV-02」はプレミアムに位置付けました。2017年にはクロスオーバーSUV向けとなるサイズを追加。転がり抵抗係数「A」、ウェットグリップ性能「a」を維持、世界的人気となっているSUV市場の多様化する要望に応えるとしましたので‥
正直この辺り整理が必要では、と思うところありますが従来品を下回るのは何とも‥ 従い「RV03」もプレミアムミニバンに位置付けることに。ただどうしてもコンフォートの方がしっくりくるかもしれませんけど‥
さて「BluEarth-RV RV03」は、構造・素材・パターンすべてにおいて刷新されており、乗り心地、静粛性、耐摩耗性、ウェットグリップ、環境性能といったあらゆる要素が進化しています。
特筆すべきは、車内の快適性向上への配慮です。路面からの衝撃やノイズを的確に吸収・分散させる設計がなされており、ヨコハマが車内最後部でも静かさを実感できると謳うように、特に3列目シートに座る人の快適性が大幅に高められています。
次に注目されるのは耐摩耗性能です。ミニバンは重心が高く、多人数乗車や荷物の積載によりタイヤの外側に負荷がかかりやすく、これが偏摩耗の原因となります。「BluEarth-RV RV03」では、プロファイル(断面形状)の最適化と接地圧の均一化が図られており、全体での摩耗のバランスが良くなっています。
ウェット性能についても、「BluEarth」シリーズならではの高い水はけ能力が受け継がれています。斜め方向に配置されたカットグルーブと4本のワイドストレートグルーブによって、雨天時でも優れた排水性を維持し、ハイドロプレーニング現象の発生を抑制しています。
これにより、雨天時のブレーキング性能やコーナリング時の安定性が格段に高まり、安全運転への貢献度が極めて高いと言えます。また、トレッドコンパウンドにはシリカが高濃度で配合されており、ウェット路面におけるグリップ力も優れているかと。
総じて「BluEarth-RV RV03」は、ミニバンに最適化された設計思想のもと、日常使用から長距離ドライブまであらゆるシーンで信頼できる性能を発揮する製品です。快適性、静粛性、安全性、耐久性、環境性能という5つの重要要素が高い水準でバランスされており、ミニバンユーザーが求める理想にきわめて近いと言えるでしょう。
BluEarth-RV RV03CK(コンパクトミニバン/軽ハイトワゴン専用)
「BluEarth-RV RV03CK」はコンパクトミニバン・軽ハイトワゴン専用です。従来品「BluEarth RV-02CK」の発売から5年ぶりの新製品。「BluEarth-RV RV03」同様の性能を追求しつつ、全サイズにおいて従来品のウェットグリップ性能「b」を「a」にグレードアップ。転がり抵抗係数は「A」を獲得しています。
「BluEarth RV-02CK」の発売時にCはコンパクト、Kは軽カーからでしょうと説きました。その通り低燃費で雨に強いをコンセプトにふらつきと偏摩耗の抑制、更に優れた静粛性を謳いました。「RV-02」をベースに開発、パターンデザインの最適化などから専用性を図っています。
「BluEarth-RV RV03CK」においてもこの点は踏襲。繰り返すけれど「BluEarth-RV RV03」同様の性能を追求しつつ、全サイズにおいて従来品のウェットグリップ性能「b」を「a」にグレードアップしています。
搭載技術
優れた耐ふらつき性能や耐偏摩耗性能を踏襲しつつ、新たな付加価値として「さらに長持ち、ますます快適なミニバン専用タイヤ」をコンセプトに耐摩耗性能と静粛性を一段と高めたらしい。
トレッドパターンは、従来品の非対称パターンをベースにグルーブとサイプの溝面積比やプロファイルを細かく最適化。さらにヨコハマ最先端のゴム混合技術「A.R.T. Mixing」を採用し、路面追従性を高めた専用コンパウンドを採用。これらにより従来品に比べて耐摩耗性能が20%向上し、ロードノイズを低減させ運転席だけではなく2列目・3列目シートでの静粛性も向上しています。
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インプレッション
- 投稿数 【8】
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- 寿 命
- 平均評価値(5満点)
- 3.5
- 4.0
- 3.8
- 3.9
- 3.1
- グリップ性能
- ウェット性能
- 乗 り 心 地
- 静 粛 性
- 寿 命
距離200km走行後からの追記です。
その後、600kmほど走りました。
今般のタイヤ交換の主たる目的は九州への長距離走行の為だったのですが、期待以上のモノを得られました。
車が別物に変わったかの様に高速では安定し、ノイズも激減。
特に車線変更時、ノンターボの軽自動車が追い越し車線を後方を気にしながら結構イイ速度で走っていても並みの車は簡単に追いついてきますのですぐに走行車線に戻ります。その際にスパッと戻れてピタリと収まる安心感、その時の揺れ戻しの無い安定性だけでも価値があります。
ハイト系に適した外側のトレッドとサイドウォールのしなやかさが高速移動を全く違う状況にしてくれた感じ、交換して良かったですし、交換をオススメします。
終始安定した高速移動、4日間で1400kmを走りましたが、下道も含め快適な走りが楽しめました。
- グリップ性能
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- 寿 命
新社装着タイヤのエナセーブは酷かった
3年で1万キロも走って無いのにサイドのひび割れ、片減りが酷かったので車検時にRV03CKに履き変えました
静寂性高く、マンホール、繋ぎ目の処理もマイルドですね
レーンチェンジの時の振り返しも無く、コーナーでもロールが少ない感じです
ハイト系ミニバンには乗りやすいタイヤだと思います
雨の高速でも安心感あります
- グリップ性能
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新車装着のエコピア150を1年弱10000KM弱ほど使いましたが、ゴーゴーと煩く雨に弱くカーブではグニャグニャと外に膨らみ高速では安心感を感じられず、交換しました。クラウン他セダンばかりの車歴から初の軽でしたので諦めていましたが、軽すぎるハンドル操作もシッカリと成り私の持つ不満点は一先ず解消出来ました。未だ200KM程しか走っていませんので馴染みが進めが乗り心地もより良くなるものと期待しています。ルマン+と悩みましたが背の高い軽には合ってると思います。寿命については未だ何とも言えず1としました。