2025-2026年 スタッドレスタイヤの最新化!
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ミシュラン X-ICE SNOW / X-ICE SNOW SUV の特徴

概要

X-ICE SNOWとX-ICE SNOW SUVを同時展開

乗用車用「X-ICE SNOW」とSUV用「X-ICE SNOW SUV」を同時展開。コンパウンドとパターンを一新、ベース自体が高剛性化。ミニバンを含め車種フォローに長ける性格を保持している。

製品情報

 ミシュランの「X-ICE SNOW(エックスアイス スノー)」シリーズは、乗用車用とSUV用を同時展開することを前提に開発されており、その特徴として両者でトレッドパターンを共通化しながら性能差を設けていない点が挙げられます。

 これは単に製造効率を高めるだけでなく、乗用車からSUVまで幅広く対応できる性能の汎用性と安定性を示すものであり、ミシュランが掲げるトータル・パフォーマンスの理念を具体化した取り組みと言えます。

 シリーズは6シーズン目を迎え、初期の合計84サイズから最新では約160サイズまで拡張されており、このラインアップの広さは、乗用車だけでなくミニバンやSUVといった大型車両にも対応可能であることを意味しています。

 特にSUV用の「X-ICE SNOW SUV」は、従来モデルの「LATITUDE X-ICE XI2」が2010年発売で現行モデルとしては競争力を欠いていたこともあり、新規市場における巻き返しの狙いが明確です。

 また乗用車用従来モデル「X-ICE3+」は2017年に投入され、わずか3シーズンで「X-ICE SNOW」にメインモデルの座を譲ることとなりました。これは単純なモデルチェンジではなく、性能進化の速度を反映しており、特に従来の「X-ICE3+」がコンパウンドの進化を主体にしたプラス進化であったのに対し、「X-ICE SNOW」はパターンとコンパウンドの双方を刷新するフルチェンジである点が大きく異なります。

 具体的には、従来モデル比でアイスブレーキング性能を9%、雪路ブレーキ性能を4%向上させたとされ、特にアイス性能の向上が顕著です。この性能改善は、国内市場におけるブリヂストンやヨコハマ、ダンロップといった競合メーカーへの対抗策としても意識されており、日本の厳しい冬環境に対応可能な製品であることを強調しています。

 ミシュランが国内で初めてスタッドレスタイヤを発売したのは1982年で、波型傾斜サイプを採用した「XM+S100」でした。そこから長年に渡るスタッドレスタイヤの歴史を誇示しつつも、近年は国内メーカーの圧倒的な販売力には及ばないのが現状です。

 理由の一つとして、日本の冬の多彩な路面環境に対して、国内メーカーがより専用的な設計を行っていることが挙げられます。

 しかし、ミシュランはこれに対して、北海道士別の開発センターで日本向けにテスト・開発を行ったことをアピールしており、日本の雪道や氷路に適応する性能を備えていることを示しています。

 これは単なる宣伝ではなく、日本市場での販売戦略上、信頼性の担保として非常に重要な意味を持ちます。

 技術面では、「X-ICE SNOW」の大きな特徴はコンパウンドとトレッドパターンの刷新にあります。新開発のEverWinterGripコンパウンドは、高剛性のポリマーベース材質を使用することで、トレッド表面に微細な凹凸を形成し、これがアイス路面でのエッジ効果と除水性能を高めることに寄与しています。

 凹凸の形成は、摩耗しても再生される為、長期間にわたりアイスグリップ性能を維持することが可能です。また雪路では、雪柱せん断力を発揮し、雪上でのトラクション性能を安定的に確保します。

 トレッドパターンに関しても、従来のVシェイプパターンを進化させた新世代Vシェイプを採用し、サイプ長を28%増加させることでエッジ効果を強化しています。これによりシャーベット路やウェット路面においても性能が安定し、全般的な制動力やハンドリング性能の向上に貢献します。

 更に、VTSサイプとNewクロスZサイプという2種類のフルデプスサイプ技術を組み合わせることで、倒れこみを抑制しつつ接地面を最大化し、アイス路での水膜除去や雪路での食い込みを効率的に行う設計になっています。これにより、従来モデルに比べて氷雪上での安定性と安全性が大幅に向上しています。

 SUVモデルについても、乗用車用と同一のパターン・コンパウンドを採用することで、重量が重く重心の高いSUVにおいても安定した走行性能を確保しています。サイドウォールには「SUV」の刻印があるのみで、性能は乗用車用と共通ですが、ベース構造自体の高剛性化によって、車種を問わず一定の安心感を提供できる仕様です。これにより、ミニバンやSUV市場における幅広い車種対応も可能となっています。

 総合的に見ると、「X-ICE SNOW」シリーズは、従来モデルからの大幅な進化を示す製品であり、特にアイスグリップ性能を前面に押し出しつつ、日本の厳冬期に対応した設計とSUV市場への適応性を両立させた点が特徴です。

 フルチェンジによるパターンとコンパウンドの刷新、先進のサイプ技術、新コンパウンドの採用により、従来モデルでは難しかった氷雪上での安全性と安定性を高次元で実現しており、日本市場における競争力を強く意識した戦略的製品であると言えます。

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インプレッション

  • 投稿数 【2】
  • 氷 上 性 能
  • 雪 上 性 能
  • ド ラ イ性能
  • ウェット性能
  • 寿     命
  • 平均評価値(5満点)
  • 3
  • 3
  • 5
  • 5
  • 3
  • 2.5
  • 2.5
  • 5.0
  • 5.0
  • 2.5
鷹男 さん
【購入年月】
2020年9月
【装着車種】
ホンダシャトル ハイブリッド 4WD
【装着サイズ】
175/65R15
【評   価】
  • 氷 上 性 能
  • 雪 上 性 能
  • ド ラ イ性能
  • ウェット性能
  • 寿     命
  • 4
  • 4
  • 5
  • 5
  • 4
【インプレッション】
蜜を避ける為のキャンペーンで9月に購入し10月末に交換。主に走るのは東北地方の高速道路と峠越えの一般道。
以前履いていたXI3との比較です。
11月はドライアンドウエット路面、12月に入ってからは新雪、シャーベットの轍越え、除雪車通過直後の圧雪・凍結路面と今年はバリエーションに富む中を約五千キロ程走りました。交換初年度と言う事もありますが安心して走行する事が出来ました。
凍結路面はブリザックが一番と思いますが走路全てが凍結しているケースは非常に稀です。
来シーズンはどう変化するのか?寿命は期待を込めての評価値です。
(2021/1/3)
ヴリヴァリV さん
【購入年月】
2020年11月
【装着車種】
clio?(並行輸入車)ルーテシア
【装着サイズ】
185/65-15
【評   価】
  • 氷 上 性 能
  • 雪 上 性 能
  • ド ラ イ性能
  • ウェット性能
  • 寿     命
  • 1
  • 1
  • 5
  • 5
  • 1
【インプレッション】
11月上旬に購入のため、ドライの評価のみですが投稿します。
約500?走行での評価です。
比較はBSのVRXになります。ミシュランをM・BSをBと表記します。
評価が高いものの星を多くしています。
「評価」の中の氷上・雪上・寿命は現時点では不明です。選択しないと投稿不可であったため、「評価」1としています。ご了承願います。

走行音  M★★★★★ B★★  
 比較にならないほど静かです。
直進性  M★★★   B★★★
 平坦な路面であれば、ミシュラン★5つですが、轍にステアリングを
 取られやすい易いため五分五分とします。
ウエット M★★★★ B★★ 
 水はけがよく問題ありません。
燃費   M★★★★★ B★★
 今のところサマータイヤより燃費はいいようです。

(2020/11/14)

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