カスタムを楽しめる2種類のサイドウォールデザインを採用
- カテゴリー:4×4(R/T)
- サイズ:15~20インチ
- 扁平率:85~55%
- 発売:2025年8月
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従来のM/Tに比べてオンロードでの安定性や快適性を高めつつ、A/Tよりもオフロード性能を一段と強化した位置付け。SUVやクロスカントリーに求められる多用途性を高い次元で満たしている。
製品情報
ダンロップの住友ゴムは、A/TとM/Tの中間に位置するR/T(Rugged Terrain)である「GRANDTREK R/T01(グラントレック アールティーゼロワン)」を発売しました。従来のM/Tに比べてオンロードでの安定性や快適性を高めつつ、A/Tよりもオフロード性能を一段と強化した位置付けであり、SUVやクロスカントリーに求められる多用途性を高い次元で満たしているという。
カスタムを楽しめる2種類のサイドウォールデザインを採用し、高性能と存在感を兼ね備えたアグレッシブな外観が特徴です。片面にはホワイトレター、もう片面にはブラックレターでそれぞれ「GRANDTREK R/T01」のモデル名を表記します。装着時には好みに応じて、いずれかの面を外側に向けて装着することで魅力を際立たせます。
サイズは LT275/55R20 115/112Q ~ LT215/75R15 までの24を設定します。2025年8月より発売を開始しています。
従来、主に4×4用のタイヤは、A/TかM/Tのどちらかを選ぶのが主流でした。A/Tは舗装路での快適性と一定のオフロード性能を両立させた万能型、M/Tは悪路走破力を最優先するヘビーデューティー型です。
しかし、現代のユーザーはもっと攻めたいけど、普段の道でも静かで快適に走りたい、という要求を持つことが多くなってきました。これを受けて、欧米のタイヤブランドを中心に2010年代後半からR/Tという新たなコンセプトが台頭して来ました。
この流れの中で、日本国内でもR/Tという選択肢が一般化し始め、トーヨーを皮切りにダンロップもR/T市場に本格参入しました。「GRANDTREK R/T01」は、まさにその象徴的な製品です。
「GRANDTREK R/T01」は、ブロック間に大きな溝を設けたアグレッシブなパターンを採用しています。これが泥、砂、砂利、岩場などの様々なオフロード路面で優れた排泥性とトラクションを発揮します。
特に、トレッド中央からサイドへ向かって放射状に広がる排泥設計により、走行中に泥や石が効果的に排出され、トレッド面の目詰まりを防ぎ、常に高いグリップ力を維持できる構造となっています。
耐久性の面でもその特性は極まります。トレッド部には高耐摩耗性コンパウンドが使用され、摩耗しやすいR/Tでありながら長寿命を実現しています。また、トレッドとサイドウォールの接合部には強化ゴムを採用し、悪路での石や障害物との接触によるカットや損傷に強い構造が組み込まれています。
サイドウォールにはスタイリッシュでありながら実用性も考慮されたリブが設計されており、これが障害物からのダメージを緩和し、かつクルマ全体のワイルドな印象を高めるデザイン性にも貢献しています。
見た目にも拘りたいユーザーの期待に応えており、サイドウォールのブロックデザインがオフロード感を強調し、クルマに装着した際にタフで力強い印象を与えることが可能です。単なる見た目ではなく、実際にオフロード走行時にサイドを保護する機能も果たしており、走行性能とデザイン性が高いレベルで融合している点も大きな魅力と言えそうです。
オンロードでの静粛性、ウェット性能、耐摩耗性といった日常走行で重要となる性能を十分に確保しながら、R/Tとしての本格的なオフロード性能も妥協することなく追求した非常にバランスの良い製品です。