「低燃費タイヤ等普及促進」に関するガイドラインの制定

「低燃費タイヤ等普及促進」に関するガイドラインの制定

 エコタイヤについては、表示されるデータ等に関して各メーカー独自の見解によるもので、ユーザーに対して公平な情報提供が求められていました。そこで、データ計測の統一的な見解や情報提供等について、国交省及び経産省が主導し、最終的には業界自主基準として示されることになりました。

 この業界自主基準としたタイヤ性能のラベル表示については、(社)日本自動車タイヤ協会(JATMA)よりそのガイドライン(ラベリング制度)が発表されています。

 ラベリング制度は、市販用乗用車の夏タイヤが対象であり、2010年1月からタイヤ各社が任意で段階的に適用、2011年12月までに完了するとしています。但し低燃費タイヤについては、2010年12月まで完了。

 タイヤにはグレーディングシステム(等級制度)を設け、「転がり抵抗係数」を5等級(「AAA」「AA」「A」「B」「C」)に、「ウェットグリップ性能」を4等級(「a」「b」「c」「d」)にレベル分けします。

 低燃費タイヤの性能要件は、転がり抵抗係数が「A」以上(「AAA」「AA」「A」)、ウェットグリップ性能が「a」「b」「c」「d」の範囲内としています。表示方法は、タイヤのグレーディングシステム(等級制度)をカタログやホームページ等で表示、要件を満たした低燃費タイヤである場合は、低燃費タイヤ統一マークを併せて表示する。

 なおグレーディングシステム(等級制度)にある転がり抵抗係数、又は、ウェットグリップ性能に適合しないものについては対象外です。

 参加企業は、㈱ブリヂストン、住友ゴム工業㈱、横浜ゴム㈱、東洋ゴム工業㈱、日本ミシュランタイヤ㈱、日本グッドイヤー㈱、㈱ハンコックタイヤジャパン、クムホジャパン㈱、ナンカンタイヤ㈱、㈱オートバックスセブン。(2015年2月現在)

タイヤ情報
  • タイヤ情報
  • タイヤに関する情報を幅広く独自の観点から伝えるブログ。
タイヤ動画
  • タイヤ動画.com
  • テキストでは感じることができない動画ならではの情報が満載!