トーヨー Winter TRANPATH Mk4α
タイヤ性能
トーヨー「Winter TRANPATH Mk4α」は、よりアイス性能への拘りを示すミニバン専用スタッドレスタイヤです。
このタイヤの性能について確認していきます。
タイヤテクノロジー
「Winter TRANPATH Mk4α」は、メーカー指標では従来品「Winter TRANPATH Mk4」と比較して、アイス制動性が100から106へ、アイスコーナリング性能が100から110への向上が示され、アイス性能への拘りが強く感じられます。
これまで同社のスタッドレスタイヤは、クルミをタイヤ材料として配合することにより、氷雪路面でのグリップ効果を謳ってきました。そして今回、過去最大量6倍のクルミ配合を行い、引っ掻き効果をより拡大させていることを訴えます。
また左右非対称パターンの継承では、IN側に「スーパーソフトコンパウンド」を採用し制動性を重視。OUT側には「ソフトコンパウンド」を採用し、コーナリングの安定性を狙っています。ベース部分には、IN・OUT双方のコンパウンド効果を持続させる「ソフトキープコンパウンド」を採用、これら「トリプルトレッド構造」により、ミニバンに起こりやすいふらつきなどの抑制を図るのだそうです。
更に、OUT側のタイヤブロックには「3Dグリップサイプ」を設定し、アイスバーンでのグリップ力を発揮。シャーベット路では、排雪性を高める凹凸型の「スラッシュスリット」をIN側とOUT側のショルダーに設定。またこれまでの実績ある360℃サイプやブレーキングサイプ、そして3Dミニバングリップサイプなど多彩なトレッドパターンを採用し、アイス路面、雪路面、そしてシャーベット路面に対応するという。
ミニバンは、車重がありまた車そのものの重心が高い為に、コーナリングや高速走行の車線変更時などにふらつきやすい状況にあります。これ、スタッドレスタイヤではブロック構成などによって、より顕著に起こりやすいと言われます。その為、スタッドレスタイヤでもミニバン専用タイヤが望まれるところです。
現在のスタッドレスタイヤのラインアップでは、ミニバン専用は希少。よって、「Winter TRANPATH MK4α」は、「TRANPATH」シリーズの信頼性もあり、その期待感は大きいと考えます。
タイヤインプレッション
トーヨーのミニバン専用スタッドレスタイヤは、これまで2008年発売の「Winter TRANPATH Mk4」がその役割を果してきました。これは、ドライでの走りの安定性は評価が高い印象、反面ヘビーな冬場の走行環境では、アイス性能で感じ方に違いが見られ評価が別れるところでした。
そして、今シーズンは「Winter TRANPATH Mk4α」へ進化した訳ですが、このタイヤはアイス性能への訴求が強調さています。
スタッドレスタイヤは、そのシーズンで訴えのポイントが異なります。昨シーズンまではドライ性能への拘りが多かった印象。それが今シーズンはアイス性能への拘りがポイントかと。
これに焦点を合わせるべく進化?ではないでしょうが、よりアイス性能への進化を果すことで「Mk4」の完全化を狙っているものと思います。名称が「MK5」ではないことからも、その点でのチェンジ(性能進化)が主と取れそうです。
メーカーサイトでは「Winter TRANPATH Mk4」は既に確認できず。よって、新製品となる「Winter TRANPATH MK4α」への全集中(完全化)と理解してよいかと。
従来なら、新製品発売でも併売への対応で2種のラインアップとなります。しかし、この在り方は、ヨコハマ「iceGUARD」シリーズでも見られることから、タイヤのモデルチェンジにおける新たな手法と理解すべきなのでしょう。
いずれにしても「Winter TRANPATH Mk4α」は、ドライ性能は継承され、アイス性能への拘りがより増していることが特徴。これにより、冬の走りでの信頼性は各段に増したと言えそうです。
トーヨー Winter TRANPATH Mk4α の詳細情報・購入
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