ミシュラン CROSSCLIMATE 3 発表【新製品】

 ミシュランの「CROSSCLIMATE 3(クロスクライメート スリー)」は、四季を通じて安定した性能を発揮するオールシーズンタイヤの最新モデルであり、これまでの「CROSSCLIMATE」シリーズで培われてきた技術を更に進化させた製品です。

 ミシュランは2015年に初代「CROSSCLIMATE」を投入し、夏タイヤとしての性能と冬道対応力を両立させるという従来の常識を覆しました。それから改良を重ね、「CROSSCLIMATE 2」では濡れた路面での制動性や雪路性能を更に磨き、欧州市場を中心に評価を高めて来ました。

 今回登場する「CROSSCLIMATE 3」は、その流れを受け継ぎながら、新世代のシリカ配合コンパウンドやV字型トレッドパターンの進化により、幅広い天候下での安心感を一段と高めています。

 発売サイズは 275/45R20 110Y XL ~ 195/65R16 92V までの35を設定します。2025年10月1日より順次発売開始です。

 特徴的なのは、夏タイヤに匹敵するドライ路面でのグリップ力と、冬用タイヤの認証である「スノーフレークマーク(3PMSF)」を取得した雪路性能を両立している点です。

 従来のオールシーズンタイヤは、どちらかに偏ることが多く、「CROSSCLIMATE 3」では路面温度の変化に柔軟に対応する最新のゴム配合が採用され、猛暑時のアスファルトでも硬くなり難く、逆に氷点下でも柔軟性を失い難いという。

 この為、高速道路や市街地のドライ走行はもちろん、突然の降雪や早朝の凍結路でも確かな接地感をドライバーに提供します。更に、トレッドパターンのブロック剛性を最適化することで、摩耗の均一化にも成功しており、ロングライフ性能にも優れる点がミシュランらしい強みです。

 また、環境性能にも配慮されています。転がり抵抗の低減により燃費効率を改善するとともに、摩耗寿命が長い為タイヤ交換の頻度を減らせることが可能。これは二酸化炭素排出削減や資源使用量の削減に繋がり、持続可能性が重視される時代の要請にも応えています。

 「CROSSCLIMATE 3」は、四季を問わず使えるという便利さだけでなく、各シーズンに求められる性能を高い次元で両立させたことに大きな意味があります。

 夏冬の交換を不要にするだけでなく、突然の天候変化に強く、環境負荷の低減にも貢献するという多面的な価値を持ちます。その為、日常の安心感を大切にするユーザーにとっては勿論、最新のタイヤ技術を体感したいドライバーにとっても注目すべきモデルと言えそうです。

 これまでのオールシーズンにありがちなどっちつかずという評価を覆し、むしろ積極的に選ばれるべき存在として確立しつつあるのが、「CROSSCLIMATE 3」の最大の魅力だと訴えます。

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