ブリヂストン BLIZZAK WZ-1 発表【新製品】

 ブリヂストンは、乗用車用スタッドレス「BLIZZAK WZ-1(ブリザック ダブルゼットワン)」を発表しました。新たなプレミアムと位置付ける商品設計基盤技術ENLITENを初搭載しました。

 1988年の「BLIZZAK」ブランド誕生以来、35年以上に渡って日本の冬道を支え、現在では北海道・北東北の主要都市で24年連続装着率No.1、全世界の累計出荷本数は3億6,000万本という信頼あるブランドに成長しています。

 発売サイズは 255/45R22 107Q XL ~ 145/80R13 75Q までの119を設定します。2025年9月1日から発売予定です。

 「BLIZZAK WZ-1」の特徴は、国内乗用車用スタッドレスとして初搭載となる商品設計基盤技術ENLITENです。軽量化・薄型化・丸みを追求するこの技術により、従来モデルと比べて氷上性能やウェット、ドライ時の総合性能が飛躍的に向上し、かつてない断トツのICEコントロール性を実現しています

 氷上性能の向上は、新トレッドパターンに採用されたL字タンクサイプによって接地面からの水侵入を抑え、その性能を支えるWコンタクト発泡ゴムは、業界初の親水性向上ポリマーを組み込むことで、発泡ゴムの水除去効果に加え、残存水分子の分子間力を活用したグリップ力の強化を実現しました。

 その結果、従来モデルである「BLIZZAK VRX3」と比較し、氷上ブレーキ制動距離を約11%短縮、氷上旋回ラップタイムを約4%向上させています。

 国内のテストでは、軽井沢の風越公園アイスアリーナにおいて20km/hからの制動距離が「WZ-1」で13.32m、「VRX3」で15.00mという数字を記録しており、氷上性能の進化が客観データとして裏付けられています。

 また雨や雪、さらにはドライ路面に至るまで多様化する日本の冬道に対応するため、WZ Motionラインと呼ばれるケースライン最適化技術を採用。これにより接地圧の均一化が図られ、圧雪、シャーベット、ウェット時の制動力や操縦安定性が向上するとともに、ドライ路でも静粛性や乗り心地が大きく改善されています。

 更にはサステナビリティにも配慮し、タイヤの柔軟性を長期間保持するロングステイブルポリマーを採用。ブリヂストン独自の技術によって、実に使用から4年後であっても従来品の新品時を超えるゴム性能を維持できると謳われており、長期使用による性能低下を抑制することで資源の有効活用に寄与します。

 「BLIZZAK WZ-1」は、氷上制動性能の劇的向上、ウェットからドライに至るあらゆる路面における安定した走行性能、そして長期使用を見据えた耐久性という三本柱によって、これまで以上に命を守るタイヤとして進化した新世代プレミアムスタッドレスと位置づけられます。

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