ヨコハマのミニバン進化 DNA から Bluearth へ。そして強化を図る

 ミニバンカテゴリーで存在感を示すのがヨコハマ「BluEarth RV-02」です。双璧とされるダンロップ「エナセーブ RV504」とは微妙な違いを示すも、発売が同じ2015年なので比較されるケースが多い。ここではヨコハマのミニバン変遷について確認してみます。

 ご存知ミニバンタイヤの先駆者は1995年に投入されトーヨーの TRANPATHシリーズです。対してヨコハマは遅れること数年、 DNAシリーズとして投入されました。DNA とは Driving(運動性能)、NVH(快適性能)、Assessment(環境性能)の頭文字からのネーミングです。1998年最初に登場したのが「DNA ES-01」と「DNA ES-02」、これはまだミニバン専用ではありません。

 しかし、市場のミニバン人気が背景となり、低燃費、ウェットグリップ、ロングライフなどを併せ持つ DNA mapシリーズをミニバン・1BOX専用として投入しました。2002年1月に「DNA map-RV」、2002年3月にはインチアップ・ドレスアップ用「DNA map-i」です。

 ここから DNA の展開が本格化します。2006年ナノテクノロジーを採用し、静粛性とロングライフを向上させた「DNA map ES340」を発売。2007年にはワンランク上のミニバン専用として「DNA GRAND map」が登場します。

 「DNA map ES340」はコンフォートミニバンとして、ミドルタイプのミニバンを対象としたのに対して、「DNA GRAND map」は大型のプレミアムを狙い、極上の静粛性と快適性を強調します。

 2010年には 環境+人に優しい をコンセプトにした BluEarthシリーズが立ち上げられ、翌2011年に「BluEarth RV-01」がミニバン用として投入されることになりました。

 BluEarth の使命はそれまでの DNA をベースにグローバルコンセプトとして世界的展開を果たすこと。よって「BluEarth RV-01」は DNA を踏襲し進化したミニバン専用タイヤです。で、踏襲は「DNA map ES340」? それとも「DNA GRAND map」?

 ヨコハマは来品のプレミアムミニバンである「DNA GRAND map」のパターンを継承しつつ、「ふらつき」を抑制する新プロファイルを開発した、と伝えています。なら目指すのは大型のプレミアムでは。

 ただサイズ設定からはミドルクラスも十分対応可能、結局フォロー範囲拡大を図った展開です。プレミアムの「DNA GRAND map」をメイン踏襲としながらも、コンフォートの「DNA map ES340」のターゲットも受け入れる、と判断すべきでしょう。

 そして2015年に「BluEarth RV-02」へと正常進化しています。転がり抵抗係数「A」はそのままに、ウェットグリップ性能を「b」から最高グレーディングの「a」へ引き上げます。その結果、ウェット制動距離で12%、ウェット操縦安定性で4%の向上を訴えます。

 2017年は、クロスオーバーSUV向けとなる新サイズ3つを追加。更には「BluEarth RV-02」をベースに、ハイト系コンパクトカーおよび軽カー向け専用を謳う「BluEarth RV-02CK」を投入しました。これにより全35サイズとなり、プレミアムミニバンから軽カーハイト系まで幅広くカバーする展開を実現します。

ミニバンタイヤ性能比較表
ミニバンタイヤカテゴリー

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