ヨコハマ GEOLANDAR I/T G072 の特徴

  • カテゴリー:SUV/4×4スタッドレスタイヤ
  • サイズ:15~16インチ
  • 扁平率:80~60%
  • 発売:2003年

製品情報

 ヨコハマ「GEOLANDAR I/T G072」は、2003年発売のSUV/4×4専用スタッドレスタイヤです。最新は「GEOLANDAR I/T-S」でありやや影が薄くなりましたが、氷上性能の高さが特徴とされています。

 ヨコハマ「GEOLANDAR I/T G072」の氷上性能は、「ダブル吸水ゴム」を採用。吸水カーボンと吸水バルーンのダブルで吸水し、氷に吸着する特性を訴えています。

 ブロックに刻まれたサイプは、ピラミッド状の立体サイプが採用され、大きな荷重がかかった時でもブロックの倒れこみを抑え、接地面を確保しグリップの向上に貢献しています。

 トレッドデザインは、センターの溝を逆V字に配置し、ウェット制動時にセンターに集まる水膜を効率よく排水する効果を発揮します。4本のメインの溝と2本のサブ溝により直進性の向上、そして氷雪路での横滑り効果も訴えています。

 ヨコハマ最新の「GEOLANDAR I/T-S」は、「GEOLANDAR I/T G072」の「ダブル吸水ゴム」に吸水ハニカムシリカを追加し、「トリプル吸水ゴム」として更なる進化を遂げたものです。

 「ダブル吸水ゴム」は発売時には注目される技術でしたが、年々進化するタイヤ技術の中では目新しさは薄れ、今では特別という評価は難しいかと。

 最近のSUV/4×4専用スタッドレスタイヤは、乗用車用に近くトレッド面は繊細にデザインされています。それに比べ「GEOLANDAR I/T G072」や同年代に発売されたタイヤは、ややシンプルなデザインに思えます。このことはドライ時の静粛性や氷上での性能面ではやはり不利であることは否めないよう。

 全体的な評価も、タイヤライフ以外はやはり最新のスタッドレスタイヤに比較すると、一回り評価が落ちるというのが正直なところ。SUV/4×4専用スタッドレスタイヤは、最新と旧製品とでは年月に開きがあり、その分技術の差も大きいのです。

 但し、同年代に発売されたタイヤの中ではヨコハマ「GEOLANDAR I/T G072」の印象は決して悪いものではなく、価格的な面でかなり期待できそうです。

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(2015.8更新)

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