グッドイヤー EAGLE F1 Asymmetric 3 の特徴

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  • カテゴリー:プレミアムスポーツ(低燃費)
  • サイズ:17~20インチ
  • 扁平率:55~30%
  • 発売:2017年2月
  • インプレッション募集中
(2019.2更新)

製品情報

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 グッドイヤー「EAGLE F1 Asymmetric 3(イーグル エフ1 アシメトリック 3)」は、ラグジュアリースポーツカー向けハイパフォーマンスタイヤである「EAGLE F1 Asymmetric 2」の後継です。

 EAGLEシリーズは30年以上もの歴史を誇ります。スポーティサマータイヤとしてラインアップ、快適な高速ドライブの提供に一貫した姿勢を示します。その筆頭に位置付けられる「Asymmetric 3」は、高いグリップ力とブレーキング力を備えたUHPとして最も革新的なスポーツパフォーマンスを謳います。

 今回、国内ラベリング制度に照らすと、ウェットグリップ性能は全サイズで最高グレーディング「a」を、転がり抵抗係数は一部を除き「A」を達成しています。これらはスポーツ低燃費タイヤに位置付けられます。

搭載されるのは3つの高度な技術

 注目の技術的主張は大きく3つです。まずコンパウンドから。剛性向上に寄与する粘性レジン採用のコンパウンドテクノロジーとなる 新グリップブースターテクノロジー は、ドライとウェットで、ブレーキング性能とハンドリング性能向上を実現します。

 またブレーキングは、路面との接地面積を拡大させる アクティブブレーキングテクノロジー を採用し、従来よりも大幅な向上効果を謳います。

 更にパターン・構造を一新し高剛性で軽量構造の レインフォースド コンストラクション テクノロジー により、ハンドリング性能とコーナリング性能、耐摩耗性、そして低燃費性能を実現します。

 メーカーが示す性能チャートでは、従来品に比較してウェット性能、特にブレーキングで大きなアドバンテージを得ています。気になったのは転がり抵抗、従来品が僅かに勝っているような・・まぁ、同等レベルかな。

グッドイヤーのスポーツラインアップ

 今回、スポーツ低燃費タイヤとして投入されたことに大きな意味を感じます。現状、絶対的なドライグリップに拘る「EAGLE RS Sport S-SPEC」がピュアスポーツに位置付けられており、プレミアムスポーツとしてトータル性能追求が「Asymmetric 3」への期待です。

 近年進むスポーツタイヤによる囲い込み、言い換えると多用なニーズに対応する幅を持たせた展開です。(プレミアム・ピュアスポーツ・ストリート) グッドイヤーもここに踏み込んだ、と捉えます。

 残るライトスポーツ、そう街中での快適性とスポーツ性能に対する要求を底辺から支えるポジションには、「EAGLE REVSPEC RS-02」の配置が謳われます。ただ少し役不足かな。

 やはり新たな施策による製品投入が理想です。その結果、スポーツカテゴリーに多様性が生まれ、多くの層を取り込むことが可能になるのでは。いずれにしても「Asymmetric 3」の存在は重要です。

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