スタッドレスタイヤの購入 最新モデルor旧モデル?

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 2017-2018年シーズンの新製品は、ブリヂストン「BLIZZAK VRX2」、ヨコハマ「iceGUARD 6」、グッドイヤー「ICE NAVI 7」、ミシュラン「X-ICE3+」、そしてダンロップ「WINTER MAXX 02」のCUVサイズ、更にトーヨー「WINTER TRANPATH TX」が加わります。(2017年9月5日現在)

 それぞれに進化レベルと拘りは注目すべき点として主張しています。同時に従来品へも過去最高レベルの興味に到達しています。この1~2年は極めて目立つ動きで、今シーズンは更に強調されています。

 展開は最新となる製品をメインに据えながらも、従来品に新たな役割を持たせます。双方に性能差があるのは明らかながら、そこを差別化として展開の有効性に繋げます。

 ここを踏まえた上で、スタッドレスの購入に関して新製品となる最新モデルがいいのか、それとも従来品(旧モデル)でも十分なのか触れてみたい。

(2017.9更新)

考え方はこうなる!

 スタッドレス市場は、新製品の進化レベルが更に向上している印象です。しかし、従来品もまだまだ現役でありそれを含めた豊富な商品展開に、正直頭を悩ませる人も多いのでは。

新製品は進化!

 新製品の傾向は、氷上性能と低燃費、そして寿命(ライフ)に対しての性能向上が特に進歩著しいかな。この実現は相反する性能を両立させなければならず、その工夫も最新モデルの特徴と言えそうです。

従来品は?

 高度な技術が投入された新製品に対して、従来品へのある意味妥協で得るのは価格かな。これは最後に触れるとして、それ以外での考え方はどうだろう。

 例えば、降雪地域で日常的な利用であっても、街中で平坦な道が多くそれほど路面状況の厳しさがない場合などは旧モデル、そう従来品でも十分耐えられる、と考えます。また雪道に対する慣れそして自信があるのなら、必ずしも最新でなければ、ということでもないはずです。

こんな人ほど新製品!

 しかし、スキーなどウインタースポーツへ行くことが多い人。また降雪地域で厳しい環境下にある人なら新製品を勧めます。アップダウンに対する信頼性やアイス路面での効きに安心感が得られるはず。更にここ重要かな。初心者や雪道に不慣れな人ほど最新モデルの装着が理想です。操縦技術に頼ることは難しく、最新の高性能タイヤに少しでも安心安全を委ねたい。

価格への興味なら・・

 そして価格的かな。従来品は安価、新製品は高価です。ただ最新はゴムの柔らかさを維持する効果が高く、同じ使用環境下なら従来品より寿命が長くなります。1年当たりのコストでは従来品よりも安くなることが期待出来ます。

 いずれにしても、新製品がいいのか、それとも従来品なのかは、その使用環境を考慮した上で判断することが重要です。