2020-2021年スタッドレスタイヤ性能比較!!

トーヨースタッドレスタイヤ性能比較

 トーヨーのラインアップ、「Winter TRANPATH TX」がまずは話題の中心でしょう。「Winter TRANPATH MK4α」の実質後継ながら、ミニバン専用とは謳わずSUVやミニバンなどの ハイト系 を強調します。

 一方従来のラインアップはどうよ? 2ブランド3製品が揃うも展開は少し厳しい気がします。乗用車用「OBSERVE GARIT GIZ」は7シーズン目、「GARIT G5」は12シーズン目、そしてSUV/4×4専用「OBSERVE GSi-5」は8シーズン目。

 「OBSERVE」シリーズ回帰の印象を引き寄せながらその後は放置、とも取れるこの動き。一新したラインアップの活性化を実現して欲しいところなのですが‥

 そしたら2020-2021年シーズン出ましたね。乗用車用「OBSERVE GARIT GIZ」の後継となる「OBSERVE GIZ2」です。冬道での路面変化に対応、進化を遂げたNEWスタッドレスを謳い、コンパウンド、パターンも最新化し新たな次元で開発された製品です。

 ならこれがラインアップの筆頭になるのでは? 思うもそこはトーヨーの拘りを尊重したい。乗用車用、ミニバン(SUVやミニバンなどのハイト系)用、SUV/4×4用の3カテゴリーを展開するのはトーヨーが唯一です。細分化による専用タイプによって持つアドバンテージを大いに主張して欲しい。

 ということで、それまでミニバン専用を謳った「Winter TRANPATH」シリーズがSUV用も兼ね「Winter TRANPATH TX」として筆頭の位置をキープ。本来なら乗用車用がそのポジションを確保するのが一般的ながら、続くのが乗用車用「OBSERVE GIZ2」となる変則?的なラインアップを形成。しかし、これ昨今の車種事情には意外と的確な施策になるかもしれません。

ミニバンへ回帰

 近年スタッドレスタイヤの全体傾向として1つの製品で乗用車用は勿論、ミニバン等にも対応する汎用性能が高度化、SUV/4×4以外での専用性が薄らいでいます。

 これが意味するものは新たなカテゴリーの細分化は必要なし、の様相が強まっているということ。現状トーヨー以外でこの対応を謳うメーカーは見られません。

 ミニバン専用はふらつきなどによる片減りや偏摩耗の抑制により、効きを高めるのが最大の主張点です。そこでトーヨーは、ミニバンだけに留まらずSUVをも取り込んだハイト系への対応に向かいます。2017年に発売された「Winter TRANPATH TX」はこのアドバンテージを強調する製品です。

 最新は夏タイヤのミニバン対応技術を蓄積したことから実現したもの。その歴史は結構あるんです。確認してみましょう。

 遡ること1998年、「Winter TRANPATH ms」が初代です。1995年に夏タイヤにおけるミニバン専用として「TRANPATH MP」シリーズを他メーカーに先駆け発売、この流れによってスタッドレスにも専用を、の発想を採用します。

 2002年発売の「Winter TRANPATH M2」は、氷上での引っ掻き効果が高いクルミ殻をトレッドゴムに配合した製品です。3代目は2005年発売の「Winter TRANPATH MK3」、コンセプトはクモの巣状の特殊な形状であるスパイダーサイプが、全方向360°効きを発揮する。

 そして2008年に投入された「Winter TRANPATH MK4」は、トリプルトレッド構造をスタッドレスで初めて採用、全方向に効く360°スタッドレスのコンセプトを踏襲します。で、最新へ繋がるのが2011年発売の「TRANPATH MK4α」、「MK4」と比較してアイス性能の進化を訴えました。

 トーヨーにはミニバン先駆者としての意地、今後も継続して欲しいと願います。しかしながら、他メーカーはミニバンよりもSUV/4×4専用強化へ向かうような。夏タイヤで獲得したユーザーをスタッドレスでも囲い込みます。

トーヨースタッドレスタイヤ性能比較

乗用車用

OBSERVE GIZ2 〔NEW〕

冬道での路面変化に対応、進化を遂げたNEWスタッドレス! ウェット性能を高め冬道での路面変化に対応、ゴムの経年変化によるアイス路での摩擦力低下を抑制、アイス路での性能が長持ち。新たな次元で開発されたコンパウンドとパターン採用。

製品詳細

OBSERVE GARIT GIZ

「GARIT G5」の後継。凍結路面での性能確保の為に氷の表面に出来るミクロ単位の水膜に対応。NEO吸着ナノゲルゴム、新吸着3Dサイプ、コンビネーションブロック」を採用、吸水・密着・ひっかきの3大効果を訴える。

製品詳細

GARIT G5

全方向に効く360°スタッドレス 継承。吸着ナノゲルゴム、鬼クルミの殻、吸水カーボニックパウダー などの採用。これらを効率よく使うことで路面に対する吸水力を高め、ひっかき効果で冬のあらゆる道で安定した走行が可能となる。

製品詳細

ミニバン/SUV/4×4用

Winter TRANPATH TX

敢えてミニバン専用とは謳わずSUVやミニバンなどのハイト系を強調、新たなジャンルを狙う。HVやSUVでのふらつきを低減し冬道でもしっかり感が得られる。従来品比較でアイス制動性能12%の向上を示す。

製品詳細

OBSERVE GSi-5

「TRANPATH」から「OBSERVE」へ復活。360°サイプ は全方向にエッジ効果を発揮、縦方向だけでなく横や斜めのすべりにも対応した ファーストエッジ加工、アイスバーンで高いグリップ力を発揮する 3Dグリップサイプ を設定。

製品詳細

タイヤWEBサイト
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