2020-2021年スタッドレスタイヤ性能比較!!

ブリヂストンスタッドレスタイヤ性能比較

 ブリヂストンは2017年に投入した「BLIZZAK VRX2」が中心になる展開です。これに加え「BLIZZAK VRX」が従来品として「VRX2」を支える役割を担います。基本的にこの体制に変化なし。

 「VRX2」は4シーズン目となり最強スタッドレスの本領発揮へ更に向かう。一方「VRX」はサイズ整理が進み役割の軽減が顕著になるかと。完全移行にはならないけれど位置付けには大きな変化が見られます。

 SUV/4×4専用は過去最大に盛り上がるはず。そう世界的な車種人気の影響です。国内市場も例外じゃない。投入される「DM-V2」は専用性への拘りが強化されています。CUV対応が謳われる中でも一貫した初期コンセプトを踏襲、乗用車用「VRX」の技術流用で大きな性能進化を実現します。

 そして「VRX2」の新技術を搭載した「DM-V3」が投入され2シーズン目。こっちが本筋ですね。アクティブ発泡ゴム2 を搭載したことでアイス性能強化に更なる信頼性が増します。ブリヂストンが攻めの姿勢に転じます。

BLIZZAKの歴史は発砲ゴム

 ブリヂストンのスタッドレスタイヤブランド「BLIZZAK」は、1988に登場したした「PM10」「PM20」、1992年の「PM30」が始まりです。2013年シーズンで25年を迎え、この時登場したのが「VRX」です。集大成を謳い最上のアイス性能に高い自信を示します。

 ブリヂストンの進化が止まらない。最大となった「VRX」を超える「VRX2」の登場で新たな歴史を不動のもにとします。

 1970年後半から1980年初頭は、スパイクタイヤ全盛による粉塵公害が社会問題化した時期です。これがタイヤメーカのスタッドレス研究開発に拍車を掛けました。しかしながら課題は多く、スパイクピンを使用しないで如何にアイス性能を向上させるか、難題だったでしょうね。

 アイス性能を向上させる為に見出したのはゴムの中に極小の泡を取り込み、スポンジのような柔らかさを持った素材です。アイス路でグリップ力を得る手法の一つとして、トレッド表面に微細な凹凸をもったゴムが開発されました。

 アイス路で滑りの原因となるのはタイヤとの間に発生する水膜です。この水膜を取り除くことで、アイスグリップを向上させることになります。これが 発砲ゴム です。

 そして更に滑る難易度が高いミラーバーンの対応にとことん研究を重ね、誕生したのが1994年の「MZ-01」です。1997年には気泡に水路を加えた 連鎖発砲ゴム を採用した「MZ-02」、更にはその水路を大径補強した メガ発砲ゴム へと進化した「MZ-03」が2000年に登場します。水膜を効率的に排除する拘りの製品です。

 ここから更に向上を果たす為に、発砲ゴム にプラスして氷を引っ掻く技術を実現します。それが バイト粒子 です。2003年の「REVO1」で採用、2006年には レボ発泡ゴムZ 採用の「REVO2」を投入します。

 素材技術の進化と伴にトレッドパターンも同時に進化します。トレッド幅を広げ溝幅を小さくし、接触面積を増やしています。2009年登場の「REVO GZ」は左右非対象パターンを採用、縦の動きに対する対応が飛躍的に向上しました。

 そして2013年に「VRX」が投入。集大成と呼ばれる所以はこれまで培ってきた技術の積み重ね。アイス路を制するタイヤが最上、と評されるのは至極当然のことでは。

 これさえも上回るのが「VRX2」です。集大成を超えると何と呼べばいい? いずれにしても「VRX」からアイス性能10%の向上。その他諸々大きな進化を遂げています。最強スタッドレスの本領発揮へ更に向かいます。一方「VRX」はサイズ整理が進み役割の軽減が顕著になるかと。完全移行にはならないけれど位置付けには大きな変化が見られます。

SUV/4×4もBLIZZAKへ

 「BLIZZAK」シリーズのSUV/4×4として登場したが「DM-Z3」からでは。2002年だったかと。1994年に投入された乗用車用「MZ-01」がベース、水膜を除水する 発砲ゴム が初めて採用された製品でした。

 ただ「BLIZZAK」以前としてなら「WINTER DUELER DM-01」、「WINTER DUELER DM-Z2」が従来品になるかと。なお「DM-Z3」は最新でも僅かながらサイズが構築されています。いまだ既存としての役割が残ります。

 「BLIZZAK」シリーズのSUV/4×4としてメジャー化したのは2008年投入の「DM-V1」でしょう。乗用車用「REVO2」で採用された レボ発泡ゴムZ を採用、「DM-Z3」に対し特にアイスブレーキ性能の向上が強く謳われました。

 続く「DM-V2」は2014年発売です。「VRX」の アクティブ発泡ゴム を採用し高度なアイス性能向上を実現します。

 そして2019-2020年。そう昨シーズンへ向けた新作として「DM-V3」へ到達します。実質5シーズン目でのチェンジ、乗用車用で既存最新の「VRX2」が採用する アクティブ発泡ゴム2 搭載です。「BLIZZAK」シリーズにおける信頼を更に強固なものにした基幹技術です。

BLIZZAKの由来

 英語で大吹雪を意味する Blizzard(ブリザード) と、独語でのこぎりなどのギザギザの歯を意味する Zacke(ツァッケ) とを組み合わせ「BLIZZAK(ブリザック)」と名付けたという。1988年に発泡ゴムを採用した乗用車用スタッドレスタイヤの発売がきっかけです。2018年シーズンには30年を迎えました。

ブリヂストンスタッドレスタイヤ性能比較

乗用車用

BLIZZAK VRX2

ブリヂストン「BLIZZAK VRX」が進化、投入された製品は「BLIZZAK VRX2」。従来品に比較して 氷上ブレーキ10%短縮、摩耗ライフ22%向上、静粛性向上(騒音エネルギー31%低減)など大幅な性能向上を謳う。

製品詳細

BLIZZAK VRX

BLIZZAK 技術の集大成では、アクティブ発泡ゴム、新非対称パタン、新非対称サイド形状の新技術3つを採用。「REVO GZ」と比較して、氷上ブレーキ、ウェットブレーキ、転がり抵抗でいずれも10%の短縮だという。

製品詳細

SUV/4×4用

BLIZZAK DM-V3

SUV/4×4専用スタッドレスタイヤが進化、「BLIZZAK DM-V3」として投入された。注目は「BLIZZAK VRX2」で採用の アクティブ発泡ゴム2 を搭載したこと。これ2017年登場から「BLIZZAK」シリーズにおける信頼を更に強固なものにした基幹技術だ!

製品詳細

BLIZZAK DM-V2

アイス性能の極上化へ乗用車用「BLIZZAK VRX」で評価を得た アクティブ発泡ゴム を採用。ゴム内部の水路の表面をコーティング、水膜が流れ込みやすくし効率的に除水。ブロックの倒れ込みを抑える。主役は「DM-V3」へ譲る。

製品詳細

タイヤWEBサイト
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